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太鼓鐘貞宗 刀剣特集 – 日本の名刀をご紹介

【太鼓鐘貞宗の歴史と概要】

 

太鼓鐘貞宗(たいこかねさだむね)は鎌倉時代に作られた短刀で、日本の重要文化財にも指定されているんだ。
現在は個人収蔵品として東京都墨田区にある刀剣博物館に保管されているよ。

太鼓鐘貞宗と言えば、独眼竜で有名な伊達政宗が愛用していた刀として有名なんだ。
また太鼓鐘貞宗は「享保名物帳」にも所載されているよ。

作者は相模国の彦四郎貞宗。
貞宗は鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した刀工である正宗の弟子、もしくは子であるよ。
貞宗の作った刀は、在銘作品は皆無に等しく、作風は正宗に似て力強く覇気があるものの、正宗よりも整っていて穏やかであると評されているよ。

 

刀剣レモン
刀剣レモン
あの伊達政宗の愛刀!!

 

次に太鼓鐘貞宗の来歴をまとめてみよう。

<堺の豪商>

大坂・堺の「太鼓鐘」という名の豪商が所有していたよ。

 

<徳川将軍家>

江戸時代初めに、毛利藤四郎秀包より徳川将軍家へ献上された。

 

<徳川頼宣>

徳川将軍家から駿府御分物によって、紀州徳川家の徳川頼宣へ渡ったよ。

 

<徳川秀忠>

元和3年(1617年)に徳川頼宣が将軍・徳川秀忠に献上。

 

<伊達忠宗>

慶長16年(1611年)徳川秀忠は養女である振姫(元々は姫路藩主・池田輝政の娘であった)と仙台藩主・伊達忠宗の2人をいいなずけとして婚約させていたよ。

元和3年(1617年)12月13日に、結婚式を挙げ、同月18日に伊達忠宗が秀忠へ御礼を申し上げた際に、秀忠から忠宗に太鼓鐘貞宗が下賜されたと言われているの。
ちなみにこの際に、秀忠は太鼓鐘貞宗とともに長船長光の太刀も贈ったそう。

 

<伊達綱村から伊達吉村へ>

元禄9年(1696年)1月28日、仙台藩4代藩主・伊達綱村の養子・伊達吉村が将軍お目見えの際、綱村より譲られたよ。

 

<伊達家へ代々伝わる>

5代・伊達吉村は享保5年(1720年)に太鼓鐘貞宗を6代・伊達宗村に与えたよ。
それ以降、伊達家の蔵刀として代々相伝し、仙台藩伊達家に伝わるよ。

 

<近代>

太鼓鐘貞宗は明治16年(1884年)に仙台から東京の伊達邸に移されたよ。

昭和4年(1929年)3月の日本明宝展覧会では伊達興宗伯爵の所持になっているんだ。
昭和9年(1934年)7月31日に重要美術品に指定、昭和13年(1938年)7月4日には旧国宝(現・重要文化財)に指定されているよ。
戦後に入って伊達家の所有を離れて個人収蔵となった太鼓鐘貞宗は昭和36年(1961年)の「正宗とその一門」では渡辺国武氏が所持。

昭和43年(1968年)の「名物日本刀展」では渡辺武三が所持。
2020年には東京都墨田区にある刀剣博物館に保管されているよ。

 

太鼓鐘貞宗は伊達家で長い間、重宝として大切に保存されていたんだ。
寛政元年(1789年)に仙台藩の御刀奉行を務めていた佐藤東蔵が、藩主の命令で編集した「剣槍秘録」によると、太鼓鐘貞宗は一巻25番に記録されているよ。

伊達家の蔵刀管理として春・夏・秋・冬の四季と番号が管理番号として記されていて、蔵刀は厚紙札に刀袋の緒に括り付けられたり、白鞘の柄に朱書きされたりしていたんだ。
太鼓鐘貞宗はその中で「春二号」と記されていたよ。
「春一号」が欠番となっていたことから、太鼓鐘貞宗は伊達家第一の重宝として大切に保存されていたことが分かるね。

 

刀剣レモン
刀剣レモン
伊達家で大切に受け継がれてきた名刀なんだ!

【太鼓鐘貞宗の作風】

 

太鼓鐘貞宗は貞宗の作中の中では最も小振りな短刀だよ。
貞宗らしい穏やかな作風が特徴で、貞宗作中の傑作とも言われているんだ。

 

<刀身>

刃長は24.85cm(八寸二分)
平造りで、三ツ棟、反りはほとんどないがやや内反り。
貞宗作の中では比較的細身なんだ。

 

鍛えは、板目肌詰み、先に流れごころの肌交じり、地景よく入り、地沸微塵に厚くつく。
刃文は浅い湾れに小互の目、箱刃風の刃、湯走り交じり、匂深く、沸よくつく。

指表には腰樋の中に素剣が浮き彫りしてあり、指裏には、同じく腰樋の中に宝棒が浮彫にしてあるよ。
茎には銘は無く、中心舟形のうぶ、目釘穴は4つでそのうち2つは埋めている。
茎尻は剣形となっているよ。

 

<外装>

刀の持ち手部分である柄には白鮫が使われていて、柄と刀を固定する目釘穴を隠す装飾品である目貫には二疋獅子の出し目貫が用いられているんだ。
また鞘は黒塗り、付属する小刀は駿河守盛道の作だよ。
小柄は赤銅で作られていて、下緒は紫色なんだ。

 

 

【太鼓鐘貞宗の豆知識】

 

太鼓鐘貞宗のエピソードや豆知識をまとめてみるね。

 

<太鼓鐘貞宗の名前の由来は?>

太鼓鐘貞宗という名前は、大坂・堺の「太鼓鐘」という名の豪商がこの刀を所有していたため「太鼓鐘貞宗」と呼ばれるようになったよ。
ちなみに江戸時代には将軍徳川家の所有となっていたんだ。

家康の遺品分与品である駿府御分物帳には、刀剣の仕分け等級や預け置き先などを記した「上々腰物帳」の項に「たいこかね貞宗 もり藤四郎」と記載されているよ。
このことからも毛利藤四郎から徳川将軍家へ献上されたのでは?と考えられているんだ。

 

<日本刀に大きな情熱を注いでいた伊達政宗は刀コレクターだった>

鼓鐘貞宗を所有していた伊達政宗と言えば、独眼竜で有名だよね。
実は伊達政宗は日本刀に対して大きな情熱を注いでいた愛刀家だったんだ。

政宗は家臣の刀を酒の席でチェックしていたと言われていて、徒士衆が相応の刀や脇差を差せないのは大将にみだしなみがないせいだと考えていたそう。

良い刀を所持している者に対しては褒めて関心を持たせる必要があると近侍たちにも教え説いていたんだ。
それほどまでに伊達政宗は刀を重んじていたんだよ。

 

政宗が所持していた刀は太鼓鐘貞宗の他にも

・黒坊切景秀(くろんぼぎりかげひで)
・振分け髪正宗(ふりわけがみまさむね)
・大倶利伽羅広光(おおくりからひろみつ)
・はばき国行(はばきくにゆき)
・亘理来国光(わたりらいくにみつ)
・鎬藤四朗吉光(しのぎとうしろう)
・燭台切光忠(しょくだいきりみつただ)
・別所貞宗(べっしょさだむね)
・牛王吉光(ごおうよしみつ)

などが有名だよ。

さらにこれ以外にもたくさんの刀を収集していたんだ。

 

刀剣レモン
刀剣レモン
伊達政宗公は刀の熱心なコレクターだったんだね!?すごい数の名刀を保有していたんだね!!

 

<刀好きな伊達政宗にはお抱えの刀鍛冶までいた?!>

なんと伊達政宗は刀好きが高じて、国包(くにかね)という刀鍛冶を育成していたんだ。
この国包は伊達政宗のお抱えの刀鍛冶になり、政宗からの命令で京の越中守正俊のもとで学んだと言われているの。

 

その当時、新刀初期で相州伝の刀が流行していたんだ。
それにも関わらず国包は時流とは違う古典的作風だったよ。

その作風が伊達政宗にたいそう好まれていたんだ。
国包以降もその一門は14代続いて、明治に入るまで伊達家のお抱え刀工として活躍するよ。

 

 

<太鼓鐘貞宗は同名の刀が2つ存在する?>

ここまで仙台藩伊達家所蔵の太鼓鐘貞宗について紹介したけれど、実は太鼓鐘貞宗には同名の刀が2つあるんだ。
もう1つの太鼓鐘貞宗は下総佐倉藩藩主稲葉家所蔵なんだよ。

 

下総佐倉藩の藩主であった稲葉正往が所持していた太鼓鐘貞宗の由緒に関しては不明。
稲葉家には贈答の記録に残されていないため、徳川将軍家からの伝来品ではないと判断できるんだ。
ただその一方で、元和頃に記された「本阿弥光柴押形」では「御物」と記されているため、徳川将軍家に伝わっていたものとも見られているの。

稲葉正往は春日局の曾孫であり、妻が3代将軍・家光の異母弟で知られる保科正之の娘なんだ。
そのため稲葉家と徳川将軍家とは距離が近く、太鼓鐘貞宗が伝わってきたものと考えられているんだ。

 

仙台藩伊達家に伝来した刀と稲葉家の刀は同じなのでは?という説もあるものの、「享保名物帳」には稲葉家伝来として八寸三分半の短刀として記録されているの。

現存する太鼓鐘貞宗の長さは八寸二分であり、稲葉家に伝わっていた刀とは長さが異なる点からも同一ではないと言われているんだ。
さらに伊達家の記録にも稲葉家との贈答の記録が残っていないため、その点においても同名の刀が2つあったとされているよ。

差表に棒樋のなかに浮き剣、差裏に護摩箸の彫物があり。
目釘孔は5個で、そのうち2つは埋める。

 

刀剣レモン
刀剣レモン
14代も続く刀鍛冶もお抱えた伊達家、あっぱれな名刀コレクターでございます!!

 

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(公式サイトより引用)

 

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