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女性の一生を守る「粟嶋堂崇徳寺」は人形供養のお寺として有名!

粟嶋堂宗徳寺 from google

粟嶋堂崇徳寺は女性一生の守り神として知られており、多くの女性が参拝に訪れるパワースポットなんだ。

ここでは京都にある粟嶋堂崇徳寺の魅力についてまとめてみよう。

 

【粟嶋堂崇徳寺は女性一生の守り神「あわしまさん」】

 

粟嶋堂崇徳寺は京都駅から徒歩10分のところにある、室町時代開山のお寺だよ。
女性一生の守り神「あわしまさん」と呼ばれ、人々から親しまれているんだ。

女性をお守りしてくれる神様が祀られており、女性の病気平癒のご利益があやかれるよ。
その中でもとくに婦人病平癒、手術成功、安産子授け、良縁祈願、厄除け、所願成就などにご利益があり、女性の守り神として厚い信仰があるんだ。

お守りは「女性の御守り」という名前で親しまれていて、昔からかんざしや人形など女性の奉納品が多いよ。
その名残から人形供養を行っているんだ。

 

粟嶋堂宗徳寺 from google

 

【粟嶋堂崇徳寺の歴史】

 

粟嶋堂崇徳寺は京都市下京区にある西山浄土宗に属する崇徳寺境内にあるお堂のことなの。
崇徳寺は応永年間(1394年~1427年)に行阿上人が開山。
御本尊は阿弥陀如来だよ。

 

粟嶋堂は今から約600年前の宝徳年間に、南慶和尚が紀伊の国の淡島にて虚空蔵菩薩像を感得せられて上洛をしていたそう。
その途中に、この辺りで虚空蔵菩薩像が重くなったのを、ご神意として鎮守・粟嶋明神をお祀りしたのが始まりと言われているよ。
粟嶋大明神には、少彦名命(すくなひこなのかみ)の本地仏・虚空蔵菩薩を安置しているんだ。

 

1602年(慶長7年)に繁空が中興。
江戸時代には粟嶋明神の霊験は人々に広く伝わり、孝明天皇や光格天皇は度々参詣されたそう。
歴代の后妃も篤く信仰されたんだって。

 

また皇族だけではなく、俳人・与謝蕪村、文人画家・富岡鉄斎などもこの粟嶋堂にお参りしており、今もその足跡を残しているんだ。
境内には与謝蕪村の句碑もあるよ。
「粟嶋へ はだしまゐりや 春の雨」この句は、娘の病気平癒祈願に訪れた与謝蕪村が詠んだ句になるの。

 

その後、明治時代の神仏分離によって「粟嶋神社」から「粟嶋堂」へと改められたよ。
粟嶋明神の乗跡・小彦名命は古くから医薬の祖神として信仰されてきたんだ。
男女ともに下の病に霊験あらたかなんだ。

 

粟嶋堂宗徳寺 from google

 

【「あわしまさん」は女性に優しい神様】

 

粟嶋堂崇徳寺でお祀りしている粟嶋大明神は女性一生の守り神と言われていて、「あわしまさん」の名前で親しまれているの。

あわしまさんは子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫、更年期障害など婦人病の平癒をはじめ、諸病平癒にご利益があるよ。
日々の暮らしの安穏を祈る方々や、手術の成功、術後の回復を祈る方など多くの方がお参りしているんだ。

 

粟嶋堂宗徳寺 from google

 

<粟嶋堂の護摩木>

粟嶋堂を参拝するのであれば、護摩木にお願いごとを書いてみよう。
粟嶋大明神の力を借りたいという気持ちを込めて、護摩木の表に名前と年齢、裏側に願いごとを記入するんだ。
書き終えた護摩木は赤い箱に納めるの。
納めた護摩木は5月5日に執り行われる柴燈大護摩供にお焚き上げしてもらえるよ。

最近では良い人間関係を願い、良縁祈願に訪れる方も多いそう。
男女のご縁だけではんかう、身動きの取れない人間関係を解きほぐすのにもあわしまさんが助けてくれるそう。

 

粟嶋堂宗徳寺 from google

 

【粟嶋堂崇徳寺の人形供養】

 

粟嶋堂崇徳寺では人形供養を行うお寺として有名なんだ。

紀州徳川家の姫たちが幼少時代に使用していた雛人形をこの粟嶋堂に奉納したことから「人形供養のお寺」として広まっていったと言われているよ。
万物に魂が宿るというように、人形に対しても心がある、命があると感じ、大切にしようという気持ちを持っているの。

 

粟嶋堂崇徳寺では人形に対して「これまでどうもありがとう」と感謝の気持ちをお伝えして供養をしているよ。

人形供養できる人形は、一般の人形(ひな人形・御所人形・市松人形)やぬいぐるみ(大小不問)、陶器製人形(伏見人形・瀬戸物)、セルロイド人形、フランス人形、手作り人形、こけし、民芸品、五月人形の鎧兜など幅広いんだ。

 

ただし供養対象は人形だけであり、ガラスケースや台座、装飾品等は供養対象外になるので注意しよう。
供養に関しては直接持ち込みと郵送どちらも受付しているよ。

 

お坊さんうさぎ
お坊さんうさぎ
お人形さんはなかなかサヨナラしずらいですものね。。。

 

粟嶋堂宗徳寺 from google

 

【粟嶋堂崇徳寺の授与品】

 

粟嶋堂崇徳寺ではさまざまなお守りを授与しており、郵送での申込受付にも対応しているよ。
ここでは人気のお守りを紹介しよう。

 

<女性の御守>

女性一生の守り神「あわしまさん」のお守りだよ。
赤色と紫色の2色展開で、病気平癒や手術成功、良縁や安産子授け、厄除け開運など女性に関するすべてのことを守りしてくれるの。

 

<安産御守>

十月十日の間、母子ともに健やかに暮らせるようにと願ったお守りだよ。

 

<一願成就御守(藤紫・桜)>

たった1つの強い願い事のお守りだよ。
願いごとを記したお札をお守りの中に納めて作るんだ。

 

粟嶋堂宗徳寺 from google

 

【粟嶋堂の見どころを徹底解説】

 

粟嶋堂はそれほど大きくはないものの、見どころはいくつかあるよ。
粟嶋堂を訪れたらぜひとも覚えておきたいスポットをまとめてみよう。

 

<本堂>

粟嶋堂の本堂は、南北朝時代の1330年頃に建立されたもの。
かつては伏見にあり、安土桃山時代に豊臣秀吉の伏見城築城の際に移されたそう。

 

<なで仏「賓頭盧(びんずる)尊者」>

粟嶋堂の右手にはなで仏である「賓頭盧(びんずる)尊者」が鎮座しているよ。
賓頭盧(びんずる)尊者は自分の体の悪いところを撫でて、次に賓頭盧(びんずる)様の同じ部分を撫でると、その箇所が良くなると言われているの。
本来は赤い色をしていた賓頭盧(びんずる)尊者だけど、たくさんの参拝客が撫でているため色が剥げてきているよ。

 

<摂社「咲分稲荷大明神・弁財天」>

咲分稲荷大明神・弁財天は咲分稲荷大明神のお社。
弁天様の社にはいつもお花が供えられているよ。
粟嶋堂ではお花が多く供えられているんだ。

 

咲分稲荷大明神は艶やかに咲き分ける花樹に由来しているの。
紅に白に、陰に陽に咲き広がる花のごとく、人々の人生もまた花開く善きお導きがあるように参拝しよう。
出世や敬愛のご利益にあやかれるよ。

 

<与謝蕪村の句碑>

俳人・与謝蕪村は粟嶋堂を参詣したことがあるの。
境内には与謝蕪村が娘の病気平癒の祈願で訪れた時に読んだ句が句碑として残されているよ。

 

<人形舎>

人形舎は人形供養をする場所。
人形舎にはひな人形や日本人形、招き猫などさまざまな種類の人形がずらりと並んでいるよ。

 

<石造弥陀板碑>

神殿背後にある花崗岩製の石燈籠は「弥陀板碑」と呼ばれているの。
表面には定院の阿弥陀坐像を陽刻していて、頭部左右に観音・勢至の種子を陰刻して阿弥陀二尊としているんだ。

この弥陀板碑の下方には室町時代の「応永二十八年(1421年)」の刻銘があるよ。

 

<芭蕉>

境内には芭蕉が植えられているの。
芭蕉は薬草として知られていて、下半身の病に効能があると言われているの。
芭蕉薬湯は粟嶋堂でも使われてきたそう。

 

芭蕉はバショウ科の多年草で、江同時代にシーボルトらは「ムサ・バショウ」の学名を付けたよ。
芭蕉の葉を乾燥させたものは生薬となって、利尿作用や解熱作用があるんだ。
粟嶋堂の寺紋も芭蕉の葉っぱに起因すると言われているよ。

 

 

【粟嶋堂崇徳寺の住所とアクセス】

 

住所

京都府京都市下京区三軒替地町124

 

アクセス

京都駅を出て、西へ徒歩10分。

など。

公式サイトより引用