三日月宗近 – 刀剣特集 – 日本の名刀をご紹介
2020年10月13日
新選組ってどんな組織だったの？新選組について詳しく解説♪ その2
2020年10月17日
歴史好きの人なら、「新選組」というワードを聞いたことがあるよね。
大河ドラマや映画になることも多いから、新選組ファンという人は多いはず。
今回は新選組というワードは聞いたことがあるけど、詳しくはわからない…という人のために、新選組とは何者だったのか？
について分かりやすく解説していくね♪
目次
【ゲームや小説の主人公としても人気！】
新選組を題材にしたドラマ、映画、小説はすごく多いんだ。
NHK大河ドラマでは2004年に香取慎吾さん主演で「新選組！」が放映されているね。
また、2020年には司馬遼太郎原作の映画「燃えよ剣」の公開が決定しているよ。
こちらも新選組を題材としていて、V6の岡田准一さんが主演を務めるんだ。
ドラマや映画だけではなく、幕末時代を取り扱った小説、コミック、ゲームなど、新選組は色々登場してくるから馴染みがあるという人も多いよね。
テレビやドラマ、ゲームなどに登場する時には、必ずと言っていいほど浅葱色（水色）に袖を白く山形に染めた羽織を着ている姿で登場するから、水色と白の着物を着た人達…と連想する人もいるんじゃないかな。
【以前は悪役で描かれることが多かった？】
新選組というと、人気キャラクターで特に歴女を中心に、圧倒的に女性からの支持が高いんだ。
しかし、実はかつての映画やドラマ、芝居などで新選組が登場する場合には、完全な悪役として描かれていたんだよ。
新選組は、明治維新の敗者であって、勝者である明治政府からすれば、憎むべき敵という立場だったから悪役として登場していたの。
悪役として登場する新選組という流れは、大正時代以降も続いたそうで、主人公が勤王方で幕府方の新選組は適役だったんだ。
ではいつから新選組はヒーローになったんだろう？
それは、戦後しばらくして、新選組を主人公とする司馬遼太郎作の小説「新選組血風録」や「燃えよ剣」などがドラマ化されて、大衆の間でも徐々に新選組のイメージや評価が変わってきた…と言われているの。
【新選組はどんな組織だったの？】
実際のところ、新選組はどんな組織だったんだろう？
現在の京都市で活躍していた新選組は1863年3月12日に誕生し、1869年5月14日に解散するまで約6年の間存在したんだ。
幕末の京都で、治安維持、反幕府活動の取り締まりにあたっていた警察組織こそが新選組だったの。
また、反幕府の勢力が武力蜂起をすれば、幕府方の一部隊として戦う武装集団でもあったんだ。
新選組には腕利きの剣士がそろっていて、「史上最強の剣客集団」と呼ばれることもあるよ。
新選組は、志願者によって作られたんだ。
徳川幕府存続のために倒幕派たちと戦い、最後には賊軍として滅びてしまうんだよね。
活躍した期間はわずか6年しかないのに、いまだにこんなに人気があるのってすごいよね。
【新選組という隊名の由来はなに？】
新選組という名前は、なんだかかっこいい！ですよね。
この新選組という隊名には何か意味や由来があるのでしょうか？
新選組の隊名の由来は諸説あり、
・もともと会津藩の軍編成にあった武芸に秀でた精鋭舞台「新選組」の名前を賜った説
・「新しく選ばられた者たち」という意味がある説
が有力として知られています。
また新選組と言えば、浅葱色（水色）の羽織が印象的ですよね。
この新選組の隊服は、袖口を山型に染め抜いた浅葱色（水色）のダンダラ羽織で、芝居「忠臣蔵」の赤穂浪士討ち入りの衣装の柄となっているんだ。
浅葱色は武士が切腹の際に着る袴の色なんだ。
新選組の強い決意が現れているよね。
ただ実際のところ、新選組がこの隊服を着たのはわずか1年程度で、その後はできるだけ目立たないように黒衣・黒袴・黒羅紗筒袖の陣羽織などを着ていたと言われているの。
【新選組って何人いたの？！】
新選組は何人か有名な人を知っている！という人も多いはず。
では実際に、隊員は何人くらいいたんだろう？
新選組の当初の隊士は13名で、長男でなければ年齢、身分による制限はなし。
尽忠報国の志が高い健康な男性であれば試験もなく入隊できたそう。
はじめは13人で活動していた新選組だけど、徐々に隊員数が増え、一時期は隊士が200名を超えた時もあったんだって。
200名とはかなりの大所帯だよね。
新選組の体制はよく変わったそうで、新選組が大規模化した時には、1番隊～10番隊まであってそれぞれ、伍長、平隊士が10名ずつ配属されたんだ。
次回は新選組のメンバーにや新選組の強さの秘密にも迫ってみるね。
