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徳島城

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徳島城は徳島県徳島市にあるお城で、城跡は国指定の史跡絵・名勝になっています。
JR徳島駅の北側に位置する徳島城は徳島市の中心部に位置しています。

吉野川河口付近の中州に位置する標高61mの城山に築かれた山城と、城山周囲の平城からなる連郭式の平山城です。
室町時代の1385年に細川頼之が四国地方にあった南朝方の勢力を討ち、現在の城地の城山に古城を築いたのが始まりです。

戦国時代になると阿波の地は群雄が割拠し、城主の入れ替わりが激しかったそうです。
1582年には土佐国の長宗我部元親が信攻し、阿波が平定されました。

廃城後は、城跡の大半が徳島中央公園に整備されています。
また表御殿庭園は国の名勝にも指定されています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒770-0851 徳島県徳島市徳島町城内

 

徳島城を訪れたときにぜひチェックしておきたいのが、石垣です。
徳島城には、築城当時のものから後世に築かれたものまで、様々な石垣が残されています。
その石垣のほとんどは徳島県の名産でもある「阿波の青石」として有名な緑色片岩と赤石と呼ばれる紅簾片岩で築かれているのです。

また寺島川沿いの石垣には、全国的に珍しいとされる折り曲がり塀を支えた「舌石」が残されています。
石垣をよく見ると、舌石が小さく突き出ていることが分かりますよ。

また徳島藩の歴代藩主たちが愛でた旧徳島城表御殿庭園にも、阿波の青石が惜しげもなく使用されている庭園となっています。
この阿波の青石は青みが強く、石目が通っているため、濡れると色が際立ちます。
また、加工すると表面に独特な模様が浮き出るので、観賞用にぴったりと言われています。