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紅葉シーズン必見!額縁庭園が魅力の京都「圓光寺」の魅力とは?

圓光寺

京都と言えば数多くの紅葉スポットがあるけれど、その中でも人気が高いのが「圓光寺」

圓光寺ではまるで名作絵画のような紅葉を見ることができるんだ。

今回は圓光寺の魅力に迫ってみよう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
紅葉の季節、絶景を見れるとても人気のお寺です〜♪

圓光寺 from google

 

【圓光寺とは?】

 

圓光寺は京都市左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院。
京都市街から少し離れた場所にあるものの、一年を通じて多数の観光客が訪れる人気のお寺なんだ。

圓光寺と言えば枯山水の「奔龍庭」と苔と紅葉が美しい「十牛之庭」という2つの庭園が楽しめるのが特徴。
対称的な雰囲気の2つのお庭があるから満足度も高いんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
京都市街を一望できるのも嬉しいロケーションです

 

圓光寺 from google

 

【圓光寺の歴史】

 

圓光寺は慶長6年(1601年)に足利学校の第9代学頭であった閑室元佶を招き、伏見城下に学校を建立したのが始まり。
関ヶ原の戦いの後、わずか1年後に建てられ、多くの人材を育み、多くの書籍の出版を行っていたの。
現在でも学校としての名残りがあって、孔子の教えを子供たちに広めようとして作った印刷物を見ることができるよ。

 

圓光寺 from google

 

圓光寺には、本尊の千手観世音菩薩坐像(伝運慶作)の他に、開山した元佶禅師頂相や雨竹風竹図屏風六曲一双(円山応挙作)などの重要文化財や、日本最古の木製活版文字(約5万個)など貴重な文化財が大切に保管されているんだ。

 

圓光寺 from google

 

【圓光寺の魅力的なお庭2つを徹底解説!】

 

圓光寺には趣の違った2つのお庭「奔龍庭」と「十牛之庭」があるよ。
それぞれのお庭についてまとめてみよう。

 

圓光寺 from google

 

<平成の枯山水「奔龍庭」>

圓光寺の正門を入ると目の前に広がるのが、平成の枯山水「奔龍庭」だよ。

平成25年に造られたお庭で、渦を巻き、様々な流れを見せる白砂が雲海、石組を龍に見立てているの。
切り立った石柱は稲妻を表していて、躍動感のある荒々しい印象を受けるよ。

 

圓光寺 from google

 

 

この「奔龍庭」には、通常庭園の境界に置かれる留め石を置かないことで、未完のままとされているんだ。
園内から美しい山並みが見え、春は枝垂れ桜、秋には紅葉が楽しめるよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
稲妻を表している石柱!躍動感がすごいですね〜!

 

< 苔と青モミジの競演「十牛之庭」>

もう1つのお庭「十牛之庭」は本堂に面した池泉回遊式庭園。
江戸時代に造られたお庭で、本堂の柱を額縁に見立てた「額縁庭園」として、まるで絵画のように鑑賞することができるのが魅力。

縁側に敷かれた毛氈に腰を下ろして、心静かに眺めることができるんだ。
庭園の緑と、毛氈の赤のコントラストが、より一層色鮮やかな景色に見せてくれるの。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
額縁庭園で見る庭園は、まさに名画のようですよね!

十牛之庭は散策もOK。
庭園に出てみると、ウマスギゴケの緑の絨毯の美しさに圧倒されるよ。
庭園の題材となった「十牛図」(牛を追う牧童の様子を描いたもの)に登場する牛に見立てた石や、お地蔵様が苔庭に点在していて、うっすらと苔をまとっているんだ。

 

また庭園南側に洛北で最も古い池といわれる栖龍池があって、紅葉と竹林の中には山手に延びる遊歩道が続くんだ。
鐘堂を過ぎて、階段を上ると山上には徳川家康を祀った東照宮があるの。
裏山からは京都市内の展望や上からの「十牛之庭」が一望できるよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
庭園をウロウロしていると絶景写真を撮りたい人に怒られそうだー笑

 

圓光寺 from google

 

十牛之庭にある竹林は「応挙竹林」と呼ばれ、江戸時代に京都で活躍した絵師・円山応挙がよく訪れていたとされる竹林なんだ。
奔龍庭奥の瑞雲閣に展示されている応挙作「雨竹風竹図」はこの竹林を描いたものだよ。
応挙が歩いた応挙竹林をぜひ歩いてみよう。

 

十牛之庭では、春は新緑、夏は百日紅の花、秋は紅葉の名所と、一年を通して様々な景色を楽しめるの。
紅葉シーズンでは葉が散り始めた後に訪れれば、一面に広がる「もみじの赤い絨毯」を見ることができるんだ。

 

圓光寺 from google

 

 

【予約必須!圓光寺と言えば紅葉の名所!紅葉と苔庭の競演が楽しめる!】

 

圓光寺と言えば京都随一の紅葉の名所として全国的にも有名なの。
十牛之庭の苔庭を覆うのはモミジの木々で、例年11月下旬頃には真っ赤に色づいて、敷紅葉として楽しむことができるんだ。

 

ここで注意しておきたいのが、予約が必須であるということ。
紅葉シーズンの圓光寺は事前予約がないと拝観できないんだ。

 

ちなみに今年の予約が必要な時期は2022年11月12日~12月4日(午前8時~午後5時)
紅葉時の拝観料は大人1000円、高・中・小学生500円と、通常拝観料よりも高くなっているので注意が必要だよ。
滞在時間も混んでいると1時間ほどに制限されることもあるそう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
紅葉のシーズンは予約必須!訪れる前にチェックして予約していきましょう!!

 

【圓光寺では早朝の苔庭作務と座禅体験ができる?!】

 

圓光寺では毎週日曜の早朝、坐禅会を開催しているんだ(事前予約制)
この座禅会では、朝6時~8時に暁天坐禅、作務、法話、朝粥を体験できるんだ(前日の17時までに要予約、志納金1000円)

 

座禅堂で座禅を組み、心がざわついたら喝を入れてもらおう。
圓光寺の坐禅堂は明治以降、日本で唯一の尼僧専門の道場で、近年まで実際に修行が行われていたそう。
10分ほどの坐禅の後に、お堂の周りを歩き(経行)、足をリラックスさせてから、再び座禅を組むという本格的な流れを一通り行うんだ。

 

作務では苔庭の落ち葉などを集めるよ。
澄んだ朝の空気に包まれて作務に集中すれば、心まで澄み渡ってくるような心地になれるの。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
ドラマや映画で見れるような座禅&喝(ビシッとな!)を体験できるというわけですか!

 

圓光寺 from google

 

【まだまだある!圓光寺の見どころスポットをご紹介!】

 

圓光寺と言えば庭園が有名だけど、それ以外にもたくさんの見どころがあるんだ。
ここでは圓光寺の見どころスポットを紹介するね。

 

手水鉢と水琴窟 from wikipedia

 

<水琴窟>

圓光寺本堂の玄関口には水琴窟があるよ。

水琴窟は日本庭園における最高技術の1つで、地中の空洞に水滴の音を響かせて、その音を楽しむんだ。

 

圓光寺にある水琴窟は、縁が広く盃型の手水鉢を用いた珍しい形で「圓光寺型」と呼ばれているの。
キーンと澄んで余韻のある美しい水の音色を奏でてくれるよ。
どこか幻想的で癒し効果抜群の水琴窟の音色は、ぜひとも聞いておきたいね。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
これで音色を奏でるとは!!

 

<待月庵(茶室)>

書院の裏庭奥にあるのが茶室「待月庵」だよ。
この待月庵は明治の元勲岩倉具視公が作った茶室で、四季折々茶会が開催されているの。
千利休の弟子・山上宗二はその「茶湯者覚書十躰」に、一期に一度の会のようにと残しているんだ。

お坊さんレモン
お坊さんレモン
岩倉具視さんが作ったのか〜!

 

<東照宮>

江戸時代の「遺拾都名所図會」に、当寺東の山上には白木造りで荘厳なる名跡とうたわれた東照宮が再興されたよ。
「雨月物語」の作者・上田秋成もよくお参りしたと言われているんだ。

その横には、徳川家康公の歯を埋葬したお墓があるの。
この高台から眺める夕日に沈む京都市街は絶景だよ。

 

<坐禅堂>

かつて尼僧たちが修行に励んだとされる座禅堂は、今もそのままの姿で残っているの。
陽光をわずかに取り入れる火灯窓は大陸から伝来した禅宗様の特色なんだ。
学僧として名高い開山・三要元佶禅師の思想を色濃く残した建築と言えるよ。

 

<本尊「千手観世音菩薩坐像」>

圓光寺の本尊「千手観世音菩薩坐像」は優美で穏やかな表情が印象的。
鎌倉時代初期の天才仏師・運慶の作と伝えられているの。

千手観世音菩薩とは、あらゆる手を尽くして生きとし生けるもの全てを救済する慈悲の象徴なんだ。
流れるような天衣の彫刻に加えて、重厚感のある台座、装飾品の錺金具など随所に細緻な技が施されているよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
「奔龍庭」と「十牛之庭」、どちらも素晴らしいですよね〜!

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
紅葉シーズンに、せっかく訪れて予約してなくてはいれませーんっとならぬよう予約してから訪れてくださいね〜!

 

【圓光寺の住所とアクセス】

 

住所

京都府京都市左京区一乗寺小谷町13

アクセス

市バス 5系統 一乗寺下り松下車 徒歩10分
叡山電鉄/叡山線 一乗寺下車 徒歩15分

公式サイトより引用