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2024年9月29日東京都調布市にある布多天神社はアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公・鬼太郎が棲む森のイメージモデルになった場所として知られているの。
ここではゲゲゲの鬼太郎の聖地として人気の高い布多天神社についてまとめてみよう。
https://images.app.goo.gl/CtCGVRLXKNwm8QY19
目次
【布多天神社は「ゲゲゲの鬼太郎」の聖地】
東京都調布市にある布多天神社は、奥にある雑木林に鬼太郎たち妖怪が棲んでいるとされる神社なんだ。
京王線・調布駅から徒歩5分のほどの場所にあり、天神通り商店街を抜けるとすぐにあるよ。
布多天神社の社殿の裏手にある御神域は「鬼太郎の森」と呼ばれているの。
御神域は通常の参拝客は入ることができないんだけど、入口から眺めるだけでもなんだかパワーをもらえるようなスポットなんだ。
石鳥居をくぐりまっすぐにのびた参道を歩くと、まるで森の中にいるようと感じるほど。
妖怪がすぐそこにいるような気分に浸れるよ。
水木しげる氏は大正寺墓地と地続きになっていた布多天神社の森を「ゲゲゲの鬼太郎」の作品制作のヒントにしたそう。
テレビアニメの第6期では、原作を踏まえて調布市を舞台として描かれていて、鬼太郎が布多天神社境内の裏手に帰っていくシーンもあるんだ。
https://www.toei-anim.co.jp/kitaro/
【布多天神社の歴史】
布多天神社の創建年代は不明。
社伝では1940年前の第11代垂仁天皇の代の創建とされているの。
本殿は宝永3年(1706年)に再建されたもので、調布市指定の有形文化財になっているよ。
【布多天神社の御祭神】
布多天神社の御祭神は少名毘古那神(スクナヒコナノカミ)と菅原道真公だよ。
少名毘古那神(スクナヒコナノカミ)は経営の神・酒造の神・温泉の神・医薬の神として知られているの。
また菅原道真公は学問の神・書道の神だよ。
少名毘古那神は恵比寿様として知られていて、虫封じ、病気平癒、健康祈願、商売繁盛の神事も行われているの。
学問の神様である菅原道真公をお祀りしている布多天神社には、受験シーズンになるとたくさんの学生が合格祈願のために参拝に来るんだって。
【ゲゲゲの鬼太郎の著者・水木しげる氏は調布に住んでいた!】
ゲゲゲの鬼太郎の著者である水木しげる氏は、人生の大半を東京西部の郊外にある調布市で過ごしていたの。
ゲゲゲの鬼太郎も調布市で生まれた作品なんだよ。
鳥取県境港市出身の水木しげる氏は、貸本のマンガ家としてデビューを果たした翌年、1959年に調布市に移り住んだそう。
調布市にはまだまだ畑や森林などの自然がたくさん残っていたため、水木しげる氏にとって調布市は物語を創作する理想的な環境だったんだ。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、人間が超自然現象も含めた自然やこの世に宿るさまざまな生き物と共存することの大切さをテーマとしているの。
水木しげる氏は人口が少なく、木々や水源が豊かな調布市を愛していたんだって。
調布市には布多天神社以外にもたくさんの「ゲゲゲの鬼太郎」聖地があるんだ。
【布多天神社の見どころスポットを徹底解説】
布多天神社境内の見どころスポットをまとめてみよう。
<本殿>
布多天神社の本殿は、覆殿に囲まれているため直接見ることはできないの。
江戸時代の宝永三年(1706年)に再建されたものだよ。
一間社流造で向拝の柱頭には象鼻や獅子頭が装飾されていて、江戸中期の建築をあらわしているんだ。
本殿は、調布市指定有形文化財に指定されているよ。
<神楽殿>
神楽殿では毎月25日に行われる月例祭に里神楽が奉納されるの。
また節分祭では豆まき神事、9月の例大祭では日没になると薪夜神楽が奉納されるよ。
<御神木>
布多天神社の社殿前に鎮座しているのが御神木だよ。
樹齢500年のケヤキの大木で、注連縄をしているんだ。
現在は養生中だそう。
<御神牛>
布多天神社の境内には「御神牛」の像があるよ。
御神牛は御祭神・菅原道真公の使い牛だったんだ。
菅原道真公は承和12年(846年)6月25日の丑年に誕生し、延喜3年(903年)2月25日の丑の日に亡くなったそう。
さらに亡くなった菅原道真公を乗せた柩車の牛が座り込んで動かなくなった場所を、御霊を鎮めるは箇所として定めた説も残っていて、牛にまつわるエピソードがとても多いんだ。
牛は菅原道真公の使いであり、古くから病気の箇所をさすると回復する、頭を撫でると賢くなるなどのご利益が知られているよ。
布多天神社を訪れたらぜひ境内にある御神牛を撫でてみよう。
<狛犬>
布多天神社境内・拝殿前にある一対の狛犬は調布市内で最も古いの。
この狛犬は寛政8年(1796年)に市の繁栄と商売繁盛を祈願して建立されたものなんだ。
調布市有形文化財にも指定されているからぜひチェックしよう。
<しだれ梅>
布多天神社の御祭神である菅原道真公は梅の花を愛していたそう。
それにちなんで境内にはしだれ梅が植えられているよ。
境内のしだれ梅は2月中旬から咲き始め、見頃を迎えるんだ。
<金刀比羅神社>
金刀比羅神社は布多天神社の末社。
大物主神(大黒様)をお祀りしているよ。
大物主神は海上交通、船、交通安全の守護神なの。
この他にも布多天神社には5つの末社があるんだ。
<大鳥神社>
大鳥神社は布多天神社の末社の1つ。
御祭神は日本武尊で、開運・商売繁盛の守護神だよ。
<稲荷神社>
布多天神社の末社である稲荷神社では、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)をお祀りしているよ。
稲荷神社は拝殿手前と拝殿横に2社あるの。
ご利益は五穀豊穣、商売繁盛にあやかれるよ。
<御嶽神社>
御嶽神社は布多天神社の末社。
火災、盗難除けの守護神である櫛真知命(クシマチノミコト)をお祀りしているよ。
<祓戸神社>
祓戸神社は布多天神社の末社。
罪けがれ、災厄を除き清める神である祓戸神をお祀りしているよ。
<疱瘡神社>
疱瘡神社は布多天神社の末社。
疫病を司り、疫病を鎮める神である疱瘡の神をお祀りしているよ。
<厳島神社>
厳島神社は布多天神社の末社。
福徳、知恵、音楽の守護神である市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)、田心姫命(タゴリヒメノミコト)、湍津姫命(タギツヒメノミコト)を御祭神としているよ。
【布多天神社以外のゲゲゲの鬼太郎聖地をご紹介!】
調布市には布多天神社以外にも、ゲゲゲの鬼太郎の聖地や妖怪スポットが数多くあるの。
ここでは調布市で訪れておきたいゲゲゲの鬼太郎の聖地をまとめてみよう。
<覚證寺>
覚證寺は浄土真宗本願寺派のお寺だよ。
このお寺には「ゲゲゲの鬼太郎」の著者・水木しげる氏のお墓があるんだ。
覚證寺は江戸時代に浅草に建立された、江戸浅草御坊の子院にあたるの。
江戸浅草御坊は、江戸の大半を焼き尽くしてしまった1657年の大火災で焼失。
その後、本願寺に改名されて幕府によって築地に移転されたの。
覚證寺も元々は調布市の別の場所にあったものの、1944年に現在の地に移転。
現在の本堂は2001年、隣接する客殿は2007年に建立されたものなんだ。
水木しげる氏のお墓は、墓石を守るように鬼太郎とねずみ男の石像が左右に置かれているよ。
また三方を取り囲む石塀にも妖怪の装飾が施されていて、ねこ娘などもいるんだ。
水木しげる氏のお墓は全国からくるファンのお供え物でいつも埋め尽くされているよ。
<深大寺>
深大寺は東京でも有数の美しい仏教寺院として知られているよ。
創建733年で、東京の浅草寺に次ぐ古刹なんだ。
広々として境内には、飛鳥時代の仏像が安置されているよ。
また江戸時代に3つのお寺から移転された建造物も見ることができるんだ。
深大寺の門前には「鬼太郎茶屋」があるの。
鬼太郎茶屋は古風な趣を感じられるカフェ兼お土産屋さん。
築50年を超えるレトロな木造建築で、深大寺の山門に続く道に登っていくと、すぐに目に付く建物だよ。
店内には妖怪グッズが販売されており、ゲゲゲの鬼太郎にちなんだ「目玉おやじのぜんざい」や「塗り壁のみそおでん」など妖怪にちなんだメニューを味わうことができるの。
また店内にはギャラリーもあるので、水木しげる氏が描いた貴重や妖怪画や妖怪日本地図などを見ることもできるよ。
<鬼太郎ひろば>
調布駅の近くにあるのが2019年に開園した公園「鬼太郎ひろば」だよ。
鬼太郎ひろばは京王線調布駅から西調布駅に至る線路の、地下化によって生まれた土地を活用したもの。
公園内には「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターのオブジェや滑り台付きの鬼太郎ハウス、一反もめんのベンチなどの遊具が設置されているんだ。
さらに2021年に河童の三平池もできたよ。
この池は、水木しげる氏の代表作「河童の三平」の発表60周年を記録して設置されたものなの。
<調布駅北口の天神通り>
調布駅北口にある天神通りには「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターがずらりと並んでいるの。
ベンチに寝そべっているねずみ男や、変圧器の上で一反もめんに乗っているねこ娘、商店街入口にいる鬼太郎などたくさんのオブジェを楽しむことができるよ。
これらのオブジェが設置されたのは1991年のこと。
商店街を頻繁に利用していた水木しげる氏自らが発案となったそう。
また天神商店街の一角には、水木プロダクションの事務所もあるよ。
事務所では水木しげる氏の膨大な作品の管理や、漫画、アニメのプロジェクトも新たに企画しているそう。
【布多天神社の住所とアクセス】
住所
東京都調布市調布ケ丘1丁目8−1
アクセス
京王線「調布駅」中央改札口 徒歩5分
公式サイトより引用