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2020年5月5日
お城を構成するものの一つに「出丸」っていうのがあるよね。
大きなお城には必ずといっていいほどつくられている出丸だけど、そもそも出丸って何か知っているかな?
(人名とか船の名前っぽいけどね)
ここでは「出丸とはどんなものか」「出丸の読み方は」「出丸の役割」の3つのテーマで出丸を解説していくね♪
目次
【出丸とは?】
出丸は、お城の本体から張り出して、もしくはお城から少し離れたところに作られた「曲輪(くるわ)」のことをいうよ。
「郭」「廓」とも書くね。
曲輪というのは、堀や石垣、土塁などで区切られた区画のことだよ。
「出曲輪」とも呼ばれたりするんだ。
自然の崖や川などで仕切られている場合も曲輪の一つで、自然の要害と表現されたりもするよ。
曲輪と出丸の違いは、出丸は他の曲輪(本丸、二の丸、三の丸など)よりも突き出た場所に配置されているところにあるんだ。
お城の地図を見ると、出丸だけポコッと出ているから見つけやすいね♪
天守がお城の中心的存在ならば、出丸はその周りを囲うガードマンみたいなものだね。
【出丸の読み方は?】
出丸の読み方は「でまる」だよ。
お城用語の一つとして、覚えておきたい言葉だよね。
【出丸の役割は?誰が住んでいたの?】
実は、出丸には特定の誰かが住んでいたわけじゃないんだ。
普段は使用されていなくて、敵がお城に攻めてくるときだけ籠るために使われていたんだって。
お城にとっての出丸の役割は主に3つあるよ。
<敵を監視する見張り場>
出丸がお城や他の曲輪とは離れた場所に作られた理由は、見張り場としての役割があったからなんだ。
高い山にお城を築くと見晴らしがいいように感じるけど、お城からでは見えないところ(死角)が出てしまうのが弱点。
山の裾野や尾根があることで、麓の様子が分からないことも多々あって、敵がどこから攻めてくるかを把握するために出丸が築かれたんだ。
<敵の奇襲を防いでお城を守る>
敵にいきなりお城(本丸)を攻められたらあっという間に崩れ落ちちゃうこともあるよね。
でも、曲輪や出丸があれば、ギリギリまで落城を防ぐことができたんだ。
というのも、お城を建てるときは敵が攻めてきそうな方向(攻城側)を正面にするのが一般的で……。
その付近に出丸を築けば、お城に攻め入られる前に時間稼ぎをして防御体制を整えることができるってこと。
もし、出丸を無視してお城に攻撃に行っても、出丸とお城とで挟み撃ちされちゃうから、敵も出丸を先に攻めるしかないんだ。
逆に、お城の背面に出丸を置くことで予想外の奇襲に備える場合もあるよ。
どちらにしても出丸には本丸を守る役割があったんだ。
そんなわけで、出丸と本丸との距離はなるべく長くする必要があったんだよ。
<曲輪との連携で敵を攻撃する>
出丸にはお城を防御する役割もあるけれど、敵を攻撃する役割も持っていたんだ。
さっきも少しお話したように、敵の中には出丸を無視していきなりお城を攻めようとする者もいるんだ。
というのも、兵士としては自分の功績をより大きくしたい願望があるから、出丸よりも先に本丸を攻撃したいんだよね。
でも、本丸にたどり着くには出丸のほかにもいくつかの曲輪がある。
はじめに三の丸を攻略する必要があるんだ。
本丸を攻めたいばっかりの敵兵は後ろまで気にしていないから、その隙を狙って出丸から部隊を送りこんで三の丸と挟み撃ちにすることができるんだよ。
最初に出丸を攻撃した場合でも、ほかの曲輪からの出陣でやっぱり挟み撃ちにできちゃうんだ。
出丸がお城から離れたところにあるおかげで、もし敵に攻略されてもお城には影響が少ないのも大きなメリットだったんだって。