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水戸城

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水戸城は現在の茨城県水戸市にあったお城です。江戸時代には徳川御三家の1つである水戸徳川家の居城で、水戸藩の政庁が置かれていました。
茨城県指定の史跡であり、三の丸にはる藩校・弘道館は国の特別史跡でもあります。

水戸城は水戸市の中心部にある丘陵に築城された連格式平山城で、玖珂川と千波湖を天然の堀としていました。
城郭は土塁と空堀で構成された戦国期東国の典型的なお城です。

水戸城は尾張藩の名古屋城、紀州藩の和歌山城とは異なり、戦国遺風が濃い特徴があります。

水戸徳川家は参勤交代を行わない大名であったため、水戸城が藩主の居城として使われることは少なかったそうです。
そのため、城内の建築物も質素であったと言われています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒310-0011 茨城県水戸市三の丸6

 

水戸市は水戸黄門でも有名な水戸光圀が生まれた地であり、かつてそこには水戸城が築城されていました。

現在水戸城跡には茨城県庁が建てられていますが、藩校として建設された弘道館は現存しています。
さらに近くには梅の名所として全国的に有名な偕楽園もあり、観光客が多く訪れます。

弘道館は「真の日本人の育成」を目的に作られ、9代藩主徳川斉昭により開館されました。
さらに斉昭はその翌年に梅の名所である偕楽園も作ったそうです。
弘道館は日本最大規模の藩校であり、藩校当時の敷地面積は約10.5haもあったとされています。

江戸時代の総合大学という位置づけであった弘道館には、馬場、調練場、矢場、砲術場、天文台、医学館、武館、文館、鹿島神社などが建設されました。
入学年齢は15歳で40歳まで就学が義務付けられたそうです。
また、卒業制度はなく、生涯教育であったと言われています。