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松本城
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小諸城

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かつて信濃国佐久郡(現在の長野県小諸市)にあった小諸城。

別名「酔月城」「穴城」「白鶴城」「鍋蓋城」。
日本で唯一、城郭が城下町よりも低い位置にある穴城として知られます。

平安時代末期に木曽義仲の武将・小室太郎光兼が構えた館が前身です。

1487年(長享元)武田信玄の命により、山本勘助や馬場信房らが縄張り(設計)。
1590年(天正18)、豊臣秀吉が天下統一。その時期に仙石秀久が完成させ城主になりました。

江戸時代になると小諸藩の藩庁が置かれ、秀久により大手門や石垣、城下町、街道などの整備が行われます。

以降、城主は徳川氏、松平氏と変わり、1702年(元禄15)に牧野氏が移封されてから10代にわたり城を治めます。

廃藩置県により廃城となり、本丸跡に懐古神社が祀られ「懐古園」と呼ばれるようになりました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

 

〒384-0804 長野県小諸市丁315

 

・御城印の入手場所

徴古館

懐古神社 社務所

300円

 

市街地の大手門と懐古園の入口にある三の門が国の重要文化財に指定。
三の門はアニメ『サザエさん』のオープニングに登場したことも。

園内には小諸市動物園、小諸市児童遊園地、小諸市立小山敬三美術館があるほか、
かつて小諸で教師をしていた島崎藤村の詩碑、小諸市立藤村記念館もあります。

城址のソメイヨシノが4月中旬頃満開に。1990年(平成2)、日本さくら名所100選に選定。
樹齢500年といわれるケヤキの大樹も植えられています。

映画『男はつらいよ』『博士の愛した数式』など多数の作品のロケ地。