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高遠城

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かつて信濃国伊那郡(現在の長野県伊那市)にあった高遠城。
別名「兜山城」。
三峰川と藤澤川の合流点に形成された河岸段丘の上にありました。

築城時期は不明。
14世紀ころに諏訪氏から独立した高遠氏の拠点だったと考えられています。

戦国時代には武将・武田信玄が高遠氏から城を奪い、1547年(天文16)に改修を実施。
秋山虎繁や信玄の四男・諏訪勝頼が城主に。

その後、勝頼が武田氏の後継者になると武田信廉や仁科盛信が城主になりました。

1582年(天正10)、高遠城の戦いでは武田軍と織田軍の戦いの場になります。
織田勢の大軍に落城し盛信も自害。武田氏は滅亡しました。

以降、毛利氏の支配下に。
江戸時代には高遠藩の藩庁となり京極氏・保科氏・鳥居氏と城主が交代。

1872年(明治5)に廃藩置県により廃城。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

 

〒396-0213 長野県伊那市高遠町東高遠

 

・御城印の入手場所

高遠町歴史博物館

高遠なつかし館

300円

 

現在は高遠城址公園として整備されています。
国の史跡に指定されているほか日本100名城(30番)にも選定。

高遠藩の旧藩士達が桜の馬場から移植した桜が現在でも残存。
国内有数の桜の名所として知られ、春になると1500本ものコヒガンザクラが咲きます。
高遠城址さくら祭り、高遠城址もみじ祭りなども有名。

NHK大河ドラマ『風林火山』『真田丸』の舞台
特撮映画『霊犬戦士ハヤタロー伊那谷幽玄の戦い』のロケ地として。