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鉢形城

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鉢形城は埼玉県大里郡寄居町にある戦国時代のお城です。
連郭式の平山城で標高は122mで、深沢川と荒川が谷を刻む断崖上の天然の要害に立地していました。

初めて築城したのは関東管領山内上杉氏の家臣である長尾景春と伝えられており、その後、後北条氏時代に北条氏邦によって整備拡張されました。
鉢形城は関東地方に所在する戦国時代の城郭としては比較的綺麗に残されたお城の1つで、国の史跡にも指定されています。
また1984年からは寄居町による保存事業も開始されており、現在は鉢形城公園として整備されていいます。

鉢形城はまれにみる頑丈な要害であったと言われており、武田信玄、上杉謙信、前田利家、上杉景勝らの攻撃に耐えたと言われています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒369-1224 埼玉県大里郡寄居町大字鉢形

 

鉢形城跡は現在、鉢形城公園として整備されていますが、この鉢形城公園は桜の中でも特にエドヒガンの名所として知られています。
樹齢推定約150m、樹高18m、枝張りは東西23.5m、南北21.8m、全体の根回りは6.5mにも及ぶエダヒガンがあり、「氏邦桜」と呼ばれて親しまれています。
根元付近から枝分かれをしており、大きく枝を広げて花を咲かせる姿は圧巻です。
エドヒガンの見頃は3月下旬から4月上旬頃で、ソメイヨシノに比べて開花が少し早いので、他の桜よりも一足先に開花・満開を迎えるでしょう。
鉢形城公園では、毎年桜の季節にはライトアップが行われています。

また鉢形城の本曲輪からの荒川の眺望は県名勝「玉淀」として指定され、内堀の役割を果たした深沢川の渓谷は町名勝「四十八釜」として指定されています。