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松坂城

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松坂城(まつさかじょう)は、三重県松阪市殿町にあるお城で現在は松阪城とも表記されます。

城跡は国の史跡にも指定されており、日本100名城の1つ。

城の縄張りは梯郭式平山城で、城内の建築物は1877年の失火、1881年まで破却によって失われたため、現地には石垣のみが残った城址公園となっています。
松坂城を築城したのは織田信長が一目で認めた大器といわれる蒲生氏郷です。

織田一族となった氏郷は、たびたび武功を立てたものの、本能寺の変で信長が自害すると、安土城にいた信長一族を中野城にかくまい、その後は秀吉に従います。

1584年にそれまでの功績から、松ヶ島城主となった氏郷は、新たな城として松坂城を築いたのです。
城づくりは急を要していたため、資材調達のために、松ヶ島城の瓦の一部を再利用、石材には河原石や古墳時代の石棺の蓋なども使われました。
松坂城はわずか3年で完成したといわれています。

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒515-0073 三重県松阪市殿町

 

・御城印の入手場所

松阪駅観光情報センター

豪商のまち松阪観光交流センター

200円

松坂城の石垣は、近代の先駆けとなる名城として伝えられています。

建築史家の内藤昌は松坂城の石垣を「素晴らしい石垣。安土城を上回る強固なもので美観という点でも優れている」と述べています。
石垣の積み方は、野面積みを主体に、隅の部分は切込みはぎ、算木積みなどの工法も使われています。
松坂城跡は日本100名城で国指定史跡であり、松阪公園としても松阪市民に親しまれているんです。

また松坂城跡は桜の名所としても有名。
4月上旬には夜間のライトアップも実施されているので、夜桜とライトアップされた城跡を楽しむことができます。
バックの石垣とのコントラストが満開の桜をより一層際立たせます。