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鳥羽城

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鳥羽城(とばじょう)は、志摩国答志郡鳥羽(現在の三重県鳥羽市)にあった日本のお城です。

鳥羽城は水軍のお城で、大手門が海側へ突出して築かれているので「鳥羽の浮城」と呼ばれることもあります。
また城の海側が黒色、山側が白色で塗られている鳥羽城は、別名「二色城」「錦城」と呼ばれています。

鳥羽城は九鬼水軍を率いた九鬼嘉隆によって築かれた城で、現在は本丸周辺に石垣の一部を残すのみです。
また山麓は三ノ丸広場として整備されていて、鳥羽水族館のすぐ裏手に城址があります。

鳥羽城があった樋の山の鳥羽湾に突出した部分には中世、橘氏の居館がありました。
その後、文禄3年(1594年)豊臣秀吉の家臣であった九鬼嘉隆がその跡地に築城したのです。

築城後は目まぐるしく城主が代わり、享保10年(1725年)以降は稲垣家8代で定着。
安政元年(1854年)に地震によって城内天守以下の建物は倒壊してしまい、修理を加えないまま破却されました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽3丁目1−1

 

・御城印の入手場所

鳥羽市歴史文化ガイドセンター

鳥羽駅観光案内所

鳥羽市観光協会事務局

200円

鳥羽城は大手門が海側に突出して造られている全国でも珍しい形をしています。

この大手波戸水門が出入り口となっていたそうです。
今も近くの海や川から運び込んだ石で積まれた石垣の一部が相橋と本丸跡に残っています。
二の丸跡には旧鳥羽小学校が建てられ、本丸跡は旧鳥羽小学校のグランドとなっています。

鳥羽城跡は、鳥羽駅から徒歩10分ほどの小高い山の上にあるので、散歩がてら訪れる観光客も多いです。
桜の木が多く、春には花見の名所となります。

また、7月の鳥羽みなとまつりでは花火が綺麗に見える人気スポットなので、市民が多く集まります。
天守閣跡からは、鳥羽水族館の横に橋でつながったミキモト真珠島も見えるので絶景です。