久慈城
2020年2月4日
白石城
2020年2月6日

九戸城

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かつて岩手県二戸市にあり国の史跡に指定されている九戸城。
城郭構造は梯郭式平山城。曲輪、石垣、堀、土塁で構成。
別名「福岡城」「宮野城」。

南部氏の一族である九戸氏が築城。
九戸政実の4代前の光政が築いたといわれています。
築城年は明確ではありませんが1492〜1501年(明応年間)であったとされています。

1591年(天正19)の「九戸政実の乱」以降に蒲生氏郷が改修。南部宗家の本城となりました。
1636年(寛永13)廃城。

1989年(平成元)より史跡環境整備事業および発掘調査が開始。
生活遺物や戦禍の痕跡、出土品が多く見つかりました。
また、1995年(平成7)に二ノ丸址の墓穴から人骨が多数発見されています。
刀傷や刺傷があることから、撫斬りの犠牲者と考えられます。

2017年(平成29)に続日本100名城に選定。

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒028-6101 岩手県二戸市福岡城ノ内

 

・御城印の入手場所

二戸市埋蔵文化財センター

300円

 

約36万m2、東京ドームの約10倍の敷地面積。
現在も発掘調査が続けられており、公有化および史跡公園化が進められています。

三方を河川に囲まれた天然の要害。
西に馬淵川、東を猫渕川、北に白鳥川が臨める景観。
馬淵川と白鳥川の合流点には「岩谷観音堂」「千補陀堂」の建立碑、「追分石」があります。

白鳥川を臨む断崖や土井晩翠の歌碑なども有名。

本丸には東北最古といわれる石垣遺構が残されています。

三戸城での豆知識でご紹介した、「座敷童で有名な緑風荘」が近いお城でもあります。