掛川城
2020年2月11日
山中城
2020年2月11日

高天神城

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かつて遠江国城東郡土方(現在の静岡県掛川市)にあった高天神城。
標高132mの鶴翁山に建てられ、羽を広げた鶴のような山の形から「鶴舞城」と呼ばれていました。
三方を断崖絶壁に囲まれており、「高天神を制するものは遠州を制する」と呼ばれた要衝でした。

16世紀初頭、築城主は今川氏と想定されていますが定かではありません。
『大福寺文書』の1521年(永正10)以前に今川氏の家臣・福島助春が入城したとの記述によります。
(発掘調査にて15世紀後半~16世紀初頭と推定される陶器が発見されています。)

福島氏が花倉の乱で滅亡すると、1521年(大永元)小笠原氏が城主となります。
実際に城に入ったのは1536年(天文5年)以降との説も。

戦国時代には武田家と徳川家が2度の攻防戦を繰り広げる舞台となります。
「高天神城の戦い」と呼ばれ、1574年(天正2)に第一次が開戦しました。
1580年(天正8)の第二次戦では、徳川軍から兵糧攻めに遭います。
翌年、岡部氏の討死により落城。1581年(天正9)に廃城となりました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒437-1435 静岡県掛川市上土方嶺向

 

・御城印の入手場所

掛川観光協会ビジターセンター(JR掛川駅構内)

掛川南部観光案内処(プラザ大須賀内)

300円

掛川三城物語として

– 掛川城・高天神城・横須賀城 の御城印も販売されています。

JR掛川駅構内の掛川観光協会ビジターセンター

掛川南部観光案内処(プラザ大須賀内)

3枚セットの場合は、800円

2017年(平成29)に続日本100名城に選定。
現在は城跡(ハイキングコース)として整備されています。

徳川家康が城奪還のために作った6つの砦「高天神六砦」が有名。
・小笠山砦
・三井山砦
・中村砦
・火ヶ峰砦
・能ヶ坂砦
・獅子ヶ鼻砦

太平洋戦争以前に模擬天守が建造されるものの、落雷で焼失。
現在はコンクリートの土台のみが残存しています。