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岡豊城

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岡豊城は高知県南国市にある中世の山城で、戦国時代に四国の覇者となった長宗我部氏の居城でした。
築城年数は発掘調査の結果、13世紀~14世紀頃であったとされています。
城跡は国の史跡、続日本100名城に指定されています。

南国市街の北西部に位置する標高97mの岡豊山に位置しており、戦国時代に廃城となりました。
現在、岡豊城跡には石垣、曲輪、土塁、空堀、井戸などが残っており、城址の一角には高知県立歴史民俗資料館もあります。

城の縄張りは、一番高い部分に本丸にあたる詰があり、東に詰下段、二の段、南から西には三の段、四の段があります。
さらに西側丘陵には伝厩跡曲輪が配されていました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒783-0044 高知県南国市岡豊町1099−1

 

岡豊城は土佐の国主であった長宗我部氏が居城していた城ですが、四国を制した覇者の城としてかなり小ぶりであったとされています。
技巧的な構造が随所に見られた岡豊城はよくできた山城であると言えますが、大名の居城としては実に素朴なものでした。
実は、長宗我部元親はその生涯のほとんどを外征に費やしていたと言われており、岡豊城にはあまりいなかったのではないかと想像できます。

長宗我部の目標は、とにかく敵地に進入していくことであり、自分の本拠地が敵に攻め込まれることよりも、攻め入ることばかり考えていたのかもしれません。
そう考えると、岡豊城の規模の小ささは納得できます。

また、岡豊城には2017~2019年まで期間限定で物見櫓が建てられていました。

春には桜の名所としても人気で多くの花見客が訪れます。