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八幡山城

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八幡山城は、滋賀県近江八幡市宮内町周辺に存在した山城。
豊臣秀次の居城としても知られており、別名「近江八幡城」と呼ばれています。

近江八幡の市街地のすぐ北側、標高271.9mの八幡山山頂にあり、安土城が落城してから3年後に豊臣秀次が築いた城です。
最頂部に本丸があり、その南東に二の丸、西に西の丸、北に北の丸、南西の尾根上一段低く出丸を配置した構造。
山頂から八の字の形に広がる尾根上の小曲輪と、屋根に挟まれた南傾面中腹に秀次館跡、家臣団館跡が階段状に残っています。

八幡山城は、現在は石垣を残すのみですが、本丸跡に秀次菩薩寺の村雲御所瑞龍寺が京都から移築されました。
秀次館跡からは、金箔瓦がたくさん出土しており、秀次の馬印である沢瀉紋(おもだかもん)の飾り瓦が発見され、当時の八幡山城が豪華であったことがうかがえます。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒523-0828 滋賀県近江八幡市宮内町19−9

 

・御城印の入手場所

瑞龍寺の授与所

300円

八幡山城へ行くには、八幡山ロープウェイ乗り場からロープウェイで登っていきます。
山道から登ることもできますが、手軽に行くのであればロープウェイがおすすめです。

八幡山の山頂には、休憩所や展望台があり、八幡山城の遺構を活用して整備されています。
ロープウェイで八幡山に登ると、すぐにあるのが二の丸跡に建てられた展望台です。
休憩所とお土産屋、小さな資料館があります。

八幡山城の見どころの1つが、「石垣」です。
山の上まで、1つ1つ石垣を人が運んだというのは圧巻。
曲輪からの眺めは絶景で、遠くに琵琶湖を望むこともできます。

本丸跡にある瑞龍寺(ずいりゅうじ)は、豊臣秀次を供養するために創建。
日蓮宗では唯一の門跡寺院として格式が高いお寺でもあり、境内は自由散策できます。
寺院の中は拝観料300円が必要です。