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新発田城

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新発田城は、新潟県新発田市にあるお城で、新発田藩の藩庁が置かれていました。
別名「菖蒲城」とも呼ばれる新発田城は、加治川を外堀に利用した平城で、現在は本丸の一部を除く全域と古丸全域、二の丸の一部が自衛隊駐屯地として利用されています。

櫓門の本丸表門と二重櫓、二の丸隅櫓は現存しており、新潟県内では唯一の現存建築がある城跡です。
新発田城が最初に築かれた時期は分かっていませんが、鎌倉時代初期に新発田氏が築城したと考えられています。

冬場の積雪対策として、海鼠壁(なまこかべ)が用いられているのが特徴です。
新発田城には天守はなく、本丸にあった三階櫓が実質的な天守であったとされています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒957-0052 新潟県新発田市大手町6丁目4

 

新発田城は新発田川が形成した砂礫土層の三角州の上にあり、深い沼沢に挟まれた低湿地にあり近づきにくかったと言われています。
新発田城の別名が「菖蒲城」と呼ばれているのは、新発田城の周囲には湿地が多く、菖蒲がたくさん咲いていたという説があります。

新発田城は全国でも珍しい自衛隊が現在でも駐屯するお城です。
本丸の、北側半分、二の丸の2/3ほどが陸上自衛隊新発田駐屯地となっています。
そのため本丸の半分ほどしか見学することはできず、新発田城のシンボルでもある本丸北西に建つ三階櫓も内堀越しに眺めるだけです。

この三階櫓で注目したいのが、3つのしゃちほこです。

世にも珍しい最上階の屋根に3つのしゃちほこがのっています。
ぜひ注目して見ておきたいですね。