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小倉山城 (安芸国)

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小倉山城は広島県山県郡北広島町にあった吉川氏の居城です。
別名「小蔵山城」「紅葉山城」「小倉城」と呼ばれることもあり、城跡は国の史跡に指定されています。

正和2年(1313年)に、吉川経高が駿河国吉川邑から安芸国大朝庄に移住します。
当初吉川経高は駿河丸城を居城としていたものの、南北朝末期に吉川経見が近隣に小倉山城を築城したのが始まりです。
それ以後、鬼吉川と呼ばれた安芸吉川氏の拠点として栄えた小倉山城では、毛利元就の夫人である妙玖(吉川国経の娘)も誕生しています。

天文19年(1550年)に吉川元春が日野山城を築城したことで、居城を移します。
それによって小倉山城は廃城となりました。現在建築物はないものの、多くの遺構は残存しています。
昭和61年には吉川氏にかかわる六遺跡が「吉川氏城館跡」として史跡指定され、そのあと三遺跡が追加されました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒731-2103 広島県山県郡北広島町新庄

 

・御城印の入手場所

戦国の庭歴史館

道の駅舞ロードIC千代田観光案内所

300円

山城の城巡りは大変そうというイメージがあるかもしれませんが、山城巡り初心者でも訪れやすいのが小倉山城です。

小倉山城は、近年綺麗に整備されたため、県内の山城の中でも小倉山城跡は訪れやすい史跡になります。
駐車場も広く、トイレも完備されており、説明板も親切丁寧なので、迷うことはありません。
歩道や史跡の管理状態もよいでしょう。

小倉山城の散策コースは、南回り散策コース(約30分)と北回り散策コース(約20分)があります。
南回り散策コースでは、建物跡、門跡が残る本丸跡、土塁、二の丸跡、御座所跡、堀切を見ることができます。
北廻り散策コースでは、三の丸、岡崎家、二の丸、本丸を見ることができます。

どちらも緩やかなコースなので無理なく散策できるでしょう。