三原城
2020年2月23日小倉山城 (安芸国)
2020年2月23日新高山城
新高山城(にいたかやまじょう)は広島県三原市本郷町に建てられた山城。
城跡は国の史跡に指定されており、続日本100名城にも選定されています。
小早川氏の居城は沼田川の対岸にあった高山城でしたが、沼田小早川家を継いだ小早川隆景は天文21年(1552年)に沼田川をはさんだ対岸に新高山城を築城しました。
慶長元年(1596年)に三原城へ移るまでの間、新高山城は小早川氏の本拠となったのです。
三原城が築城される時に、新高山城の石垣を持ち去ったといわれています。
新高山城には本丸、中の丸、西の丸、北の丸、鐘の段などの櫓跡が残存し、小早川家の菩薩寺である匡真寺の跡もあります。
写真提供
〒729-0412 広島県三原市本郷町本郷
・御城印の入手場所
本郷町観光協会
うきしろロビー観光案内所
300円
「三本の矢」の話でも知られる毛利家。
1本の矢では折れやすいが、3本の矢を束ねると折れにくくなるという、毛利元就が3人の子供たちに説いた一族結束のための教えです。
3人の子供たちの1人である、三男・小早川隆景は小早川家に入り、次男・吉川元春とともに、長男・毛利隆元を支えました。
新高山城は三男・小早川隆景の手によって、山頂にあった砦を修復して築城された東西約400m×南北500mの山城です。
山全体を城塞化し、曲輪の総数は60以上もあったそう。
標高197.6mの新高山上部は粗粒花崗岩が露出しており、川に面した東斜面は急峻な崖があります。
攻め登ることができない天然の要害でした。
山頂までは登り口から本丸まで約30分ほどの登山になります。
本丸・大手門をくだると、井戸曲輪(釣井の段)があります。
ここには立派な石積みや大きな6つの井戸を見学できます。
また春にはヤマザクラ、ヤブツバキ、ツツジなどの花が咲き、とても綺麗です。