八口内城(出羽)
2020年2月6日上山城
2020年2月6日湯沢城
かつて出羽国雄勝郡の南部(現在は秋田県湯沢市)に位置する古舘山にあった湯沢城。
東西に約400m、南北に約600mもの規模。
標高220mほどの山頂に主郭を置き、周辺に馬場、見張り台、二ノ丸などが配されていました。
小野寺経道の三男、小野寺道定によって築城されたと伝えられています。
築城年数は定かではないものの、1227年(建治3)という説が有力。
豊臣秀吉の奥州仕置の後、1595年(文禄4)に落城。武将・最上氏の家臣楯岡満茂の居城となりました。
1602年(慶長7)、出羽国へ転封された佐竹氏が最上氏と領土を交換。佐竹南家3代の佐竹義種が城主になります。
1620年(元和6)、一国一城令によって廃城。
現在は湯沢城跡として整備されています。
写真提供
〒012-0000 秋田県湯沢市内舘山
・御城印の入手場所
にごう商店
300円
城跡は「お城山」と、裏山の湯沢中央公園は「学校山」という愛称で親しまれています。
山麓から湧き出ている水は佐竹南家のご用水として有名。
からだに力がつく水といわれていたことから「力水(ちからみず)」と呼ばれています。
日本の名水100選および秋田県の手づくり郷土賞に選ばれました。
また、敷地内には五社壇跡や八幡神社、佐竹南家の墓所がある清涼寺などもあります。