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福山城 (備後国)

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福山城は広島県福山市にあるお城で、城跡は国の史跡に指定されています。

別名「久松城」「葦陽城(いようじょう)」とも呼ばれており、日本における近世城郭円熟期の代表的な遺構です。
日本100名城にも選定されており、福山城天守閣部分は景観重要建造物の指定がされています。

慶長20年(1615年)の一国一城令発布後の元和8年(1622年)に竣工したお城で、大規模な新規築城による近世城郭では最後の例です。
福山城は備後福山藩の藩庁かつ藩主の居城であり、形式は輪郭式の平山城。
2重の堀、瀬戸内海へ抜ける運河を持つために海城としても知られており、五重の天守と、7基の三重櫓を有していました。

明治の廃城令によって取り壊しが実施されていたが、所在自治体の福山町の請願によって本丸の天守、筋鉄御門、伏見櫓、御湯殿、鐘櫓の5棟の建築物は残されることになりました。
しかし昭和20年の福山大空襲により伏見櫓、筋鉄御門を残して焼失してしまいます。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒720-0061 広島県福山市丸之内1丁目8−・ 西町二丁目

 

・御城印の入手場所

福山城博物館 天守閣受付

200円

福山城は2022年に築城400年を迎えます。
福山城築城400年記念事業が計画されており、城周辺整備もさらに進んでいます。

福山城はJR福山駅を降りるとすぐ目の前に見えます。
超駅近スポットであり、県外から来た観光客でも訪れやすいです。

福山城の見どころといえばなんといっても「天守」です。
福山駅のホームに降り立つと、目の前には大迫力の石垣と天守が現れます。

1622年に水野氏が完成された福山城は、西国大名の抑えとして築城され、往時の最高建築水準を誇る城郭でした。
大砲の射程となっていた北側は鉄板張で覆われており、国内唯一の事例です。
天守内は現在、歴史博物館となっています。
また福山城の石垣は「算木積み」と言い、長短の石が交互に重ねられています。