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鬼ノ城

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鬼ノ城は岡山県総社市にある鬼城山に築かれた日本古代の山城です。
城跡は国の史跡「鬼城山」の指定範囲に包含されています。

築城年は不明ですが、発掘調査では7世紀後半に築かれたのではないかとされています。
城壁で囲まれた城内の面積は30ヘクタールであり、城壁は土塁が主体で、城門、角楼、水門などで構成。
城壁を保護するための敷石の発見は、鬼ノ城が国内初でした。

鬼ノ城は、山城に必要な設備がほぼ備わっており、未完成の山城が多い中では非常にまれな完成した古代山城としても有名です。
城壁は幅7m×高さ6~7mの版築土塁が全体の8割を占めていますが、城壁最下は敷石が建設されていて、石城の趣が強いです。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒719-1105 岡山県総社市黒尾

 

鬼ノ城といえば、桃太郎伝説で知られています。
この鬼ノ城には桃太郎に出てくる鬼が住んでいたとされています。
岡山といえば、桃太郎のイメージが強く、岡山名物は桃太郎の物語にも出てくる「きびだんご」です。

岡山県一帯には桃太郎伝説の元となった「温羅伝説」という伝承があります。
この温羅伝説では、異国の鬼が吉備国にやってきて、鬼ノ城とされています。
岡山県内には桃太郎にまつわる史跡や神社が数多く存在しており、桃太郎のモデルになったといわれる吉備津彦命が祀られている吉備津神社も鬼ノ城近くにあります。吉備津神社は鬼ノ城から車で30分ほどの距離です。

桃太郎伝説のゆかりの地である鬼ノ城と吉備津神社は外せない観光スポットですね。