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笠間城

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笠間城は茨城県笠間市にあるお城です。
江戸時代には笠間藩の藩庁が置かれていました。

笠間城は、元久2年(1205年)に笠間時朝が徳蔵寺の像兵と戦うための拠点として、佐白山山麓に麓城を築城しました。
麓城の規模が大きかったため、見方であった正福寺の像兵も笠間時朝に敵対してしまいます。
結局、時朝は徳蔵寺と正福寺を滅ぼした後、より堅固な城を佐白山山頂に築城したのです。この城が笠間城の起源になります。
その後、笠間氏は18代にわたり、笠間を治めました。

笠間城の遺構はよい状態で留めており、一部に後世の手が加えられているものの、石垣、堀などが残っています。
山麓居館部の保存状態はあまりよくないものの、現在は佐白山麓公園として整備され公開されています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒309-1611 茨城県笠間市笠間3613

 

四方を山々に囲まれた盆地に位置する笠間城は、佐白山の全域にわたる広大なもので、麓から山頂にかけて数多くの遺構が残ります。
山城である笠間城へのアクセスは、下屋敷跡にあたる佐白山麓公園からの登山道で本丸に直接向かう人が多いです。

そのほか、かつての城主と同じように城の正面玄関である大手門からの登城も可能になっています。
登山道は傾斜がきついのですが、大手門の道は比較的緩やかなので体力に自信のない方にもおすすめです。

大手門跡から山頂を目指す場合には、背後に連なる石垣をぜひチェックしてみましょう。
これは慶長3年(1598年)に蒲生郷成が笠間城を近世城郭に改修した際に築かれたもの。
東日本地方には石垣が少ないので、石垣を用いた城は少なく、貴重な存在です。