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金沢城

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金沢城は石川県金沢市にある日本のお城。

天文15年に本願寺が金沢御堂を創建したのが始まりと言われています。
その後天正11年に前田利家が入城し、明治2年まで加賀藩前田家14代の居城となっていました。

前田利家は文禄元年(1592年)から改修工事を始めて、曲輪、堀の拡張、5重の天守や櫓を建て並べました。
城址を含む一帯は金沢城公園として整備され、白い漆喰と石垣のコントラストが映える外観の石川門は国の重要文化財にも指定されています。
日本3大庭園の1つである金沢市の兼六園は、加賀藩5代藩主前田綱紀が金沢城に付属して作らせた蓮池庭を前身としており、代々の藩主が改修した大名庭園です。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒920-0937 石川県金沢市丸の内1−1

 

明治以降に建てられた木造城郭建築物としては全国最大規模である金沢城は、復元にあたって石川県内の熟練した宮大工たちが日本古来の工法で建設しました。
しかし、この時に天守閣は復元されませんでした。

金沢城にはかつては天守閣があったとされています。
前田利家が入城した3年後に天守閣を造ったものの、20年足らずで落雷のため焼失してしまったのです。
その後、天守閣が再建されることはなく、金沢城は天守閣がないお城でした。
天守閣をその当時再建しなかったのは、財政的に苦しかったことが要因となっています。

ではなぜ金沢城の天守閣は現在復元されないのでしょうか?
それは復元するには資料がかなり不足しているためだそう。
また、復元した菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は江戸末期の金沢城の姿を再現したもので、天守閣があった江戸時代初期とは300年の時代のズレが生じてしまうことも要因の1つです。