お城一覧

基肄城
2020年3月27日
原城
2020年3月27日

福江城(石田城)

公式ホームページへ

福江城は石田城とも呼ばれており、長崎県五島市にあるお城です。
城跡は長崎県指定の史跡であり、城内に残る五島氏庭園は国の名勝にも指定されています。

福江城は、幕末の1863年に福江藩の藩主である五島盛徳が完成させた五島氏の居城です。
現在は五島市の中心街に位置しているものの、築城当時は三方を海に囲まれた海城だったそうです。
海上防衛や異国船の来訪に備えるために、城内には台場が設けられていました。

福江城には本丸、二の丸、北の丸からなり、内堀、外堀が巡らされました。
天守はなかったものの、本丸の二重櫓がその代用とされていたそうです。
城の裏門である蹴出門は部品や木材の交換を重ねながら現存しています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒853-0018 長崎県五島市池田町1−2

 

福江城は当時、城壁の三方が海に面しており、そのような海城は福江城ただ1つだったと言われています。

福江城の築城には15年の歳月と延べ5万人の人夫、二万両の工費を使って完成したそうです。
現在は石垣の一部と大手門が残り、本丸跡には高校が建設されています。

福江城の一郭に現在でも残る国の名勝である「五島氏庭園・隠殿屋敷」は五島家代30代盛成公の隠居としてつくられました。
京都の僧である「全正」作の回遊式庭園で、池の周囲をぐるりと散策することができます。
庭園と築山に用いられているのは、五島のシンボル「鬼岳」の溶岩で、亜熱帯植物が多く植えられているのが特徴です。