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芥川山城

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芥川山城は大阪府高槻市の三好山にある山城です。
当時の呼称は「芥川城」でしたが、高槻市周辺にあったお城も「芥川城」と呼ばれていたため、三好山にあった城は「芥川山城」と呼ばれるようになりました。

芥川山城は飯盛山城と共に、大阪府下では最も規模が大きな城跡になります。
芥川山城は遺構の残存状態もよく、戦国時代の典型的な山城で、北、西、南の三方を芥川で囲まれており、急な崖になっているので天然の要害として築城されました。

初代城主は能勢頼則で、能勢氏が代々居城しました。その後、天文2年(1533年)には淡路に追われていた細川晴元が軍勢を引き連れて芥川山城に入城。
この当時、細川氏は大きな権力を持っており、芥川山城も繁栄期を迎え、新しい曲輪が増設され、防御施設も拡充されました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒569-1051 大阪府高槻市 大字 大字原

 

芥川山城は戦国時代の畿内覇者であった三好長慶の本城としても知られています。
三好長慶が河内国飯盛山城へ移るまでの7年間をこの芥川山城で過ごしました。

芥川山城の特徴は、大手門前や郭の山麓面など視覚効果の高い場所に石垣が巧みに配置されていることです。
空堀や土橋、竪土塁など技巧的な防衛設備も多く築かれており、立派な山城であったことが分かります。

現在でも遺構が良好に残っているので中世山城跡としては十分な見ごたえがありますよ。
芥川山城のある三好山はハイキングできる登山道が整備されており、気軽にハイキングできます。
登山ルート中に城の石垣が見られる場所もあるので、ハイキング次いでに城跡を訪れる人も多いです。