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鎌刃城

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鎌刃城は滋賀県米原市にあるお城で、城跡は国の史跡に指定されており、続日本100名城にも選定されています。

江北と江南の国境線に位置する境目にあるお城である鎌刃城は、湖北最大級の山城でした。
織田信長と浅井長政の攻防の舞台ともなった場所で、信長が美濃と近江を平定後1574年に城主の堀秀村は改易となり、まもなく廃城となりました。

鎌刃城の城築年代は定かではありません。標高380m程の山に築かれており、北と西へ伸びた尾根が合流する地点に主郭があります。
主郭は石積と土塁があり、北に石垣造りの虎口が開いています。北へ伸びた尾根には段曲輪が続き、物見櫓がある辺りが尾根の中心曲輪です。
石垣、堀切、曲輪などの遺構は見事に残っています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒521-0025 滋賀県米原市番場

 

鎌刃城の構造は主郭を中心に、三方に伸びる尾根上に曲輪を位置して、畝状竪堀や堀切だけではなく、石積みを使った堅固な虎口を築いているのが特徴です。織田信長・豊臣秀吉以前の石積みの山城跡としてはかなり貴重である城跡です。

鎌刃城では毎年「鎌刃城まつり」を開催しています。このまつりでは参加者でグループを作って鎌刃城の山城跡巡りをします。
その後、鎌刃城にまつわる話が聞ける講演会も開催。
鎌刃城跡に行くときには、しっかりとした山登りの装備で行きましょう。
山ヒルもいるため、その対策も必要です。

鎌刃城まつりでは米原名物の「石垣だんご」も食べることができますよ。