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菅谷館

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かつて武蔵国男衾郡金山城(現在の埼玉県比企郡嵐山町)にあった菅谷館。

別名「菅谷城」。

東京ドーム約3個分、約130000㎡の広大な敷地をもつ平城。

築城主は不明。

もともとは鎌倉幕府の有力御家人として知られる畠山重忠の館跡だったと考えられます。
1488年(長享2)、山内上杉家の家臣である太田資康が
扇谷上杉方の拠点である河越城に対抗して改修したとされます。

16世紀前半まで山内上杉家が城主を務めますが、
1546年(天文15)、後北条氏が戦国末期まで城主だったといわれています。

廃城年は不明。

現在、館跡には埼玉県立嵐山史跡の博物館が建てられています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町大字大字菅谷

 

・御城印の入手場所

嵐山史跡の博物館受付

200円

 

1984年に出版された中田正光氏の著書『埼玉の古城址』には、
広い縄張りや構造から後北条氏の強い特徴をもつと記されました。
ただし、発掘調査では後北条氏時代の遺物が見つかっていません。

菅谷館跡として、1973年(昭和48)に国の史跡に指定。
2008年(平成20)に比企城館跡群菅谷館跡と指定名称が変更され、
2017年(平成29)には続日本100名城に選定されています。

菅谷館跡は桜や山百合、カンザクラなど四季折々の花が楽しめることで有名。
また、ニノ郭にある土塁の上には、畠山重忠の像が建っています。