阿久根城
2020年3月2日蒲生城
2020年3月2日松尾城(栗野城)
栗野松尾城は鹿児島県姶良郡湧水町にあるお城。
別名「松尾城」と呼ばれることもある山城です。
栗野松尾城はもともと北原氏の居城でしたが、1590年に島津義弘公が入城した南九州唯一の山城跡になります。
栗野松尾城には現在でも石垣や石段が残っており、大手門が復元されています。
栗野町市街地の北側にある栗野松尾城跡は、現在城山公園として整備。
グラウンドになっている部分にも元々は曲輪がいくつかあり、さらにそこから東の方に多くの曲輪が連なった大きなお城であったそう。
栗野松尾城の本丸には石垣を積んだ枡形虎口があります。
南九州唯一の山城跡と呼ばれるのは、この虎口の存在が理由になっています。この虎口は枡形虎口と呼ばれるもので、城郭の曲輪への入り口を指します。
この枡形虎口は入口のところで通路を途中で曲がり角を付けるなどの工夫がなされています。
直進できないような構造になっているので、防御性が高い作りが特徴です。
〒899-6201 鹿児島県姶良郡湧水町木場
栗野松尾城は「南九州型」のお城です。
鹿児島や宮崎にある中世城郭の多くは、栗野松尾城と同じように南九州型と呼ばれる構造をしていて、安土城や大坂城など織田信長や豊臣秀吉が築いたよく知られる城の構造とは少し異なります。
大坂城などを訪れたことがある人であれば分かると思いますが、現在の大手口から天守閣までは三の丸、二の丸を通りかなりの距離を歩きます。
全国的に見て、多くの城郭構造は曲輪を順番に攻め落としてから、最後に本丸にたどり着くようになっていますが、南九州型のお城ではそれぞれの曲輪が空堀を隔てて独立した形で林立しているのです。
山間部の多い南九州では、合戦となった時に大群と大群が平面的にぶつかり合う戦いだけではなく、狭い山道に敵を誘導して有利な位置から攻撃するような、地形を利用した攻撃も多かったといわれています。
鹿児島県の御城印は
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