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宮島にあるのは厳島神社だけではない!宮島の神社を徹底解説

四宮神社 from google

瀬戸内海に浮かぶ宮島には、厳島神社や豊国神社などたくさんの神社や寺院があるよ。

ここでは宮島の近隣にあるおすすめの神社をまとめて紹介しよう。

 

清盛神社 from google

 

 

【平清盛由来の清盛神社】

 

平清盛没後770年にあたる昭和29年(1954年)に造営されたのが「清盛神社」だよ。
「清盛を祀る社を」という宮島の人々の想いから清盛神社が創建されたんだ。

西松原と呼ばれる砂州にあって、朱塗りの鳥居と小さな社があるこじんまりした神社で、誰でも自由に参拝できるの。

 

清盛神社 from google

<西松原に位置する清盛神社>

清盛神社は厳島神社の北西に少し歩いたところにある「西松原」に位置しているよ。
この西松原は、実は江戸時代初期には存在していない場所なんだ。
1541年に紅葉谷川の土石流が厳島神社の社殿に大量に流れ込む被害があったの。

それを機に堤防を設け、松が植えられるようになり、西松原が始まったとされるよ。
厳島神社の裏手を流れる御手洗川によって運び出された土砂や浜辺に堆積した砂を固め、江戸時代以降に徐々に延びていったのが「西松原」と呼ばれる突堤なんだ。

 

昭和20年(1945年)9月の枕崎台風によって御手洗川には大規模な土石流が発生してしまったんだ。
新たに堆積した土砂を運んで西松原を延長し、有之浦・大元浦が埋め立てられたよ。
この延長された西松原に創建されたのが清盛神社なんだ。

 

<清盛の命日には清盛神社祭を開催>

清盛神社は平清盛を御祭神とする神社で、厳島神社の末社にあたるんだ。
清盛の命日である3月20日には毎年、清盛神社祭が開催されているよ。

宮島の清盛まつりと言えば、平家一門の厳島神社参詣行列を再現する行事が有名だよね。
清盛の命日にあたる3月20日には、毎年お昼前頃から清盛神社で祭典が行われた後に、厳島神社の高舞台で舞楽が奉納される「清盛神社祭」が行われるよ。

 

四宮神社 from google

 

【紅葉谷公園内にある小さな神社「四宮神社」】

 

宮島の紅葉谷公園の中にある「四宮神社」は、厳島神社の境外末社で、中宮とも考えられているの。

麓から紅葉谷のロープウェーへ登る途中にあり、石の鳥居を2つ通り抜けた先に赤い鳥居があるよ。
毎年旧暦の8月1日に開催される「たのもさん」と呼ばれる例祭が有名なんだ。

 

<四宮神社の御祭神>

四宮神社の御祭神「加具土神(かぐつちのかみ)」
イザナギとイザナミの間に生まれた火の神様なんだ。

 

<四宮神社の歴史>

四宮神社の創建の年代や経緯は不明。
元々は紅葉谷川の上流である御陵川沿いに建立されていたそう。

その後、大国神社と合祀されて、現在の場所に遷座しているよ。
石鳥居には今もその名残が残っていて、扁額には「大國神社」という社名も刻まれているんだ。

 

<四宮の由来とは?>

四宮神社の「四宮」というのは、神社の順番を意味するよ。
昔は国司がその土地にやってくると、まずは神様に挨拶をするのが通例だったんだ。

神社を参拝する際には順番があり、神社の順番は「一宮・二宮・三宮・四宮」と数えられていたの。
回る順番ではなく、社格の順番であるという説もあるそう。

 

<旧暦8月1日に行われる「たのもさん」>

四宮神社は毎年旧暦の8月1日に開催される「たのもさん」と呼ばれる例祭が有名だよ。
「たのもさん」は、五穀豊穣や子供の健やかな成長を祈願した「たのも舟」と呼ばれる舟を四宮神社に集めるんだ。

お祓いをした後に、その船に供え物などを載せて、火を灯し、厳島神社の周辺から海に流す行事になるよ。
厳島神社から人形や果物、お賽銭などを載せたたのも舟が集まってくる様子を見ることができるの。

 

 

三翁神社 from google

 

【厳島神社の摂社「三翁神社」】

 

厳島神社の裏手、東廻廊近くに鎮座している三翁神社は、3つの社がある神社でかつては「山王神社」と表記されていたよ。
明治11年に厳島神社の摂社となって、明治43年に水天宮神社を合祀しているの。

 

<三翁神社の歴史>

三翁神社の創建年代などは不明。
しかし安元2年(1176年)の「伊都岐島千僧供養日記」に比叡社として記載されているの。
そのため、平安時代末期にはすでに創建していたものと考えられていて、その後山王社として祀られていたよ。

 

明治維新後には宮島内に合った末社を次々と合祀し、現在ではたくさんの御祭神を祀っているんだ。
佐伯鞍職を「佐伯翁」と称し、所翁、岩木翁が祀られていることから、いつしか「三翁神社」と呼ばれるようになったの。
また昭和29年には右殿に祀られていた平清盛公が西松原に清盛神社に分祀されたよ。

 

<三翁神社の御祭神>

三翁神社は3つの本殿から成っているの。それぞれの御祭神をまとめてみよう。

●中央殿(六柱)

中央殿の御祭神は以下の6柱になるよ。
・佐伯鞍職:厳島神社を創建
・所翁:佐伯鞍職の部下
・岩木翁:神鳥が神懸かったという村の主
・安徳天皇:8歳で入水し崩御した第81代天皇
・二位尼:安徳天皇の祖母。平清盛の正室で、安徳天皇とともに入水。
・大綿津見命:海の神様

 

●左殿(二柱)

・大己貴神:出雲大社のご祭神であり、国造りをした神。大国主命の別名が「大己貴神」
・猿田彦神:道ひらきの神

 

●右殿(三柱)

・御子内侍:平安時代末期の厳島神社の巫女で、平清盛の妾
・徳寿内侍:厳島神社の巫女
・竹林内侍:厳島神社の巫女

 

<例祭では舞楽の奉奏あり>

三翁神社の例祭では、祭典中に舞楽が奉奏されるよ。
12世紀後期に平清盛が大阪四天王寺から楽所を宮島に移して盛んに奉奏されていたそう。
現在でも厳島神社では、蘭陵王・納曽利・万歳楽・延喜楽など二十数曲が伝承されているの。

 

大元神社 from google

 

【厳島神社よりも前に創建された古社「大元神社」】

 

大元公園の入り口に鎮座している大元神社は、厳島神社よりも前に創建された古社。
現在は厳島神社の境外摂社なんだ。
戦国時代の大永3年(1523年)に再建された社殿は国の重要文化財に指定されているよ。

 

<大元神社の歴史>

大元神社は厳島神社のルーツとも推測されていて、厳島神社が創建される以前から鎮座していたと言われているの。
創建年は推古天皇元年(593年)とされているんだ。

屋根は板葺きで、日本で唯一の「六枚重三段葺き」となっているよ。
また、本殿内陣の玉殿には嘉吉3年(1443年)の墨書があるので、社殿よりも古いことが分かっているの。

 

<大元神社の御祭神>

大元神社に祀られている御祭神は、

・国常立尊:日本神話の根源神
・大山祇神:山の神
・保食神:五穀の起源神で食べ物神でもある
・佐伯鞍職

だよ。

 

佐伯鞍職は厳島神社の初代神主と言われていて推古天皇元年(593年)に杵嶋姫命の神託で厳島神社を創建して、初代神主になったと伝えられているんだ。
宮島では地主神として、篤い信仰を集めているんだよ。

 

大元神社の御利益は

・国土の安泰
・一族繁栄、一家安泰
・食あたり、水難・遭難のご加護

などがあるよ。

 

大元神社 from google

 

<大元の名前の由来とは?>

大元神社の「大元」は、古来厳島神社と同じ頃に創建された「土地神を祀った大元の社」と考えられていることから、名前に「大元」が付いたとされているの。

また、「現在の厳島神社の元宮があった場所」という意味合いから「大元神社」になったという説もあるそう。

 

<御島巡式の最終社参の地>

大元神社は、毎年5月15日に行われる「御島巡式」の最終社参の地なんだ。
御島巡式では船で島を一周し、浦々にある9社を参拝する行事だよ。
境内には御島巡式を無事成就したお礼に奉納された報賽額がたくさん奉納されているの。

 

巫女レモン
巫女レモン
厳島神社より前からあったなんてロマン溢れますね!

速谷神社 from google

 

 

【番外編!交通安全祈願できる速谷神社】

 

速谷神社は宮島の島内ではなく、山陽自動車道より宮島SAすぐそばにある神社。
速谷神社は「車を買ったら速谷さん」と呼ばれ、全国有数の交通安全祈願の神社として知られているよ。

速谷神社の歴史はとても古く、創建1800年となる古社なんだ。

平安時代には国家から「官幣大社」に認められ、朝廷から特別に篤い崇敬を受けていたの。
その当時、官幣大社は中国・九州地方には速谷神社しかなく、山陽道八ケ国でも最高の神格を誇っていたんだよ。

 

巫女レモン
巫女レモン
速谷神社もとても立派な神社です♪

 

<速谷神社の御祭神>

速谷神社の御祭神は「飽速玉男命(あきはやたまおのみこと)」
飽速玉男命は古代、安芸国を開かれた大神なんだ。

成務天皇の時代に、安芸国造を賜り、広く国土を開拓し、産業の道を進めたの。
さらに交通の便を開き、安芸国の礎をつくり固められた安芸建国の祖神と言われているよ。

 

<皇室や武家からの信仰が篤い>

速谷神社は延喜式によると、延喜式所載の安芸国三社(速谷神社・嚴島神社・多家神社)の中でも格別の待遇を受けていたそう。
天皇陛下は平成に入ってからも3度も速谷神社に幣饌料を奉納されているんだ。

また速谷神社は武家からの信仰も篤かったんだ。
安芸国桜尾城主・藤原親実以下歴代の城主や、戦国大名の大内義隆氏・毛利元就氏、広島藩主の浅野光晟以下歴代藩主らが篤く信仰していたんだ。

 

<速谷神社は交通安全の守護神>

速谷神社は古くから「山陽道の守護神」としてその霊験はあらたかなんだ。
古くから、九州に向かう旅人が長旅の安全を祈願したという故事がたくさんあるよ。
現在でも関西や九州地方からも、交通安全を願うドライバーが訪れるそう。

 

速谷神社の交通安全祈願は、社殿で運転手の祈祷が行われ、境内(車祓所)にて車両を1台ずつお祓いしてくれるんだ。
車両は前向き駐車で、神様に頭を向けて駐車するのが正しい作法とされているよ。
祈祷は随時行っており、毎日8時~17時の間であれば予約も不要となっているの。

 

速谷神社 from google

 

<速谷神社境内の見どころを解説>

速谷神社境内の見どころをまとめてみよう。

・本殿
御祭神が奉納されている正殿。
素木造銅板葺流造三間社の建築様式になっているよ。

・拝殿
祭典や祈祷が行われる神殿・

・岩木神社
健康長寿や病気平癒の神様である「岩木翁神」をお祀りしている社。

・稲荷神社
五穀豊穣や商売繁盛の神である「宇加之御魂神」をお祀りしている社。

・神宝館
重要文化財指定の狛犬や尊海文書など神社のご神宝類を展示。

 

速谷神社 from google

 

速谷神社 from google

 

・車祓所
車祓いをするために、「祓戸大神」がお祀りされている。

・楼門
楼門を支えている4本の大柱は1本の檜の巨木を4等分にして使われている

 

神主レモン
神主レモン
厳島神社の周りにはたくさんの神社がありますね!
神主レモン
神主レモン
のんびり色々な神社を巡って見てほしいです♪