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2023年12月31日栃木県足利市にある徳蔵寺は別名「ピンポン寺」と呼ばれているの。
また日本三大五百羅漢の1つでもあるんだ。
今回は徳蔵寺(ピンポン寺)の魅力に迫ってみよう。
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目次
【徳蔵寺とは?】
栃木県足利市にある徳蔵寺は、別名「ピンポン寺」と呼ばれている天台宗のお寺。
開創年は不詳。
平安朝の末頃、行学兼修の大徳・龍海大阿闍梨が民衆教化のために草庵を結んだと言われているの。
徳蔵寺のある地域は、足利市や桐生市の織物を江戸へ運ぶ回漕問屋が軒を連ねていたそう。
この問屋の活躍が、足利の隆盛の礎を作り、ここで財を成した商人たちが徳蔵寺の檀家だったんだ。
そのため、数多くの文化財や寺宝が、徳蔵寺には残されているの。
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【日本三大五百羅漢とは?】
徳蔵寺は日本三大五百羅漢の1つと言われているの。
日本三大五百羅漢の候補は以下の通り。
・徳蔵寺(栃木県足利市)
・喜多院(埼玉県川越市)
・建長寺(神奈川県鎌倉市)
・羅漢寺(大分県中津市)
五百羅漢とは、一切の煩悩を払って修行の最高位に達した仏弟子500人のこと。
その功徳を授かれるのが、五百羅漢像なんだよ。
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【徳蔵寺の五百羅漢はピラミッド型】
徳蔵寺の五百羅漢は、ピラミッド型。
最上段に阿弥陀如来坐像1体、観世音菩薩立像1体、勢至菩薩立像1体を配しているの。
その下に像高28cmの五百羅漢像500体を並べているよ。
段の角には釈迦の弟子の立像10体を配置しているから、全部で513体なんだ。
尊像は朱塗り、その上に金泥をかえ、顔・胸・腕には金粉をかけているの。
いずでも1本造りで、眼は彫眼。
江戸時代の足利は、冨士講の開祖・角行が二度訪れるなど、富士山進行の拠点としても機能していたそう。
富士山をイメージして、ピラミッド型になっている可能性もあるよ。
徳蔵寺の五百羅漢は、舟運の隆盛を背景に北猿田の河岸問屋「萬屋」の11代・吉右衛門が中心となって5軒の問屋で奉納したんだ。
ちなみに徳蔵寺の五百羅漢は通常は非公開。
事前に連絡をすれば見学が可能なんだ。
また定期的に足利市の非公開重要文化財が公開されるタイミングでも見ることができるよ。
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【徳蔵寺はなんで「ピンポン寺」と呼ばれているの?】
栃木県足利市にある徳蔵寺は別名「ピンポン寺」と呼ばれているの。
ピンポン寺と呼ばれている理由は、境内にピンポン道場があるからなんだ。
昭和51年(1976年)に親子の断絶を防ぐために、話し合いのテーブルの代わりにピンポン台を出したのが始まりだそう。
ピンポン玉のように会話が行ったり来たりする中で、人間形成をしていくという試みだったそう。
その後、徳蔵寺は「寺子屋ピンポン」や「ピンポン寺」と呼ばれるようになったんだ。
人材育成で地域に貢献するお寺なの。
またピンポン道場では、卓球大会が開催されているよ。
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【ピンポン寺の卓球大会】
ピンポン寺と呼ばれる徳蔵寺では、毎年「ピンポン寺卓球大会」が開催されるよ。
昭和51年(1976年)に始まったピンポン寺卓球大会は毎年9月の第一日曜日に開催。
例年200人以上の参加者がおり、山梨県など県外参加者もいるそう。
子供からお年寄りまで、年齢・性別・国籍に関係なく、誰でも参加可能だよ。
卓球大会は境内に並んだ卓球台で試合を行うトーナメント形式。
参加者には、かき氷やわたあめ、ポップコーン、ドリンクなどが振舞われるそう。
参加費用は無料で、優勝者・準優勝者には表彰状が授与されるよ。
【徳蔵寺は「足利七福神めぐり」の社寺の1つ】
徳蔵寺は足利七福神めぐりの社寺の1つなの。
五穀豊穣や諸願成就の神「大黒天」のお寺で、三面出世大黒天を祀っているよ。
足利七福神めぐりは栃木県足利市の寺社を巡るコースで、徒歩で約3時間半程度。
この足利七福神めぐりは、昭和17年(1942年)に町の繁栄と家運の隆昌、健康増進を願って始められたんだ。
第二次世界大戦中は中断されていたものの、昭和62年(1987年)正月に復活。
大黒天2箇所、毘沙門天2ヶ所、弁財天2ヶ所となっているので、札所は合計10ヶ所あるよ。
足利七福神めぐりの社寺は以下の通り。
・大黒天:鑁阿寺
・弁財天:明石弁天(本城厳島神社)
・寿老人:心通院
・弁財天:名草弁天(名草厳島神社)
・恵比寿:西宮神社
・福禄寿:長林寺
・布袋尊:福厳寺
・毘沙門天:常念寺
・毘沙門天:最勝寺(大岩毘沙門天)
・大黒天:徳蔵寺
【徳蔵寺境内の見どころスポットを徹底解説!】
徳蔵寺には、五百羅漢以外にも見どころがたくさんあるよ。
ここでは徳蔵寺でおすすめのスポットをまとめてみよう。
<山門>
山号と寺号が書かれた山門。
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<本堂>
<五百羅漢堂>
五百羅漢が祀られているお堂。
五百羅漢像とともに、栃木県有形文化財指定の五百拾参軀が安置されているよ。
羅漢同は文化10年(1813年)建立で、土蔵造り、屋根は瓦葺き平屋建て。
<千庚申堂>
千庚申堂は、五百羅漢堂の隣にあるお堂で民俗重要文化財指定。
堂内には高さ262cmの五重塔である庚申塔と大きな数珠があるよ。
大きな数珠は参拝者が回すこともできるんだ。
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<愛染堂>
千庚申堂の隣にある愛染堂。
愛染明王が祀られているお堂だよ。
愛染明王像は、平安時代末期の慈覚大師円仁の手によるものと伝わっていて、市指定の重要文化財に登録されているの。
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愛染堂の近くにある蓮の池の間には、愛染明王にちなんでハート形の道が続く橋があるの。
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<鐘楼>
徳蔵寺の鐘楼は参拝者も付くことができるよ。
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<おたすけ観音像>
本堂のすぐそばにあるおたすけ観音像は以下の御利益があるよ。
・長寿
・ボケ予防
お年寄りに寄り添って助けてくれるご利益があるとされる観音様なんだ。
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【徳蔵寺の住所とアクセス】
住所
〒326-0023 栃木県足利市猿田町9−3
アクセス
・足利駅からタクシーで10分
・足利市駅からタクシーで15分
など。