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世界文化遺産にも指定!比叡山全域を境内とする延歴寺は3つのエリアに分かれている?

旧横川中堂

 

平安時代の四大寺の1つである「延歴寺」は天台宗の総本山で、標高848mの比叡山全域を境内としている広大な寺院なんだ。

今回は日本仏教の母山と言われてる延歴寺の歴史やおすすめスポットをまとめてみよう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
天台宗の総本山〜!そして、世界遺産です〜!

 

【延歴寺の歴史】

 

平成6年(1994年)に世界文化遺産に登録された比叡山・延歴寺は、標高848mの比叡山全域を境内とする寺院だよ。
奈良時代末期に、19歳であった最澄が比叡山に登り、草庵を結んだのが始まりなんだ。

 

最澄が中国に留学して天台宗を開宗してからは、弘法大師・空海の開いた高野山・金剛峯寺と共に、日本の宗教界最高の地位に約1,200年もの間、君臨したよ。
この比叡山からは、円珍、円仁、慈円、源信、法然、親鸞、一遍、道元、日蓮など、日本仏教を支えた傑僧たちを数多く輩出したんだ。

 

全盛期であった平安時代末期には、三塔・十六谷・三千坊を数えていたと言われるほどの規模だったの。
この時代に門下の対立が激しくなり、分立した三井寺(園城寺)の「寺門」に対して、比叡山延歴寺は「山門」と呼ばれているよ。

戦国時代には織田信長によって、一山焼き討ちに遭うものの、豊臣秀吉や徳川家康の手によって復興された諸堂は、数多くの国宝・重要文化財の指定を受けているの。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
織田信長の比叡山の焼き討ちは有名ですよね〜

 

 

琵琶湖から見た比叡山

 

 

 

【ケーブルやバス、ドライブウェイなど様々な行き方ができる】

 

延歴寺は比叡山の山上にあるから、参拝は難しそう…というイメージを持っている人は多いはず。
しかし、ケーブルやドライブウェイも完備されているから、山上まで比較的簡単に参詣することができるよ。
諸堂の拝観だけではなくて、自然散策に来る人も多いとか。

 

比叡山は京都府と滋賀県の県境にあって、東には日本一の琵琶湖を眼下に望み、西には古都京都の街並みを一望できる景勝の地でもあるんだ。
交通の便がよい東塔だけを拝観する人が多いんだけど、厳粛な空気が漂う西塔や横川エリアも、東海自然歩道を歩いて散策してみたいね。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
設備がない時代は上まで行くのも一苦労ですわな

 

【3つのエリアに分かれている延歴寺】

 

延歴寺は伝教大師・最澄によって開かれた天台宗の総本山で、霊峰比叡山(標高848m)全域が寺域となっているんだ。

その広大な寺域には100あまりの建造物があって「東塔」「西塔」「横川」の3つのエリアに分かれているの。

延歴寺を訪れる際にはこの3つのエリアを参拝するとよいね。
それぞれのエリアの特徴をまとめてみよう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
山一帯が寺域という感じですな!

 

<東塔>

東塔は延歴寺発祥の地であり、比叡山三塔十六谷の中心エリアだよ。
延暦寺総本堂の根本中堂や大講堂など、重要な堂塔、国宝殿が集結しているんだ。

 

延暦寺 根本中堂 (国宝), 滋賀県大津市。1642年再建。 from wikipedia

 

・根本中堂(国宝)

根本中堂は比叡山延暦寺の総本堂になるよ。
延歴寺では東塔、西塔、横川にそれぞれ中心となる仏堂があるんだけど、東塔の根本中堂はその最大の仏堂なんだ。

伝教大師・最澄が延暦7年(788年)に一乗止観院として創建し、伝教大師が自らが刻んだといわれている「秘佛本尊薬師如来」がまつられているんだ。
薬師如来の前には開創以来1200年間消えることなく「不滅の法灯」が輝いているの。

この須弥壇のある内陣は、参拝者がお参りする中陣・外陣より低い位置にあるんだ。
天台様式仏像や法灯が、参拝者の目の高さに合わせているのは、「仏も人もひとつ」という仏教の「仏凡一如」の考えを表しているんだよ。

お坊さんレモン
お坊さんレモン
1200年間、消えることなくって凄すぎる。

 

・比叡山国宝殿

国宝殿には、宗祖伝教大師(最澄)のご真筆や、仏像・仏画・書跡・美術工芸品など数多くの国宝・重要文化財が展示されているんだ。

主な収蔵品として、天台法華宗年分縁起 伝教大師筆(平安時代・国宝)、光定戒牒 嵯峨天皇筆(弘仁14年・国宝)、千手観音菩薩立像(平安時代・重要文化財)、五大明王像(鎌倉時代・重要文化財)などがあるよ。

 

・大黒堂

大黒堂は伝教大師・最澄が初登叡の際に、大黒天を感見したところで、日本の大黒天信仰の発祥の地と言われているの。
現在のお堂は、信長の焼き討ち以降に再建されたお堂で、ご本尊に正面が大黒天、左右には毘沙門天と弁財天の3つの顔を持つ「三面出世大黒天」を祀っているよ。

 

・文殊楼

文殊楼は、根本中堂の前にある石段を上がったところにある楼門だよ。
比叡山の総門の役目を果たす重要な楼門であり、中国五台山の霊石が埋められ、重層和唐の混合様式の建物になっているんだ。
楼上には学問の仏様として崇拝されている「知恵の文殊菩薩」が祀られているよ。

 

大講堂

 

 

・大講堂

現在の建造物は、昭和36年に山麓の讃仏堂を移築・再建したもの。
正面本尊は大日如来、脇士は弥勒菩薩と十一面観音菩薩。

その他に、桓武天皇や聖徳太子、高祖天台大師、宗祖伝教大師など、比叡山で修学され一宗一派を開いた祖師像が、各宗より奉納されて安置されているの。

大講堂は本来仏教の講義をするお堂で、このお堂では5年に1回、「法華大会」など重要な法要が執り行われているよ。
大講堂に参詣しただけで、比叡山が日本大乗仏教発祥の霊山であるということを感じられるの。

 

東塔

 

・法華総持院東塔

法華総持院東塔は、伝教大師・最澄が国宝的人材づくりの旗印として、全国6ケ所に建てた宝塔の1つ。
現在の塔は、大師出家得度1200年を記念して、昭和55年に復興再建されたものなんだ。

 

阿弥陀堂

 

・阿弥陀堂

昭和12年(1937年)に建立された檀信徒の先祖回向の道場。
阿弥陀堂は、本尊阿弥陀如来を祀るお堂で、天井周りの部材には平安時代後期~鎌倉時代中期頃の様式である極彩色が施してあるよ。
またお堂の前には、水琴窟があって、美しい響きを聞くことができるんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
他にもたくさんあるけれど次は西塔を見ていくよ!

 

西塔鐘楼

 

<西塔>

最澄作の釈迦如来を本尊とする釈迦堂や、にない堂などがあり、修行のお堂が集まっているエリアなんだ。
春には「比叡のさくら」イベントが開催されてにぎわううよ。
また一般の方々の研修道場である居士林もあって、修行体験をすることができるんだ。

 

 

にない堂渡廊下

 

・にない堂(堂行堂・法華堂、重要文化財)

重要文化財に指定されている堂行堂・法華堂は、同じ形の二堂が渡り廊下でつながれていることから別名「弁慶のにない堂」と呼ばれているよ。
堂行堂は阿弥陀経、法華堂は法華経をそれぞれ読経し、修行する場なんだ。
法華と念仏が一体であるという比叡山の教えを表すために、お堂が渡り廊下でつながっているんだよ。

 

転法輪堂(釈迦堂) from wikipedia

 

 

・釈迦堂(重要文化財)

釈迦堂は西塔の本堂で「転法輪堂」ともいうよ。
信長の焼き討ち後、豊臣秀吉が大津の園城寺(三井寺)の金堂を山上に移築したものなんだ。
天台建築様式の代表とされる建造物で、比叡山内最古の鎌倉時代の建物になるよ。

 

 

浄土院拝殿

 

 

・浄土院

浄土院は、延歴寺山内では最も清浄荘厳な聖域であると言われているよ。
比叡山を開いた伝教大師・最澄上人の御廟でもあるんだ。
「掃除地獄」と呼ばれるほど、掃き清められているよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
掃除地獄って言われるほど、毎日、綺麗にされているんだろうなぁ〜

 

・瑠璃堂

瑠璃堂は、薬師瑠璃光如来を本尊としていて、織田信長による比叡山焼き討ちを逃れた山内唯一の建物なんだ。
室町時代後期の建築と言われていて、その建築様式は比叡山では珍しく禅宗様で、重要文化財にも指定されているよ。
残念ながら瑠璃堂の内部は非公開なんだ。

 

<横川>

横川中堂や元三大師堂などがあり、静寂に包まれたエリアだよ。
慈覚大師円仁によって開かれ、源信、親鸞、日蓮、道元などの名僧たちが修行に入った地でもあるんだ。

 

横川中堂

 

・横川中堂

横川中堂は「首楞厳院(しゅりゅうごんいん)」と呼ばれていて、横川エリアの本堂。
舞台づくりで、全体的に見て船が浮かんでいる姿に見えるのが特徴だよ。

嘉祥元年(848年)に、横川を開いた慈覚大師(円仁)が創建。
昭和17年夏に、雷火で全焼してしまうものの、本尊の聖観音(重要文化財)は炎火を逃れ、昭和46年に復元されたよ。

 

根本如法塔

 

・根本如法塔

根本如法塔は、慈覚大師(円仁)が横川にある根本杉のほこらの中で始めた法華経書写にちなんでいて、その写経を納めるためのお堂として造られたんだ。
その後、根本如法堂跡に多宝塔の如法塔が建てられ、数々の仏教経典を書写したものを納めて祈念し、後世に伝えるために安置しているよ。

 

四季講堂(元三大師堂)

 

・元三大師堂

元三大師堂は慈恵大師(元三大師)の住居跡と伝えられているよ。
春夏秋冬それぞれの季節に法華経の論議が行われているため「四季講堂」とも呼ばれているんだ。

現在は慈恵大師(元三大師)を本尊としているので「横川のお大師さん」とも呼ばれるようになったの。
またこの元三大師堂はおみくじの元祖とも言われているんだよ。

 

 

【比叡山延歴時の元三大師堂はおみくじ発祥の地?!】

 

神社やお寺で引くことができる「おみくじ」は私達にとってとても馴染みのあるものだよね。
実は、そのおみくじ発祥の地が、比叡山延歴寺の横川エリアにある元三大師堂なんだ。

元三大師堂では、角大師(つのだいし)のお姿を授与していて、魔除けの護符になっているの。

 

現代のおみくじの形は、元三大師・良源が考え出したと言われていて、元三大師が観音菩薩様に記念し授かった五言四句の偈文100枚がおみくじの原型なんだ。
偈文(げもん)とは、観音菩薩様のお言葉のこと。
元三大師は100枚の偈文の中から引いた1枚に進むべき道を読み取って、数多くの人を迷いから救ってきたとされているの。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
五言四句の偈文100枚!ちょうど100枚なんだね!

 

元三大師が「おみくじの元祖」と呼ばれるようになったのは、江戸時代の初め頃のこと。
徳川家に三代にわたって仕えた慈眼大師・天界が、元三大師の夢のお告げによって、信州にある戸隠神社で偈文100枚を発見されたことに始まるんだ。

この発見された偈文100枚が「元三大師百籤(ひゃくせん)」となり、番号と五言四句の偈文によって、的確な指針を得られたことで広まっていったの。
次第に、天台宗以外でも使われるようになり、全国のお寺や神社でおみくじが浸透していったんだ。

 

この元三大師堂では、普段私達が自分でおみくじを引くスタイルとは違ったやり方をするの。
ここでは、おみくじを自分で引くのではなく、僧侶がおみくじを引いてくれるんだ。
相談したい迷いや悩み事を詳しく紙に書き、その内容を元に僧侶と面談をするの。

おみくじを引いた方がよいかを判断し、引くと決まればお経を唱えて、僧侶がおみくじを引いてくれるよ。
その後、おみくじの内容、つまり元三大師の答えを解説してくれるんだ。

 

本来のおみくじは、将来を予言するものでも、吉凶を占うものでもなく、自分自身の決意を後押しするものでもないとされているよ。
どちらの方向へ進むべきか自分では判断できない…という人生の岐路に立たれた時に、元三大師に決めてもらうというものなんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
運試し的なものではなかったのね〜w
お坊さんレモン
お坊さんレモン
元三大師さまのお言葉をいただいて活かしていくんだぞ!
お坊さんレモン
お坊さんレモン
琵琶湖も一望できる地で長年、歴史を見てきたんだね〜♪

 

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