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東大寺の穴場スポットはここだ!大仏様だけじゃない!たくさんの見どころをまとめてご紹介

乾漆不空羂索観音立像 法華堂(三月堂)安置 ※左右に立つ日光菩薩・月光菩薩像は2011年に東大寺ミュージアムに移動 from wikipedia

 

【東大寺の穴場スポットはここだ!~前編~】

 

奈良にある東大寺といえば「大仏様」が有名だよね。
実は東大寺の魅力は大仏様だけじゃないんだ!

 

ここでは東大寺にある穴場スポットをいくつか紹介するね。
穴場スポットを知っておけば東大寺通になれること間違いなし!

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
たくさんあるから前編、後編に分けて紹介するよ

 

大湯屋(重要文化財) from wikipedia

 

【東大寺のお風呂「東大寺大湯屋」】

 

二月堂裏参道の近くにある東大寺大湯屋は、東大寺のお風呂なんだ。
昔のお風呂がある施設となっていて、かつて東大寺の僧侶たちはこの大湯屋で仏道に励むために身を清めるための沐浴を行っていたとされているの。

 

東大寺大湯屋の歴史はとても古くて、この建物の元となる施設は奈良時代から存在していたそう。
ただ、平安時代末期に起きた平重衡による南都焼討ちで焼失してしまったので、今残っている大湯屋は鎌倉時代に再建されたものなんだ。

 

残念ながら、大湯屋の建物は基本的には公開されていないんだ。
ただこれまでに平成29年7月に一度だけ特別公開されているよ。
今後も何等かのタイミングで特別公開される可能性もあるから要チェックだね。

 

建物の中には「鉄湯船」と呼ばれる鉄でつくられた湯船が現存しているんだ。
この鉄湯船は重要文化財にも指定されているよ。
他にも、唐破風が付いた浴室なども残っていて、ユニークな風情を感じることができるの。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
次の特別公開情報があれば逃さずに拝見したいものですね!!

 

 

【二月堂供田はお米を栽培する東大寺の田んぼ】

 

東大寺大仏殿の北側を通り、東大寺二月堂へ伸びる二月堂裏参道沿いにある田んぼを「二月堂供田」というよ。

お寺の境内地に田んぼがあるのはなんとも不思議だよね。
この田んぼは、お寺で使うお正月の鏡餅や、お水取り行事で使われるお供え用の餅を作るための「もち米」を栽培しているんだ。

 

裏参道沿いから見える田園風景は、6月の田植えの時期から秋の稲刈りの時期まで楽しむことができるよ。
二月堂供田の南側に隣接している大湯屋の重厚感とこちらの田園風景は、絶好の写真撮影スポットとしても人気を集めているんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
写真映えもするからインスタ好きにも人気だね!

 

東大寺 四月堂

 

【仏像ファンは必見!穴場の仏像スポット「四月堂」】

 

東大寺四月堂は、二月堂や三月堂が立ち並ぶ上院エリアにある小さなお堂だよ。
本来の名前は「三昧堂」というんだけど、毎年4月に法華三昧会と呼ばれる法要が執り行われることから四月堂という通称で呼ばれるようになったの。

 

かつて四月堂内には、脚が短く独特の佇まいが印象的な「千手観音菩薩立像」が本尊として祀られていたんだ。
現在この像は東大寺ミュージアムの展示物として移転されているよ。

その代わりに二月堂から十一面観音菩薩立像が招かれ、本尊として安置されているんだ。

 

四月堂は二月堂や三月堂に比べると小さく、地味な印象だから見逃してしまう人が多いの。
けれど無料で拝観することができるし、仏像好きであればぜひチェックしておきたいね。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
意外と見逃しやすいお堂だからチェックしてね♪

 

東大寺指図堂

 

【土日なら拝観できるかもしれない?浄土宗の関わりが深い「東大寺指図堂」とは】

 

指図堂は、大仏殿を再建する計画の図面を収蔵するお堂として用いられた場所なの。
それに由来して「指図堂」と呼ばれるようになったんだよ。

大仏殿の再建という重要な役割を果たした後、指図堂は浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの霊場として用いられるようになって、多くの浄土宗徒がお参りするようになったんだ。

 

東大寺は華厳宗の総本山だから、浄土宗の聖地が設けられるのは珍しいんだけどこれには由来があるの。
東大寺再建のキーマンであった重源上人が浄土宗への理解が深く、重源上人自らが法然上人を東大寺に招いて念仏を唱えさせたと言われているよ。

 

この指図堂は大仏殿や戒壇堂のように随時拝観できるわけではないの。
土日についてはお堂の扉が開いていて、拝観できることが多くなっているよ。

 

法然上人絵伝 from wikipedia

 

また平日でも事前予約をすれば拝観することはできるそう。
堂内には、法然上人の姿を描いた「法然上人絵図」や阿弥陀三尊像、阿弥陀如来坐像などがあるよ。

 

【巨大な七重塔があったと言われる「東大寺東塔院跡」】

 

東大寺境内の大仏殿の南東側には、芝生が広がる空間(遺跡)があるの。
東塔院跡は、かつて存在した東大寺の巨大な七重塔があった場所だよ。

 

この七重塔は奈良時代の764年頃に創建されたと言われていて、初代塔は平安時代末期、平重衡の南都焼き討ちによって焼失。
鎌倉時代の1227年頃に復興されるものの、室町時代の1362年に落雷に伴う火災で再び焼失してしまうんだ。
その後は再建されることはなかったよ。

 

この七重塔であった東塔院は、東西南北4箇所の門を有する重厚な回廊によって塔が囲まれていたんだ。
その高さはなんと70~100mもあったと言われているよ。

 

こちらの東塔院跡は秋には紅葉したイチョウがとっても綺麗なの。
落ちたイチョウの葉が、じゅうたんのように降り積もった姿を楽しむことができるよ。

秋の奈良公園の穴場観光スポットとして人気があり、紅葉シーズンはぜひ訪れておきたいスポットの1つなの。
また桜の木もあることから、桜が咲く春の季節にもお花見を楽しむ観光客に人気だよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
紅葉や桜を満喫できるスポットだよ♪

 

東大寺西大門跡

 

 

【礎石のみが残るかつての巨大な門跡「東大寺西大門跡」はイチョウや桜の名所】

 

奈良公園の「みとりい池園地」の北側すぐに位置するのが東大寺西大門跡地だよ。
現在は石碑が設けられている以外には、わずかに礎石を残すのみ。
かつては現存する東大寺南大門を上回る規模を誇る巨大な門があったとされているよ。

 

西大門跡から西に奈良市街地に伸びる道は「旧二条大路」で、かつては平城京の朱雀門から直線で結ばれていたんだ。
そのことからも今はなき西大門が東大寺の正門の役割を果たしていたとされているよ。

 

この西大門跡は、奈良八重桜の名所として人気を集めていて、新緑や、紅葉の季節にも多くの観光客が訪れるんだ。
特に紅葉シーズンに、イチョウが地面に降り積もる「イチョウのじゅうたん」は、大仏池周辺と並んで隠れた名所となっているの。

 

西大門跡は歩道とは高低差があるから立ち入りできないように見えるんだけどそんなことはないよ。
南側のみとりい池周辺の小道から回り込んで入ることができるんだ。
紅葉シーズン、桜シーズンにはぜひカメラを持って散策したいね。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
礎石だけと侮るなかれ!イチョウの絨毯は素晴らしい景観ですよ!

 

東大寺本坊

 

 

【毎年5月2日の聖武天皇祭の1日だけ拝観できる東大寺本坊】

 

仁王像で有名な東大寺南大門のすぐそば、大仏殿へと伸びる参道沿いの東側にあるのが「本坊」だよ。
この本坊はお堂ではないため、仏像などが安置されているわけではないの。

けれど敷地内には、大広間のある建物や、「天皇殿」と呼ばれる空間、奈良時代からの建物である本坊経庫などが残されているんだ。

 

本坊にある「天王殿」は、東大寺大仏の造立を発願・指揮した聖武天皇の坐像をお祀りする空間なの。
この天皇殿は、江戸時代に建立された際には「東大寺東照宮」として徳川将軍家を祀る空間となっていたんだ。

大政奉還後は天皇を祀る空間として機能していて、毎年5月2日の聖武天皇祭当日は午前8時~11時頃まで「論議法要」が行われるよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
本坊経庫は国宝なんだよ〜♪

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
気になる人は毎年5月2日の聖武天皇祭に行ってみよう〜♪
お坊さんレモン
お坊さんレモン
季節の色とりどりの桜やイチョウが綺麗な時に合わせて訪れるのも見どころが増えるのでおすすめ!

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
続けて後編も紹介していくよ!!

 

【東大寺の穴場スポットはここだ!~後編~】

 

前半では東大寺の穴場スポットを紹介したけれど、後編も続きを紹介するね。

東大寺といえば鹿がたくさんいる奈良公園と隣接していることでも有名だよ。
奈良公園の豆知識についてもまとめてみよう。

 

 

東大寺知足院

 

【有名な山名の隠れ寺「東大寺知足院」は文使い地蔵で知られている?】

 

東大寺境内の最北端に位置する知足院(ちそくいん)は大仏殿や二月堂とは離れた場所にあるから知る人ぞ知る穴場スポット。
正倉院よりもさらに北側に位置している東大寺の塔頭寺院になるよ。

 

知足院の歴史は大仏殿などと比べると浅く、平安時代中期の寛平2年(890年)に創建。
外観は年間を通して見学することができるんだけど、堂の中は見ることができないんだ。

 

ただ年に1日だけ、毎年7月24日には朝8時から2時間ほど地蔵会が実施されるため、堂内を特別に拝観することができるの。
この時、ご本尊である木造地蔵菩薩立像を間近で見ることができるよ。

 

この木造地蔵菩薩立像は別名「文使い地蔵」と呼ばれているの。
その名前の由来はある伝説が関係しているんだ。

 

東大寺の南都焼討からの復興に尽力した藤原行隆が亡くなった時に、藤原行隆の娘がお地蔵さまに祈り続けたそう。
すると祈り続けて7日目にお地蔵さまの手に祈りに応えて父親からの手紙が握られていたという伝説に由来するんだ。
だから「文使い地蔵」と呼ばれるようになったよ。

 

この知足院は奈良八重桜が綺麗に咲き誇るスポットとしても人気なの。

奈良八重桜は奈良市のシンボルでもある花で、奈良八重桜が天然記念物に指定される際の原木となった桜の木は知足院のものなんだ。
境内は観光客が多い東大寺とは違い静かで、独特な雰囲気を感じられるよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
とっても風情のあるスポットだから好きな人も多いはず。

 

【かつて巨大なお堂があった芝生広場「東大寺講堂跡」】

 

大仏殿の裏手にある自然あふれた静かな遺跡が「東大寺講堂跡」だよ。
この東大寺講堂跡は、仏堂の遺跡を伴った芝生広場になっていて、礎石のみが残っているの。

 

東大寺講堂は、唐招提寺などに現存する「講堂」と同じように、僧侶たちが集まって仏教研究や講義を行うために用いられていたんだ。
かつては回廊を通して東大寺大仏殿と繋がるほど大きな仏堂だったそう。

 

講堂は天平勝宝8年(756年)頃に完成したと言われていて、本尊は千手観音、また脇侍は虚空菩薩、地蔵菩薩があったとされてるよ。
しかし治承4年(1180年)、平重衡らによる南都焼き討ちなど室町時代に至るまで3度にわたって焼失。
3度目の焼失以降は再建されることはなかったの。

 

レプリカではない数多くの本物の礎石が残っていて、東大寺講堂跡である面影がよく残っているの。

この講堂跡からは、大仏殿を裏側から見ることができるので、いつも見る東大寺とは違った見方ができるよ。
後ろ側から見る大仏殿もまた、正面から望むのと同じように壮大なスケールと圧倒的な存在感があるんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
大仏殿を裏から見て改めて大きさも感じれるかもですね!!

 

【東大寺境内には小さな神社「遠敷神社」がある?】

 

東大寺の境内には「お水取り」の由緒に深い関わりを持つ若狭国ゆかりの小さな神社があるんだ。
その神社は「遠敷神社(おにゅうじんじゃ)」と呼ばれていて、二月堂のすぐそばにあるよ。

神社は二月堂の鎮守神として周辺をお守りする存在となっていて、二月堂よりも高い位置にあるから眺めがよいんだ。

 

この遠敷神社は、「お水取り」の儀式において主役ともいえる若狭国の遠敷明神を勧請したもの。

遠敷明神とお水取りのエピソードは、遠敷明神が二月堂で開かれた修二会に呼ばれた際に、魚とりに夢中になり集合時間に遅刻してしまうんだ。
そのお詫びに若狭の地から香水を贈ったというエピソードなんだよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
二月堂のすぐ裏だから一緒に参拝してみてね♪

 

東大寺念佛堂

 

【朱色の建築が珍しい東大寺念佛堂】

 

巨大な大鐘・東大寺鐘楼の東側すぐのところにある小さなお堂が「念佛堂」だよ。
この念佛堂は東大寺境内では珍しく朱色で彩られたお堂なんだ。

 

屋根に注目して見てみると「しころ屋根」と呼ばれる屋根の高さが少しだけずれて二重になっているような様式となっているの。
現在のお堂は鎌倉時代に建立されたもので、その当初は今の「念佛堂」という名前ではなく、「地蔵堂」と呼ばれていたそう。

 

念佛堂の堂内は、鎌倉時代の嘉禎3年(1237年)に鎌倉時代の仏師・康慶によって、仏師・運慶の冥福を祈る目的で製作されたんだ。
その地蔵菩薩の顔は、女性のような雰囲気を漂わせているんだよ。

 

念佛堂の拝観は基本的にOK。
隣接する御朱印授与所に申し出れば、無料で内部拝観ができるよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
拝観が大丈夫なのは嬉しいですね♪

 

 

 

【二月堂に行ったら絶対に見ておきたい「二月堂良弁杉」とは?】

 

二月堂は東大寺境内を代表するスポットとして有名だよね。
この二月堂の眺めのよい舞台の真正面にあるのが、ひと際目立つ杉の大木だよ。

 

この杉は「二月堂良弁杉」と呼ばれていて、東大寺開山の祖で、初代別当である「良弁」の名前が付けられているの。
この名前の由来は、良弁が赤ちゃんだったころ、トンビにさらわれてしまった後、この杉の木に引っかかっているところを保護されたんだ。

 

保護された良弁は僧侶として育てられ、最終的には成長した後に実の母親と再会を果たしたというエピソードなの。
この伝説にちなんで、杉の大木は「二月堂良弁杉」と呼ばれるようになったんだ。

 

現在生えている杉の木は、残念ながら伝説時代から同じ杉が生え続けているわけではないの。
台風などの災害によって、杉の木が破壊・枯死したことで、現在ある杉の木は昭和時代中期に植えられた3代目の杉になるんだ。
ただ古木の根元部分だけは今でも地面に一部が残されているよ。
二月堂を参拝した際にはぜひこの大きな杉の木に注目しておきたいね。

 

 

【世界遺産に囲まれた奈良公園は奈良観光の拠点】

 

奈良と言えば奈良公園とイメージする人は多いはず。
奈良観光に来たほとんどの人が訪れるといっても過言ではないよ。

奈良最大の観光拠点ゾーンである奈良公園は、東大寺・興福寺・春日大社周辺の美しい自然が広がるエリアのこと。
その規模は東京ドーム約130個分に相当する600ヘクタールの規模を誇っているよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
東京ドーム約130個分相当のと言われても東京ドーム行ったことが!!

 

公園というと遊具などを連想するかもしれないけれど、奈良公園には遊具はなし。
ベンチが設置されていて、広場が整備されているものの、ありのままの自然を楽しむことができる空間となっているんだ。

 

自然あふれる奈良公園は全域にわたって、桜や紅葉など季節の移り変わりを楽しむことができるよ。
桜に関してはソメイヨシノの他、奈良九重桜や奈良八重桜などの桜も咲くから、3月下旬~5月上旬まで長く桜を楽しめるの。

 

奈良公園で忘れてはいけないのが「鹿」だよね。
鹿は奈良公園内の全域にわたって多数生息しているんだ。

特に鹿が多いエリアと言えば、荒池園地・登大路園地・春日野園地・浮雲園地・片岡梅林周辺で、飛火野や若草山一帯でも鹿が多く見られるよ。
時には100匹を超える鹿の群れに出くわすこともあるんだ。

 

鹿はこちらが強い干渉をしない限り、特に危害を加えてくることはないよ。
ただ発情期のオス(8~11月頃)や、出産直後のメス(5~7月頃)は気性が荒くなっているから気を付けよう。
鹿せんべいをあげる時には、じらしすぎずにすぐにあげるようにしよう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
鹿さん、時期によっては怖い時もあるからね
お坊さんレモン
お坊さんレモン
さすが世界遺産ですね!見どころがたくさんあります!!
お坊さんレモン
お坊さんレモン
東大寺の歴史やエピソードを知っておくと拝観の時にもっと楽しめますよ

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
前回、前々回も東大寺を紹介したからぜひ見てみてね〜

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