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根室半島チャシ跡群

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根室半島チャシ跡群は北海道根室市にある24か所のチャシ跡の総称です。

チャシとは近世にアイヌが築造した施設であり、高い場所に築かれ、壕や崖などで周囲と切り離された施設になっています。
北海道内にはたくさんのチャシが確認されており、その数は約700にもなります。その中で根室半島チャシ跡群は国の史跡にも指定されており、根室半島は特にチャシが集中している場所としても知られています。

根室半島チャシ跡群は16世紀~18世紀にかけて造営されたもので、社会、経済、政治情勢と関連した遺跡です。
根室半島チャシ跡群にはチャルコロモイチャシ、ウェンナイチャシ、ニランケウシチャシ、アッケシエトチャシなどがあります。

根室半島チャシ跡群のチャシは保存状態がよく、遺構も確認できます。
チャシは一般的には日本でいう「砦」と考えられており、見張り場、聖地、談判の場つぉいても活用されていたそうです。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒087-0166 北海道根室市温根元

 

根室半島チャシ跡群は100名城スタンプラリーの難所No1と言われています。
さらに根室半島チャシ跡群は、日本100名城のNo1に登録されていますが、日本の本土最東端にあるので地理的に行きにくいと感じるかもしれません。

根室市内では現在2か所のチャシ跡が観光用に整備されています。
ヲンネモトチャシは温根元湾の西側に突き出した岬の先端部分にあるチャシで、当時は居館なども建てられていたそうです。

現在は盛り土と堀の跡が残っています。
このチャシ跡からは、納沙布岬のオーロラタワーも間近に見えて景色も抜群です。
数百年前のアイヌの暮らしをイメージしながら、雄大な景色を楽しみたいです。