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五稜郭

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五稜郭といえば函館の一大観光スポットとしても有名です。
この五稜郭は江戸時代末期に江戸幕府によって新しく開港された蝦夷地の箱館郊外に建造された稜堡式の城郭です。

五稜郭は徳川幕府の命令で蘭学者・武田斐三郎が設計し、1864年に完成した国内初の西洋式の城郭になります。
五稜郭という名前は、稜堡と呼ばれる5つの角があり、星型の五角形になっているところからついています。

星形の城郭は、防御側の死角が少ないという利点があり、ヨーロッパ各地に作られた城塞都市をヒントにしたそうです。
このような五角形の形をした五稜郭は日本では函館市の五稜郭と、長野県佐久市にある龍岡城の2か所だけとなっていて非常に珍しいです。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒040-0001 北海道函館市五稜郭町44

 

五稜郭は五稜郭公園として一般開放されています。

1922年には国指定史跡、1952年には北海道で唯一の国指定特別史跡になりました。
また2010年には箱館奉行所の復元公開もされています。

五稜郭は函館市の人気観光スポットであり、五稜郭を一望できるが高さ107mの五稜郭タワーです。
この展望台からは星形の五稜郭の全貌を見下ろすことができます。

五稜郭公園にはたくさんの桜の木があるので4月下旬ころからはソメイヨシノが満開になる桜の名所としても知られています。
また2月には五稜郭の堀を電球で飾る「五稜星の夢」というイルミネーションイベントも開催されており、美しい星形が浮かび上がります。
1年中いついっても違う姿を見せてくれる五稜郭は一度は訪れておきたいです。