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興国寺城

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興国寺城は静岡県沼津市にあるお城で、城跡は国の史跡に指定されています。
別名「根古屋城」とも呼ばれる平城で、興国寺城敷地内には穂見神社が存在しています。
興国寺城は愛鷹山南麓に位置しており、城の東西は開析された侵食谷の深さと谷壁部分の急斜面、低湿地を天然の要害としていました。

興国寺城は北曲輪、伝天守台、本丸、二の丸、三の丸、清水曲輪によって構成される連郭式の城です。
興国寺城は、徐々に城域を拡大したものと考えられており、徳川氏に時代にの城域が最大になったと言われています。

興国寺城があった沼津は戦国時代、今川氏、武田氏、北条氏の三戦国大名によって激しい争奪戦が繰り広げられていました。
支配者の交代も頻繁であったため、多くの城郭が築城されたそうです。
そのような中で興国寺城は各勢力によって盛んに改修が行われたと言われています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒410-0309 静岡県沼津市根古屋428

 

興国寺城は非常に規模の大きい城であったとされており、現在でも大きな土塁などのの遺構を見ることができます。
興国寺城といえば、北条早雲が旗揚げした城として有名であり、今川氏、北上氏、武田氏、徳川氏と目まぐるしく領主が変わります。
豊臣秀吉の家臣であった中村一氏も在城したと言われており、歴史上有名な人物がたくさん興国寺城とは関係性があるのです。

興国寺城の本丸は一番高い所ではなく、穂見神社がある標高20mの場所になります。
南を除く三方には高さ10mほどの土塁を巡らせています。
北側中央の土塁上には伝天守台があります。この天守台は北背後の大空堀に対して張り出しているのが特徴で、北から攻め込まれた場合には横矢掛けが可能です。