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鞠智城

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鞠智城は熊本県の山鹿市と菊池市にまたがる台地状の丘陵に築かれた古代山城です。
城跡は国指定の史跡に指定されています。

鞠智城は「続日本紀」にも記載されており、文武天皇2年(698年)の城の修復記事が所見で、築城年は不明です。
発掘調査では7世紀後半~10世紀中頃まで約300年間も存続していたことが分かっています。
また、八角形建物跡や銅造菩薩立像が出土していることから、百済の亡命者が関与していたことがうかがえます。

鞠智城は標高約90~171mの米原台地に所在しており、城の面積は約55ヘクタール。
古代山城では最も南にある城であり、築城当初は太宰府と連動した軍事施設で、大野城、基肄城とともに北部九州の防衛拠点であったと言われています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒861-0425 熊本県山鹿市菊鹿町米原443−1

 

鞠智城跡はとても広大な城跡で、その広さは東京ドームの12倍。

昭和42年から発掘調査が行われており、食糧を保管した米倉、防人たちが寝起きしていた兵舎など67棟の建物跡が発見されています。
鞠智状跡に併設する資料館「温古創生館」ではたくさんの資料や記録映画を見ることができますよ。

また鞠智城をイメージしたゆるキャラ「こうろ君」も人気があります。
熊本のゆるキャラといえば、「くまもん」が全国的にも大人気ですが、最近はこうろ君の人気も急上昇中です。
こうろ君は鞠智城の巡回警備と、鞠智城の国営公園化を夢見てPRに励む防人で、頭の上にあるのは城のシンボル・八角形鼓楼(ころう)がモチーフになっています。