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平佐城
2020年3月4日

碇山城

碇山城は鹿児島県薩摩川内市にあるお城。
別名「井苅山城」とも呼ばれており、15mほどの丘陵に築かれた丘城です。

碇山城の築城年代は定かではないものの、延元4年(1339年)頃に、島津忠久によって築城されたと言われています。
島津忠久は当時、薩摩・大隅・日向の三国守護で、木牟礼城に置いていた守護所をこの碇山城に移しました。

南朝方の渋谷氏らの軍勢が、北朝方の島津氏の碇山城へ攻めるものの、籠城して迎え討ち、攻め落とすことはできませんでした。
さらに1372年にも南朝方が攻め入ったのですが、この際も碇山城を落城できなかったと伝えられています。

碇山城は現在の鹿児島県純心女子大学の西500mほどの場所に築かれており、碇山城跡は採石場となってしまったため、ほとんど原型と留めていません。

〒895-0011 鹿児島県薩摩川内市天辰町

 

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2度の合戦でも落城しなかったお城である碇山城はまさに「難攻不落」の山城であったことが分かります。
碇山城は川内川左岸の独立した丘に築かれていて、その当時丘の周囲は湿地帯が広がっていました。

現在は城の遺構の大半は消失し、郭の一部のみが残存しています。
碇山城があった丘陵は採石場として西半分がなくなりました。
その採石場は現在新興住宅地として生まれ変わっています。
東半分は残された状態で岩山になっており、碇山城がどれほど難攻不落な城であったかを物語ってくれます。

碇山城はほとんど遺構がないため、城跡巡りをするのは少し難しいかもしれません。
碇山城があった場所には保食神社があり、碇山城址碑も建っています。

 

鹿児島県の御城印は

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