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引田城

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引田城は香川県東かがわ市にあるお城で、国の史跡に指定されています。
引田城は山にある平山城で、尾根伝いにコの字型に展開。
四隅には櫓を備えていました。現在の遺構は四隅の櫓のうち、北と西の2つの櫓を中心に残っています。
引田城は室町時代末期に寒川氏に属する四宮右近の居城となりました。
そのあと、仙石秀久が入城し、1587年には 生駒親正が讃岐一国を得て入城するが、同年引田城が讃岐の東に偏っていたので聖通寺城に移ります。

1615年の一国一城令で廃城になった後、城がどのように取り壊されたかなどは分かっていません。
長井間忘れられた存在であった引田城は、香川の歴史上からも消え去っていますが、近年文化財としての調査・保存の機運が高まってきています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒769-2901 香川県東かがわ市引田

 

引田城は江戸時代初期に築かれたお城で、全国に広まった織豊系城郭の特徴がよく残っています。
ハイキングしながら城跡巡りができるというのは引田城の特徴でもあります。

標高82メートルの城山山頂から見渡す風待ち港の町・引田のまち並み、漁港風景はとても美しく見どころです。

引田城のふもとにある静かな入り江である引田港は、引田城が築かれた城山が瀬戸内海に突き出して壁となっているため北西の季節風が直撃しない地形になっており、波が立たずとても穏やかです。

引田湊は中世から播磨灘における「風待ちの港」として開かれ、戦国時代の1573~1593年ころにはすでに町屋が並び、船着き場があったと言われています。この地域では砂糖の生産や醤油の醸造が盛んに行われるようになり、豪商が軒を連ね大いに繁盛しました。