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2020年6月10日麒麟がくるで描かれた大迫力の決戦シーンが話題に!桶狭間の戦いとは?
2020年6月11日
今年の大河ドラマは本能寺の変で織田信長を討った明智光秀を題材にした「麒麟がくる」だよ。
今回は「麒麟がくる」で描かれる明智光秀についてまとめてみよう。
目次
【長谷川博己演じる明智光秀とは?】
長谷川博己演じる明智光秀は、身分が高いとは言えない美濃の明智家に生まれるよ。
勇猛果敢な性格の光秀は、その性格と類まれなる知力を、美濃を牛耳る斎藤道三(本木雅弘)に見いだされて、道三の家臣として仕えるようになるんだ。
光秀が生まれた美濃国とは現在の岐阜県南部で、明智家が治める「明智荘」は岐阜県可児市あたりになるよ。
明智家は斎藤家の家臣だけれど、光秀の叔母が道三に嫁いだことによって、斎藤家と明智家は姻戚関係になるの。
道三の娘である川口春奈演じる帰蝶は光秀にとっていとこにあたり、幼い頃から親しくしていたんだよ。
【光秀は類まれなる知力があった?】
光秀は非常に頭がよかったと言われているんだ。
わずか2年で「四書五経(ししょごきょう)」を読んだという言い伝えもあるんだ。
この四書五経とは「大学」「論語」「中庸(ちゅうよう)」「孟子(もうし)」の四書と、「詩経」「書経」「礼記」「易経」「春秋」の五経からなる儒教の基本書のこと。
当時、武将の子弟は寺で高僧から多くのことを学ぶことが多かったため、四書五経は人間としての生き方、上に立つ者の心得を習得するための教書として使われていたそう。
【沈黙の芝居が多い明智光秀】
麒麟がくるの中で、明智光秀のセリフは「…」という無言のシーンがすごく多いんだ。
その心中では感情がめまぐるしく動いていて、その沈黙を上手く演じている長谷川博己の演技力は話題になっているね。
セリフがないシーンでも表情を変えることで、心の中が伝わるように演じているんだって。
光秀は主君だった斎藤道三や織田信長、松永久秀など多くの人をじっとみて、彼らから人格を吸収して刺激を受けていったんだ。
特に道三は知将として名を馳せる光秀の礎になった存在とも言われているよ。
若かりし頃の光秀は裏表があまりないように見られるけれど、道三の泥臭さに少なからず影響を受け、時として手のひらを返すことも必要であると学んだのでは?とも言われているんだ。
【手先が器用で鉄砲の名手だった明智光秀】
光秀は高い教養を持ち、幕府や天皇家、公家との親交が深かったと言われているよ。
さらに、手先も器用で「鉄砲の名手」であったと言われているんだ。
「麒麟がくる」の第一話では鉄砲に興味を持つ光秀のシーンが描かれているよ。
領地を荒らす野盗を撃退した際に、光秀はその頭領が持っていた「鉄砲」という見たことのない武器にとても興味を持ったんだ。
鉄砲を手に入れるために、主君の斎藤道三に頼み、堺に旅に出るよ。
【異例のスピード出世をした光秀】
明智光秀は織田家臣団の中では新参者ながら、最初の城持ち大名に出世したんだ。
古参の佐久間信盛や柴田勝家、信長に目をかけられていた羽柴秀吉を差し置いて、序列トップとして織田信長から厚い信任を得てしたそう。
その後も、織田信長と明智光秀の関係は本能寺の変が起こるまで至って良好であり、織田家のNO2としてその関係は続いたと言われているよ。
だからこそ、なぜ本能寺の変が起こったのか?については、その動機についていまだに疑問が残る部分がたくさんあるんだ。
1528年生まれの明智光秀は本能寺の変の時、54歳前後。
当時、人間50年と言われており、本来であれば第一線から身を引いていてもおかしくない年齢といえるよね。
織田家の中核に居ながら、あえてリスクを冒して主君を討つという暴挙に出たのは、相当の理由があったんだろうね。