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前回に引き続き、今回も豊川稲荷東京別院について紹介するね。
たくさんの神様・仏様が祀られている豊川稲荷東京別院のおすすめスポットを解説していくね。
また参拝時の注意点もあわせて紹介するよ。
目次
【豊川稲荷東京別院の見どころを徹底解説!】
豊川稲荷東京別院の境内には様々な見どころスポットがあるよ。
ここでは豊川稲荷東京別院を参拝したらぜひとも見ておきたいおすすめスポットをまとめてみるね!
<山門>
豊川稲荷別院の三門は昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックにつくられたもの。
オリンピック開催にあたって国道246号線の拡張工事が行われ、豊川稲荷別院の境内前面の広場もその対象となったんだ。
境内縮小工事が行われ、現在の場所に移築されたよ。
<本殿>
薄暗い堂内は落ち着いた幽玄な雰囲気が漂っているよ。
御祈祷が行われる本殿には、御本尊である女神・豊川吒枳尼真天(とよかわだきにしんてん)をお祀りしているよ。
その左右には、十六善神、愛染明王、摩利支天が、さらに拝殿には大黒天がお祀りされているんだ。
豊川吒枳尼真天は、一説によると非常に美しく気性の荒い神様である分、そのパワーも強大であると言われているの。
信仰すればどんな願いでも叶えてくれるというありがたい神様だから、しっかりとお願い事を伝えておこう!
・御本尊:豊川吒枳尼真天
・左右:十六善神、愛染明王、摩利支天
・拝殿:大黒天
また本殿の中にはお札やお守りがおいてあるので、上がってお参りすることができるんだ。
<法輪閣>
法輪閣は豊川稲荷東京別院会館の2階にあるよ。
この法輪閣はお寺の本堂にあたり、舞台となっているんだ。
毎朝の今日、各種法要等は法輪閣で行われるよ。
御本尊様は中央に釈迦牟尼佛、右側に薬師瑠璃光如来、左に観世音菩薩が鎮座されているんだ。
<奥の院>
奥の院一帯の参道両側には、のぼりがぎっしりと奉納されているんだ。
こののぼりは願いの叶ったお礼、または家内安全・商売繁盛・交通安全・心願成就の願いを込めたもので、その光景は圧巻だよ。
奥之院は真っ白な柱が特徴的で、白狐にまたがって稲穂を持っている「豊川吒枳尼真天」の姿が飾られているの。
この吒枳尼真天は、どんな願い事でも叶えてくれる仏様として、広く信仰されているよ。
また吒枳尼真天はお話ができると言われているんだ。
<大岡越前守忠相公をお祀りする「大岡廟」>
豊川稲荷東京別院は、大岡越前守忠相公が自分の邸で愛知県の豊川稲荷の豊川ダ枳尼眞天の御分霊を祀ったことが由来。
そのため、大岡廟には大岡越前守忠相公の位牌が納められているよ。
六角形の形をした大岡廟は本殿の左側にあり、大切に安置されているんだ。
<人間関係が円満になる「徳七郎稲荷」>
徳七郎稲荷は、人間関係を円満にしてくれる神様だよ。
<金運アップにご利益のある「融通稲荷尊天」>
融通稲荷は財宝を生む尊天様。
南無如意宝生尊天と言い、真心を込めてお願いすると金銀財宝の融通が叶えられると伝わっているよ。
融通稲荷には黄色い袋に10円が入った融通銭をいただくこと(借りて帰る)ができるんだ。
この融通銭を自分のお財布の中に入れて大切に持ち歩くことで、金銀財宝の融通を叶えてくれるそう。
この融通銭は1年後に礼金としてすぐ側にある「融通銭お返し処」へ奉納に来る習わしになっているよ。
お返しはお借りした額よりも多めに礼金をつけて返すようにしよう。
<縁切り稲荷「叶稲荷尊天」>
叶稲荷尊天は因縁除けの守護神。
都内では珍しい「縁切りスポット」として有名だよ。
地相・家相・方位・厄などこの世の全ての悪縁を断ち切り、禍事災難を取り除き、開運招福を授けてくれるの。
悪縁を切るといっても、他人の不幸を願ったり、恨みを晴らしたりするのではなく、自分自身が「縁を切る」ことに集中しなければならないんだ。
縁切りを願った後は、縁結びの上坂「愛染明王」に良縁をお願いしよう。
そうすれば幸せな縁切りのステップとなるよ。
また無事に縁が切れたら、良縁を呼び込むためにお礼参りに来るようにしよう。
<子宝を授けてくれる「子宝観音」>
子宝を授けてくれる観音様。
お子さんの誕生や、良き子孫繁栄を願って、多くの人が参拝するよ。
<子育て運を授かれる「子だき狐」>
三神殿の隣にあるのが子だき狐というお稲荷様。
小さな祠の中にたくさんの狐が寄り添っているんだ。
この子だき狐は、子宝のご利益があやかれる「子宝観音」のすぐ近くにあるよ。
母親狐と小さな子供の狐が並んでいて、子育て運のご利益が期待できるんだ。
<多くの福を招いてくれる「大黒天」>
招福利生大黒天は、平成20年(2008年)5月吉日に鎮座された大黒様。
豊川稲荷東京別院の御本尊である豊川吒枳尼真天の化身であり、除災招福で災難を除き、多くの福を招いてくださるよ。
<業の苦しみを身代わりしてくれる「身がわり地蔵」>
奥の院けやきの木立の中に鎮座されている、身がわり地蔵は深い慈悲の仏様。
人々が受けなければならない業の苦しみを、お参りすることによってお地蔵様が代わりに受けてくださるというもの。
<霊狐塚>
奥之院の参道に向かって左側に3段の八角形の大理石がそびえ立っているの。
それが「霊狐塚」だよ。
以前は御信者から納められた霊狐が所せましと並んでたんだけと、遷座100年祭を記念して霊狐塚が建立されたんだ。
現在霊狐はお焚き上げ供養をした後、地下へ納付しているそう。
<恋愛成就に「百度石」>
奥之院の右側と左側にある「百度石」は、恋愛成就のご利益が期待できるの。
百度石の正式名称は「百度参拝碑」と言い、2つの百度石の間を100回お参りすることを「お百度参り」というんだ。
100回のお参りは難しいものの、1度のお参りでもご利益は期待できるよ。
<健康・衣食住・対人関係のお稲荷さん「三神殿」>
三神殿と呼ばれるお稲荷さんは、健康・衣食住・対人関係にご利益があると言われているよ。
それぞれ3体の神様をまとめてみよう。
・宇賀神王
中央に祀られているのが、宇賀神王。
繁栄を司る神様で、商売繁盛など多くの人々に信仰されているよ。
・太郎稲荷
右側に鎮座しているのが、太郎稲荷。
健康を守る稲荷様で、飛行自在の神使としても知られているよ。
・徳七郎稲荷
左側に鎮座しているのが、徳七郎稲荷。
円満な対人関係をもたらすとされていて、多くの人から信仰を集めているよ。
<恋愛成就や良縁祈願の神様「愛染明王」>
愛染明王は愛欲をそのまま仏の悟りに変えてしまう仏様。
恋愛・結婚・愛情生活にまつわる様々な弘徳をもたらしてくれるよ。
恋愛・結婚だけではなく、良い縁「良縁」を結ぶことにもご利益があるそう。
また愛染明王の両端には「縁結びの御神木」と呼ばれるなぎの木が2本並んであるんだ。
北条政子と源頼朝がこのなぎの下で合いを誓い、結ばれたというエピソードが伝わっているよ。
境内随一のパワースポットで、強力なパワーをいただこう。
<芸能や財運の神様「弁財天」>
七福神の中の紅一点である弁財天は、インド生まれの神様。
音楽・弁才・知恵を司る神様で、本殿に向かって左側の小高い岩の上にお祀りしているよ。
芸道精進・財福招来のご利益にあやかれるの。
また弁財天様の前は銭洗い池があって、備え付けのザルが置いてあるよ。
このザルを使って、持参したお金を洗い、お金の垢を落とすことができるんだ。
ここで銭を清めると、数倍になってお金が返ってくると言われているよ。
<常夜灯>
豊川稲荷では、大通りに面した塀の上に、献灯提灯を毎日日没より20時まで点灯しているんだ。
表側には全て「豊川稲荷」と書き、裏側には「氏名」か「社名・店名」を記入して、右肩にお願いを1つ記すの。
【豊川稲荷東京別院の七福神めぐりとは?】
豊川稲荷東京別院の境内の色々な箇所には、七福神が鎮座していて七福神めぐりをすることができるんだ。
順路順にまとめてみよう。
<順路1:恵比寿天>
七福神の中で唯一日本の神様である、恵比寿天は大国主命の息子・事代主命だよ。
チャームポイントは右手に釣り竿、左手に鯛を持っているよ。
とにかく釣りが大好きな神様なんだ。
・ご利益:商売繁盛、漁業繁栄
<順路2:大黒天>
インドの神様である大黒天は台所の神様とも呼ばれているの。
頭に大黒頭巾、右手に神槌、左手に大きな袋を持っているよ。
米俵の上に立ち、福耳をしているの。
大黒天という名前は、「黒くなってマメに働く」という由来があるそう。
・ご利益:金運増長、開運招福
<順路3:弁財天>
インドの神様で3大女神の1人でもある弁財天。
琵琶を抱えている音楽や芸能の女神で、七福神の中で紅一点。
水の神様でもあるため、水の側に祀られていることが多いよ。
・ご利益:芸道精進、財福招来、知恵
<順路4:毘沙門天>
毘沙門天はインドの神様で、四天王の1人。
多聞天と呼ばれることもあるよ。
チャームポイントは、武将の姿で左手に宝棒、右手に宝塔を持っているんだ。
全てのことを一切聞き漏らさない知恵者なんだ。
・ご利益:開運福徳、知恵出世
<順路5:布袋尊>
布袋尊は中国の神様で「布袋和尚」と呼ばれて親しまれた禅僧。
チャームポイントは小柄で太鼓腹。
持っている大きな袋は堪忍袋とも言われていて、現世の欲望を達観したおおらかな神様だよ。
・ご利益:開運満足、良縁祈願
<順路6:福禄寿尊>
福禄寿尊は中国の神様で、南極星の化身。
長いあごひげに大きな耳たぶが特徴だよ。
福(子孫繁栄)禄(財産)寿(健康長寿)の三徳が揃った平和の神様なんだ。
・ご利益:福徳長寿
<順路7:壽老尊>
壽老尊は中国の神様で、老子が天に昇ってなったと言われる神様。
仙人の姿でにこやかなほほ笑みをしているよ。
実は1500歳ご長寿で、右手に持っているのは長寿の証である鹿の杖なんだ。
・ご利益:長寿、諸病平癒
七福神めぐりは5~10分ほどあれば、全て参拝できるよ。
境内には七福神めぐりをしながらスタンプを押せる用紙や色紙なども売られているから、スタンプラリーのように巡ると楽しいね。
七福神でもそれぞれ唱える言葉が違うんだ。
それぞれ脇の木の柱に書かれているから、参拝時には確認しながらお唱えしよう。
【豊川稲荷東京別院を参拝する際の注意点!】
豊川稲荷東京別院を参拝する際に気を付けておきたいポイントをまとめてみよう。
<本殿のお参りの仕方>
本殿をお参りする際には合掌して「帰命頂礼(又は南無)豊川 枳尼眞天 」(きみょうちょうらい とよかわだきにしんてん)と3回唱えるよ。
その後に、「尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶(おんしらばったにりうんそわか)」と21回唱えるんだ。
お参りの仕方は見えやすいところに貼ってあるから、覚えられない方は貼り紙を見ながら参拝してみよう。
<小銭を多めに用意しよう>
豊川稲荷東京別院には、たくさんの神様や仏様が鎮座されているよ。
それぞれの神様に参拝していると、回数も多くなってしまうので小銭は多めに用意しておこう。
もしも小銭がなくなった場合には、境内にある両替機を利用してみて!
ただしこの両替機は100円から10円10枚への両替になるので注意しよう。
<それぞれの神様でお供え物は違う!>
豊川稲荷東京別院に鎮座する神様へのお供えものは、それぞれ異なるよ。
例えば出世大黒尊には、飴の盛り合わせをお供えするのがよいとされているの。
また弁財天様には卵、融通稲荷尊にはお揚げをお供えしよう。
愛染明王には「お揚げとお餅のセット」をお供えできるように、セットしたものが境内に売られているよ。
<縁切り祈願では相手を恨んではダメ!>
豊川稲荷東京別院は悪縁切りが有名だよね。
お願いはあくまでも相手の人生を切るのではなく、自分自身の悪縁を断ち切ることを願うもの。
相手が不幸になることを願っていてはきちんと縁は切れないよ。
自分の願望を叶えて欲しいという願い方にしよう。
<無事に願いが叶ったらお礼参りをしよう>
豊川稲荷東京別院で参拝して、無事に願いが叶ったらお礼参りはするようにしたいね。
特に融通稲荷尊天で融通銭を借りて帰った方は1年後に必ず返しにこよう!
返しに来られない方は、お願い事をするだけで持ち帰らないようにした方がよいよ。
【豊川稲荷東京別院の住所とアクセス】
住所
東京都港区元赤坂1丁目4−7
アクセス
東京メトロ銀座線/丸の内線「赤坂見附駅」(B出口)から徒歩5分
東京メトロ有楽町線/半蔵門線・南北線「永田町駅」(7番出口)から徒歩5分公式サイトより引用