受験生に大人気!学問の神様を祀る東京「湯島天満宮」は宝くじ発祥の地
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2023年1月17日
東京都江東区にある亀戸天神社は梅や藤の花、菊など四季折々の花が咲く「花の天神様」として知られているの。
今回は学問の神様を祀る亀戸天神社の魅力に迫ってみよう。
目次
【亀戸天神社とは?】
亀戸天神社は東京都江東区亀戸にある神社。
東京では湯島天神と並んで、学問の神様「菅原道真公」をお祀りしている神社として知られているの。
学問の神様をお祀りしているから、合格祈願の信仰が厚く、毎年受験シーズンにはたくさんの受験生が参拝に訪れるよ。
明歴3年(1657年)4月の明暦の大火後に、徳川幕府は亀戸の町を復興開発事業の土地と定めたの。
そこで、道真公の天神様を篤く信仰していた徳川幕府第四代将軍・家綱公はその地の鎮守の神様として天神様をお祀りするために、亀戸天神社の社地を寄進されたそう。
寛文2年(1662年)には大宰府の天満宮に倣って、社殿・回廊・心字池・太鼓橋などを造営。
それ以来350年以上にわたって、関東の天満宮として多くの人から篤く信仰されているよ。
【東都七天神・東京十社の1つ】
亀戸天神社は由緒ある古社で、東都七天神の1つでもあるの。
東都七天神とは、江戸時代後期に十返舎一九の著書「菅神御一代文章」に記載された江戸で良く知られた天神・天満宮7社のことを言うよ。
学問の神様・菅原道真公をお祀りした東都七天神は現在もあり、その一社が亀戸天神社なんだ。
ちなみに東都七天神は
・亀戸天神社
・湯島天満宮
・平河天満宮
・牛天神北野神社
・西向天神社
・五条天神社
・仲町氷川神社
になるよ。
さらに亀戸天神社は、東京で由緒ある神社として認定された「東京十社」の1つでもあるの。
東京十社は、明治元年(1868年)に明治天皇が、東京近郊の主だった神社を准勅祭社と定めたことがきっかけなんだ。
第二次世界大戦後は政府による社格が廃止されたため、東京十社は十社として活動することはなかったよ。
しかし昭和50年(1975年)に昭和天皇即位50年を祝して活動を再開。
東京23区内の東京十社を巡る東京十社巡りもあるよ。
【亀戸天神社の歴史】
亀戸天神社は1600年代から続く古社で、社格も高い神社なの。
正保3年(1646年)に菅原道真公の末裔であった九州大宰府天満宮の神官であった菅原大鳥居信祐が諸国を巡った際に、江戸の本所亀戸村にたどり着き、元々あった天神の小さな祠に道真公ゆかりの飛び梅の枝で彫った天神像を奉祀したのが始まりとされているよ。
菅原大鳥居信祐は神のお告げによって天神信仰を全国に広めるために、日光や盛岡など九州から遠い諸国を巡り歩いていたんだ。
そんな時に亀戸村にたどり着き、亀戸天神社を創建。
菅原大鳥居信祐公が亀戸天神社初代別当にあたるよ。
【亀戸天神社の御祭神とご利益】
亀戸天神社の御祭神は学問の神様として知られる菅原道真公「天満大神」と、菅原家の祖神「天菩日命」をお祀りしているよ。
亀戸天神社の御利益には
・学業成就
・開運招福
・交通安全
・家内安全
・商売繁盛
・厄払い
・病気平癒
などがあるよ。
【亀戸天神社は「藤の花の名所」として有名】
亀戸天神社の心字池の淵には藤棚があって、藤の花の名所として知られているんだ。
藤棚の紫と池の水面に映る紫のコントラストは、亀戸天神社ならではの佳景なの。
亀戸天神社は江戸時代から名所であり、「亀戸の五尺藤」「亀戸の藤浪」などと呼ばれて庶民から広く愛されてきたの。
庶民だけではなく、徳川幕府5代将軍・徳川綱吉公と、8代将軍・徳川吉宗公も亀戸天神社を訪れたという記録が残っているんだ。
江戸時代の浮世絵の題材にも何度も取り入れられているよ。
<毎年「藤まつり」開催>
亀戸天神社では毎年、藤の花が咲く時期には境内で「藤まつり」が開催されるの。
境内にある15棚100株以上の藤の花が一斉に咲く景色は絶景だよ。
例年4月中旬~5月上旬に開催され、30万人ほどの参拝客が訪れるそう。
淡い紫の藤と、朱塗りの太鼓橋、石灯篭、社殿とのコントラストは絶景。
太鼓橋の上から藤棚を見下ろせば、他では見ることができないアングルで藤の花を眺めることができるよ。
夜にはライトアップもされるので、境内から見える東京スカイツリーとともに幻想的なムードを演出してくれるんだ。
【亀戸天神社は道真公の好きな梅の花スポットとしても有名】
亀戸天神社と言えば藤の花が有名なんだけど、梅の花もとても綺麗だよ。
境内には御祭神・菅原道真公が好んだとされる梅の木が300本以上植えられているの。
毎年2、3月には梅まつりを開催されるよ。
【亀戸天神社のおすすめスポットを徹底解説】
亀戸天神社の境内には様々な見どころがあるよ。
ここでは、亀戸天神社をお参りしたらぜひともチェックしておきたいおすすめスポットをまとめてみるね。
<太鼓橋>
亀戸天神社の参道には3つの太鼓橋があるの。
九州の大宰府天満宮を倣って造られたものなんだ。
この太鼓橋は、池と橋を人生に見立てた「三世一念の理」となっているよ。
・男橋
最初にある橋は「男橋」と呼ばれ、生きてきた過去を表しているの。
男橋の最高地点からは境内が見渡せる絶景スポットだよ。
・平橋
2つ目にある橋は「平橋」と呼ばれ、現在を表しているよ。
・女橋
3つ目にある橋は「女橋」と呼ばれ、希望の未来を表しているの。
<心字池>
太鼓橋がかかっている池は「心字池」と呼ばれ、九州の大宰府天満宮に倣って造られたもの。
上から心字池を見ると、漢字の「心」の字を模した形になっているよ。
季節によっては心字池の水面には、藤棚の薄紫や緑が映り鮮やかな水面になるんだ。
<神牛>
牛に縁の深い菅原道真公に由来して、境内には撫で牛「神牛」があるよ。
自分の体の悪いところと同じ神牛の部分を撫でると病を治し、知恵を授かれることができると言われているの。
<菅原道真公の銅像>
社殿の近くには幼少時の菅原道真公の銅像があるよ。
幼少期から道真公は優れた和歌を詠んでいたそう。
<鷽の碑>
鷽(うそ)という幸運を招く鳥を祀る碑。
木彫りの鷽鳥を毎年取り替えて、それまでの悪事をうそとし「吉」を呼ぶ「うそ替え神事」が毎年1月24日・25日に開催されるよ。
幸運を招く神事として人気があるんだ。
<御嶽神社>
亀戸神社の境内には菅原道真公ゆかりの摂社・末社がいくつもあるよ。
御嶽神社もその1つで、菅原道真公の学問の恩師・法性坊尊意僧正をお祀りする神社なんだ。
そのため、御嶽神社も学業向上、受験合格などの御利益が授かれるよ。
さらに火災除け、商売繁盛、開運などの御利益もあるんだ。
現在の社は1976年(昭和51年)に再建されたもの。
<花園神社>
亀戸天神社の境内社である花園神社は、安産や子宝の御利益にあやかれるの。
菅原道真公の妻と、その子供14人がお祀りされているんだ。
恋愛・縁結び・安産・子宝・立身出世などの御利益を求めて参拝客が多く訪れるパワースポットだよ。
<弁天社>
心字池の湖畔にあるのが弁天社だよ。
元々は志賀社を祀ったもので、海など広い意味で水を守る神様だったんだ。
亀戸天神社の弁天様は福徳福智と芸能成就、芸事上達の御利益があるよ。
【亀戸天神社の住所とアクセス】
住所
東京都江東区亀戸3丁目6−1
アクセス
JR「亀戸」駅 北口 →徒歩約13~15分
JR 東京メトロ「錦糸町」駅 北口 →徒歩約15分