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招き猫発祥の地・世田谷区の「豪徳寺」には招き猫がいっぱい!!

豪徳寺 from google

招き猫は古くから縁起物として、広く親しまれているよね。
招き猫の発祥の地として知られているのが東京都世田谷区にある「豪徳寺」だよ。

 

豪徳寺にはたくさんの招き猫が並べられていて、招き猫好きの人にとってはまさに聖地なんだ。
今回は猫好きの人にぜひおすすめしたい豪徳寺の魅力に迫ってみよう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
猫好きさんにはたまらないお寺ですね!

 

豪徳寺 from google

 

 

【豪徳寺とは?】

 

東京都世田谷区の緑豊かな住宅街にある豪徳寺は、猫好きの人に有名なんだ。

招き猫発祥の地として知られていて、500年以上の歴史がある由緒ある曹洞宗の寺院なの。
彦根藩主・井伊家の江戸での菩提寺で、井伊家ゆかりの文化財を数多く所蔵しているよ。

 

境内には梅・桜・牡丹・シャクヤク・つつじ・モミジなど四季折々の草木があり、季節によって様々な表情を楽しめるの。
都会にありながら、心やすらぐ静寂な時間が流れる落ち着いたお寺なんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
招き猫づくし!なんですよー

 

【豪徳寺の歴史とご利益】

 

1633年(寛永10年)、世田谷は彦根藩の領地になったの。
そこで1480年(文明12年)に建立された「弘徳院」に伽藍などを整備し、彦根藩主井伊家の江戸菩提寺にしたのが、豪徳寺の始まりだよ。

ちなみに「豪徳寺」という名前は、彦根藩二代当主の井伊直孝の戒名「久昌院殿豪徳天英居士」に由来するの。

 

招き猫は

・家内安全
・商売繁盛
・心願成就

の縁起物であり、そのような御利益があやかれるそう。

 

 

豪徳寺 from google

 

 

【招き猫の発祥の地として知られている】

 

豪徳寺と言えば、招き猫の発祥の地として知られているよ。
ちなみに豪徳寺以外にも、台東区にある浅草今戸神社や、新宿区にある自性院も招き猫発祥の地として有名なんだ。
ここでは、豪徳寺と招き猫に関する豆知識をまとめてみよう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
発祥の地はたくさんあるんだね。。。

 

<なぜ招き猫は生まれたの?>

日本にはいくつかの招き猫伝説と呼ばれる言い伝えがあって、豪徳寺にも招き猫伝説があるんだ。
豪徳寺で招き猫が生まれたのは、江戸時代初期のこと。

 

近江彦根藩(現在の滋賀県)の藩主である井伊直孝がある日、鷹狩りに出かけたそう。
その帰り道に、小さなお寺の前を通りかかると、1匹の白猫が直孝に手招きをしてきたので、直孝はそのお寺に入ったんだ。
すると、すぐに外は雷雨となり、直孝は白猫に招かれたおかげで、雨に濡れずにすんだの。

 

その出来事を喜んだ直孝は、その小さなお寺を改築して、井伊家の菩提寺としたんだ。
それが「豪徳寺」であり、寛永10年(1633)に再興されたの。
それ以来、白猫は大切に崇められて、その白猫の姿を模したものが「招き猫」となったと言われているよ。

 

<豪徳寺では招き猫を「招福猫児」と呼んでお祀りしている>

豪徳寺では福を招いた猫を「招福猫児(招き猫)」と呼び、招き猫をお祀りする招福殿が建てられたよ。
招福殿には、家内安全や商売繁盛、開運招福を願う参拝客が数多く訪れているの。
招福殿の堂内には、招福観音菩薩立像が安置されているよ。

 

<豪徳寺の招き猫は小判を持っていない?!>

一般的な招き猫と言えば、小判を持っているのが一般的だよね。
しかし、豪徳寺の招き猫は小判を持っておらず、右手をあげているの。

 

「招き猫は、人を招いた「縁」をもたらしてくれるものの、福そのものを与えてくれるわけではない。
人との大切な「縁」を生かせるかどうかは、その人次第であり、感謝の気持ちがあれば、その人の元に自然と福が訪れる・・・」
という教えから、豪徳寺の招き猫は小判を持たず、右手だけをあげているの。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
小判を持って金運むき出しではないんですね!笑

 

<豪徳寺には約1,000体の招き猫がある?!>

豪徳寺の招福猫児奉納所には、無数の招き猫が並べられているよ。
その数は多い時で約1,000体にも及ぶそう。

たくさんの招き猫が並べてある豪徳寺は、写真映えするスポットとして人気があるの。
ちなみにこの招き猫は奉納されたものだから、触るのは禁止だよ。

 

<ゆるキャラ「ひこにゃん」は招き猫がモチーフになっている?>

滋賀県彦根市のゆるキャラとして有名な「ひこにゃん」は、実は豪徳寺の白猫がモチーフになっているそう。
彦根藩主の井伊家の菩提寺である豪徳寺の招き猫がモチーフとは、なんとも素敵だね。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
ひこにゃんはこちらがモチーフなんですね!!

 

豪徳寺 from google

 

 

【豪徳寺の猫スポットを徹底解説!】

 

招き猫発祥の地である豪徳寺の境内には、たくさんの猫スポットがあるんだ。

訪れる人を見守る招き猫を探しながら、境内を散策するのがおすすめ。
今回は、豪徳寺境内にある猫スポットをまとめてご紹介するね。

 

<招福猫児奉納所>

招福猫児奉納所には招き猫がずらりと並べられているよ。
奉納する決まりは特にないものの、招き猫に込めたお願いごとが叶った後に、この招福猫児奉納所に奉納する人が多いんだ。

 

<絵馬>

豪徳寺の絵馬には、干支の動物とともに招き猫が描かれているよ。

 

<招き猫>

豪徳寺の境内にはたくさんの招き猫が隠れているの。
干支の子と仲良くする招き猫、三重塔でくつろぐ招き猫など、様々な招き猫を見ることができるよ。

 

三重塔の一層目には、十二支の彫刻が彫られているの。
なんとその中に、十二支とは関係がない「招き猫」の彫刻が混ざっているんだ。
また二層目・三層目にも猫が彫られているよ。

豪徳寺を参拝したら、ぜひ隠れ招き猫をたくさん見つけてみよう。

 

<社務所>

社務所には招き猫の置物やお守り、御朱印帳などが用意してあるよ。
招き猫好きの人はぜひチェックしよう。
招き猫は、超ミニサイズのものから30㎝ほどのビックサイズまで様々なサイズを用意してあるの。

 

【豪徳寺の多彩な見どころを徹底解説!】

 

招き猫で有名な豪徳寺の境内には、仏殿・本堂など様々な見どころがあるよ。
ここでは豪徳寺境内にあるおすすめスポットをまとめてみるね。

 

豪徳寺 from wikipedia

 

<仏殿>

1677年(延宝5年)に建立された仏殿には釈迦如来坐像、阿弥陀如来坐像、弥勒菩薩坐像などが安置されているよ。
正面の額に掲げられた文字は、「現在・過去・未来」の三世を表しているんだ。
1990年(平成2年)に世田谷区指定有形文化財に指定。

 

<開祖堂>

開祖堂には宗関大和尚椅像、秀道大和尚椅像、承陽大師椅像、常済大師椅像、聖徳太子椅像、歴代住職、藩主の位牌が安置されているよ。
通常は非公開なんだけど、正月三が日とお彼岸、お盆にのみ一般公開されるんだ。

 

<地蔵堂>

地蔵堂には地蔵菩薩半跏像が安置されているよ。
通常は非公開なんだけど、正月三が日とお彼岸、お盆にのみ一般公開されるんだ。

 

<法堂>

1967年(昭和42年)に造営された法堂には、聖観世音菩薩立像、文殊菩薩坐像、普賢菩薩座像、地蔵菩薩立像が安置されているよ。
さらに寺宝である「井伊直弼肖像画(井伊直安作)」が飾られているの。

 

<本堂>

1967年(昭和42年)に造営された本堂は、堂々たる風格があるお堂。

 

<梵鐘>

1679年(延宝7年)に造られた貴重な梵鐘は、藤原正次(釜屋六右衛門)により鋳造されたもの。
2000年(平成12年)に世田谷区指定有形文化財になっているよ。
区内最古の梵鐘は、美術的にも評価が高いんだ。

 

 

豪徳寺 from google

 

 

<三重塔>

2006年(平成18年)に造営された三重塔は、高さ22.5m。
十二支の彫刻が一周するようり施されているよ。
干支のネズミよりも、干支ではない招き猫の方が大きく彫られているんだ。
三重塔には釈迦如来像、迦葉尊者像、阿難尊者像、招福猫児観音像が安置されているよ。

 

<招福殿>

1941年(昭和16年)に建立され、 2022(令和4年)に改修された招福殿。
堂内では、招福観音菩薩立像が安置されているよ。

 

 

豪徳寺 from google

 

 

<井伊家墓所>

墓所には幕末の大老13代直弼の墓、豪徳寺中興開基2代直孝の墓など、歴代藩主や正室たちの墓が並んでいるよ。
2008年(平成20年)に国史跡に指定。

 

<山門>

山門の扁額には「碧雲関」という文字が書かれているよ。
「外の世界と境内を隔てるために建てられた門」という意味なんだ。

 

<赤門>

井伊家の上屋敷にあった長屋門を、井伊家から寄進されたものが赤門だよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
招き猫以外でも見どころはたくさんですね!
お坊さんレモン
お坊さんレモン
ぜひ、ご参拝して福を招き入れてもらいましょー!!

 

【豪徳寺の住所とアクセス】

 

住所

東京都世田谷区豪徳寺2丁目24−7

 

アクセス

東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩5分
小田急線「豪徳寺駅」から徒歩15分

公式サイトより引用