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2022年12月13日浅草寺へ参拝したらここは外せない!見どころスポットを徹底解説!
2022年12月28日東京で最も有名なお寺と言えば「浅草寺」だよね。
浅草寺は日本人だけではなく、海外の観光客からも人気の高い観光スポット。
入口にある「雷門」にかかる赤い大きな提灯は浅草のシンボルとして有名だよね。
今回は江戸情緒が残る下町・浅草にある浅草寺の魅力に迫ってみよう。
目次
【浅草寺の歴史】
いつの時代も東京・下町を見守ってきた浅草寺の歴史は約1400年ととても古いんだ。
今から約1400年前の推古天皇36年、西暦628年に、檜前(ひのくま)浜成・竹成兄弟が宮戸川(現在の隅田川)で漁をしている時に、一躰の仏像を発見したの。
その仏像を何度川に戻しても、網にかかることから、兄弟はその仏像を持ち帰って土地の長に見せたそう。
すると、その仏像が聖観世音菩薩の尊像であることが判明。
その尊像を祀るために作られたお堂が「浅草寺」の起源と言われているよ。
【庶民文化の中心であった浅草寺】
現在、浅草寺は東京屈指の観光スポットとして知られているよね。
江戸時代には庶民が飲み食いをする行楽の場として親しまれていたそう。
徳川幕府により庶民文化と商業の中心として発展を遂げた浅草は、当時の東京を支えていた下町の中心だったんだ。
武士の給料は当時お米で支払われていたんだけど、市民の食用米を含めて浅草には大量のお米が蔵に保管されていたそう。
また、そのお金を現金にかえる「札差」と呼ばれる商人もたくさんいたんだよ。
お米とお金が集まる浅草には人々がたくさん集まり、経済が発展。
それに伴って、水茶屋や見世物小屋などの娯楽施設が誕生し、宗教的な聖地という場所だけではなく、江戸有数の盛り場へと発展していったの。
明治維新後には公園として使われるようになり、現在は仲見世や飲食店が並ぶ観光地に発展したんだ。
【何度も被害を受けた浅草寺】
1400年もの長い歴史がある浅草寺では、1041年の大震災1079年の火災などによって大きな被害を受けたの。
その都度修復されてきたものの、1642年に門前町家からの失火によって、再び焼失。
その7年後に再建された浅草寺本堂は関東大震災の被害も免れて、約300年間は無傷を保っていたんだ。
しかし1945年の東京大空襲によって、本堂を含む境内一帯は莫大な被害を受けてしまうの。
その後1951年から再建事業が始まり、現在の姿となったよ。
【浅草寺の御利益とは?】
浅草寺の御利益は「所願成就」だよ。
縁結びや商売繁盛、学業成就など特定なご利益にあやかれるのではなく、心に願うあらゆることを叶えてくれるの。
参拝時には「南無観世音菩薩」と唱えて祈願するとよいと言われているよ。
【浅草のシンボル「雷門」の秘密を徹底解説!】
浅草に行くと一番に目につくのが、浅草寺の「雷門」だよね。
この雷門は浅草の象徴であり、浅草寺の総門になるよ。
正式名称は「風雷神門」と呼ぶの。
今回はこの雷門の秘密に迫ってみよう!
<雷門の大きさはどれくらい?>
雷門の大きさは、横11.4m、縦11.7m。
その中心にある赤提灯は、高さ3.9m、幅3.3、重さは700kgもあるそう。
近くに行けば、その大きさに圧倒されること間違いなし!
雷門の赤提灯は基本的にはいつでも吊るされているんだけど、5月に浅草神社で行われる三社祭の際には、神輿が通るためこの赤提灯が畳まれるんだ。
赤提灯がない雷門を見たい!という方は、ぜひそのタイミングで訪れてみよう。
<雷門の赤提灯が作られた理由とは?>
雷門が作られたのは942年で、大提灯が設置されたのは1960年のこと。
この赤い大提灯はパナソニックの創業者・松下幸之助氏によって寄与されたものなんだ。
松下幸之助氏が浅草寺で病気平癒の祈願をしたところ、体調が回復したことから、感謝の気持ちを込めて赤い大提灯を寄与したんだって!
<雷門の「風神・雷神像」>
雷門には風神雷神の像が設置されているよ。
赤い大提灯の両脇に設置されていて、門の右側が「風神」、門の左側が「雷神」の像になるんだ。
風神は風を司る神で、雷神は雷を司る神として広く信仰されているの。
風神雷神は浅草寺を風、雷、水害、火災から守るための神で、時代と共に人々の五穀豊穣への願い、風水被害・火災への恐れも結びついて、信仰に繋がっていったと言われているよ。
<赤い大提灯の底はどうなっているの?>
雷門の赤い大提灯の底には、実は見事な彫刻が隠されているの。
底には龍の彫刻が施されているよ。
隅田川で仏像が網にかかった時に、龍神が金鱗を輝かせて現れたことから、浅草寺を見守る神様として信仰されてきたんだ。
浅草は木造建築が密集しており、火災に弱い町だったの。
そのため雨を降らせて火災から人々を守ってくれる龍は「龍神」として崇められてきたんだ。
赤い大提灯の底にある「龍の彫刻」は、パワースポットとして人気があるから、門を通る際にはぜひ上を見上げみよう。
<雷門の反対側にある「天龍像」「金龍像」>
雷門から見て左側が「天龍像」、右側が「金龍像」だよ。
金龍が女性で、天龍が男性の姿をしているんだ。
この天龍像、金龍像は水を司る龍神と呼ばれていて、長年仏教徒を海の災難から守ってきたんだ。
【雷門以外にも浅草寺には多くの大提灯があるって本当?】
浅草寺と言えば雷門の大提灯が有名だよね。
実は雷門の大提灯以外にも、浅草寺にはたくさんの大提灯があるんだよ。
・本堂の「志ん橋大提灯」
・宝蔵門の「小舟町大提灯」
・鳥居の東側「二天門大提灯」
などがあるんだ。
特に鳥居の東側にある「二天門大提灯」は、戦災を免れた提灯で重要文化財にも指定されているんだ。
ちなみに雷門の大提灯を合わせた4つの大提灯の中で最も大きいのは実は、本堂にある「志ん橋大提灯」だよ。
【浅草寺のおみくじは凶が多いって本当なの?】
浅草寺のおみくじは凶が出やすいという噂があるそう。
元々浅草寺のおみくじは、平安時代に日本のおみくじのルーツとされる比叡山延歴寺のお坊様・良源の「元三大師百籤」が関係しているんだ。
「吉」や「凶」の割合が決まっていて、おみくじ100本中、大吉16本、吉35本、大吉・吉以外の吉19本、凶が30本となっているよ。
凶が出る割合は、100本中30本と確率30%になっているそう。
全てのお寺で凶の確率を同じにしているわけではなく、お寺によっては凶の割合を少なくしているところもあるそう。
そのため、浅草寺のおみくじは凶の割合が多い…と感じる人もいるんだって。
もしもおみくじで「凶」が出たら、おみくじの紙は鉄の棒に結ぼう!
これは「紙を結ぶ」行為が、神社仏閣との「ご縁つなぎ」の意味になるからなんだ。
凶が出ても、占い内容をポジティブに受け止めて、自分の指針にすることで運を切り拓くことができるよ。
【浅草寺の風物詩!煙を被る「常香炉」の謎に迫る!】
浅草寺で煙を被る人々を見たことがある人は多いはず。
あれは「常香炉(じょうこうろ)」と呼ばれるものなんだ。
煙は「常香炉」という大きな陶器から発生したもので、この香炉に供えられた線香から巨大な煙が立ち上がるよ。
ちなみに線香は香炉の横に設置された販売所で買うことができるんだ。
線香の束には仏教の象徴である「卍」の印が入っているよ。
香炉は戦国時代末期に中国から伝わったもので、参拝者の体を清めるために利用する仏具の1つなの。
長い時を経るうちに、香炉の煙を体の悪いところにかけると治りがよくなるという、言い伝えが広まっていったんだ。
その経緯から、現在では参拝客が香炉の周りに集まるようになったよ。
頭に煙をかけると「頭をよくする、賢くなる」という言い伝えがあるから、頭に煙をたくさんかける参拝客が大勢いるんだ。
【浅草寺の住所とアクセス】
住所
東京都台東区浅草2丁目3−1
アクセス
鉄道
東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分など
公式サイトより引用