東京最古のお寺と言えば浅草寺!意外と知らない浅草寺の秘密を徹底解説
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2022年12月28日
浅草寺と言えば雷門が有名だけど、それ以外にも見どころがたくさんあるの。
今回は、浅草寺に行ったら絶対に見ておきたいおすすめスポットをまとめてみるね!
目次
【浅草寺の見どころはたくさん!!ここは絶対押さえておきたいおすすめスポットとは?】
浅草寺といえば、雷門が有名だけど、それ以外にもたくさんの見どころがあるんだ。
今回は浅草寺を訪れたら絶対に見ておきたいおすすめスポットをまとめてみるね。
<宝蔵門>
宝蔵門は浅草寺の第二の門。
浅草仲見世通りから浅草寺の本堂へ入る前に鎮座しているよ。
門の左側には口を開けた「啊形像」、右側には口を結んだ「吽形像」が安置されていて、創建当初は「仁王門」と呼ばれていたそう。
仁王像は4mを超えており、どちらも木曾檜造で、重さはなんと約1,000kgもあるんだ。
仁王門は東京大空襲により焼失後、鉄筋コンクリートを用いて再建。
伝来の経典や寺宝を収蔵したことで「仁王門」から「宝蔵門」へと改名されたんだ。
江戸時代には一般市民のために楼上が開放されていたんだけど、現在はされていないよ。
宝蔵門の裏側にかかっている大きなわらじも見どころの1つ。
この大きなわらじは仁王様の力を表していて、驚いた悪魔が去ると言われているの。
<お水舎>
本堂にお参りする前には、本堂右側にあるお水舎で身を清めよう。
中央の龍の口から受けた1杯の水で、全ての作法を行うんだよ。
お水舎の中央で威圧感を放つ像は注目ポイント。
水を司る龍神像(沙竭羅龍王像)、天井に描かれた墨絵の龍はとても迫力あるんだ。
<本堂>
宝蔵門をくぐると見えてくるのが浅草寺の御本尊をお祀りしている本堂だよ。
浅草寺本堂に祀られている御本尊「聖観世音菩薩像」は住職すら見ることができない「秘仏」なんだ。
この聖観世音菩薩像は、本堂内陣の御宮殿に奉安されていて、「観音堂」とも呼ばれているよ。
元々の本堂は1649年創建され、最も長く御本尊を守っていたお堂だったんだ。
1907年に国宝に指定されていたんだけど、1945年に起こった東京大空襲によって焼失してしまったの。
現在ある本堂は、その後再建されたもので、宝蔵門と同じように鉄筋コンクリートで作られているよ。
チタン製の瓦屋根の形は独特でとても美しいんだ。
本堂の中に入ると、天井中央に描かれた「龍之図」と、左右にある「天人之図」の天井絵を見ることができるの。
約19畳の天井絵と本堂では撮影は禁止になっているから注意しよう。
また本堂外陣の右端から、御本尊を祀る内陣には靴を脱いであがることができるんだ。
誰でも入れるから、参拝時にはぜひ内陣に上がってお参りしてみよう。
本堂正面には直径4.5mの大提灯がかかっているよ。
この大提灯は雷門よりも大きな提灯で、近くで見るととっても迫力があるんだ。
<鳩ポッポの歌碑>
浅草寺本堂手前の左手には「鳩ポッポの歌碑」があるよ。
作詩家・東くめ氏が、浅草寺の境内で鳩を戯れている子供たちを見て、この歌詞を書いたと言われているの。
<五重塔>
宝蔵門を背にして左手に見えるのが、五重塔。
浅草寺の境内で最も高い建造物になるよ。
朱色の五重塔は地上約53.32mで、1973年に創建されたんだ。
塔内は信者の位牌や観世音菩薩が置かれている「霊牌殿」やお釈迦様の遺骨が納められている「聖仏舎利」、「寺務所」などがあるよ。
スリランカのイスルムニヤ寺院から奉戴した仏舎利(お釈迦様の遺骨)が納められているの。
塔内は一般公開されていないため、内部を見ることはできないんだ。
夜になるとライトアップされて、とても綺麗だよ。
<なでぼとけ>
穴場スポットとして知られているのが「なでぼとけ」だよ。
仲見世通りを抜けて宝蔵門をくぐらずに、その手前の左手億にひっそりと立っている浅草不動尊が「なでぼとけ」なんだ。
「なでぼとけ」は、自分の体の悪いところと同じ場所を撫でると良くなると言われているの。
<六角堂>
六角堂は浅草寺最古の建造物なの。
その歴史は室町時代まで遡り、400年以上の歴史があるんだ。
六角形の不思議な形をした建造物で、日本古くから受け継がれてきた歴史や文化を感じられるよ。
六角堂の下には、11段の石積みをした深さ1.5mほどの井戸状の穴が掘られているの。
<銭塚地蔵堂>
淡島堂の奥にあるのが銭塚地蔵堂。
この銭塚地蔵堂は、兵庫県西宮市山口町に残る銭塚地蔵尊の分霊を勧請したお堂なの。
堂内に安置されている六地蔵尊はとても穏やかな表情をしているんだ。
商売繁盛の御利益を求めて祈願する人が多いよ。
銭塚地蔵堂の敷地内には「カンカン地蔵」と呼ばれるお地蔵様がいるの。
元々は大日如来像として伝わった像なんだけど、現在は「カンカン地蔵」と呼ばれているんだ。
顔などの原型はとどめていないけれど、確かなパワーを感じられるスポットなの。
「カンカン地蔵」をお参りする時には、塩を奉納して石像の前にある黒い石で像を打ちながら祈願しよう。
財福の御利益があると言われているよ。
黒い石で打つと「カンカン」と金属音が鳴るため「カンカン地蔵」と呼ばれるようになったんだ。
<二天門>
広場から本堂に向かって歩くと、東側にあるのが二天門。
二天門は仏教の4人の守護神のうち「持国天」と「増長天」の2人を祀る門で、国の重要文化財に指定されているの。
慶安2年(1649年)創建の朱塗りの門なんだ。
<弁天堂>
弁天堂には、弁財天が祀られているよ。
弁財天は七福神の中で唯一の女神で、神奈川県藤沢市「江ノ島弁天」、千葉県柏市「布施弁天」に並ぶ関東の三弁天として知られているの。
毎朝6時に鳴る鐘や、除夜の鐘は、弁天堂前にある鐘楼から鳴らされているよ。
<鎮護堂>
鎮護堂は狸の伝説が残るお堂。
江戸から明治時代にかけて、この周辺には多くの狸が生息していたそう。
浅草寺では狸たちの乱行に困っていたところ、当時の住職である唯我韶舜の夢枕に狸が現れたんだ。
狸から「われわれのために祠を建てて保護してくれれば、伝法院を火災から守り、永く繁栄させましょう」というお告げがあって、明治16年(1883年)に創建されたのが、鎮護堂なの。
お狸様の像は鎮護堂の裏手に鎮座しているよ。
近くにまでは入れないようになっているので、柵の外側から参拝しよう。
<影向堂>
本堂の西側階段をおりたところにあるのが、影向堂だよ。
ここでは御朱印をもらうことができるの。
影向堂では、観音様と七福神の1人「大黒天様」、2種類の御朱印が用意されているよ。
<薬師堂>
影向堂の奥にある薬師堂は、約345年前に創設されたお堂。
浅草寺の中でも最古の建築物で、薬師如来、十二神将(薬師の十二の分身)、十王(死後の世界で死者をさばく)の3人を祀っているよ。
<淡島堂>
薬師堂の奥へ進むとあるのが淡島堂。
淡島堂は本尊の阿弥陀如来像、淡島明神像を祀るお堂。
女人守護のお堂で「淡島明神」と呼ばれているよ。
淡島堂の堂前には、変わった石灯篭があるの。
この石灯篭の下部はくぐり抜けられるようになっていて「胎内くぐりの灯篭」として江戸時代から有名なんだ。
「胎内くぐりの灯篭」では、子供が通ると、虫封じや疱瘡除けの御利益があるの。
毎年2月8日には針供養と呼ばれる儀式があるの。
使用済みの折れた針を豆腐やコンニャクなどに刺して供養するよ。
<神木>
二天門から向かって右側にあり、交番前に大きくそびえ立つのが「いちょうの木」
このいちょうの木は神木と呼ばれていて、樹齢は800年。
源頼朝が浅草寺を参拝した際に、挿した枝から育った木なんだ。
戦災にも耐え抜いた神木は、生命と自然の底知れないパワーを感じることができるよ。
<伝法院・日本庭園>
伝法院は浅草寺の本坊。
美しい庭園が広がっていて、古墳時代の石棺や「天祐庵」と呼ばれる茶室もあるよ。
現在は一般公開していないものの、特別公開する時もあるそう。
浅草仲見世通りの賑やかな雰囲気とは違って、静寂な空間となっているよ。
【浅草寺の年間イベント】
浅草寺周辺では年間を通して様々な行事が開催されているよ。
ここでは有名なイベントを紹介するね。
<ライトアップ>
浅草寺のライトアップは2003年からスタート。
江戸幕府ができてから400年を記念して始まり、現在でも毎日開催されているよ。
<三社祭(5月)>
浅草寺のすぐ近くにある浅草神社は、浅草寺の建立に貢献した3人を祀っている神社なの。
そのため、浅草寺と同じように長い歴史がある神社なんだ。
浅草神社で5月に行われるのが三社祭だよ。
三社祭は毎年5月の第4金・土・日に行われ、全国から150万人が訪れるよ。
浅草寺・浅草神社建立に貢献した3人を祀る大神輿など、多数の神輿が神社を中心に浅草の街へ担がれるんだ。
<ほおずき市(7月)>
7月10日に行われるほおずき市では、境内に出店が立ち並び、色鮮やかなほおずきが売られるよ。
さらに風鈴や雷除けのお札なども売られるんだ。
ほおずき市が行われる7月10日は、浅草寺で年12回ある「功徳日」で最大のものだそう。
功徳日とは、その日に参拝すると何日分もの功徳を受けられるという日なんだ。
7月10日は功徳日の中でも最大のもので、46000日分もの功徳を受けられると言われているよ。
<金龍の舞(9月)>
秋分の日に行われる金龍の舞は、浅草寺舞の1つ。
<納めの観音ご縁日(12月)>
浅草寺では毎月18日に観世音菩薩の縁日が開かれているの。
12月は年内最後とあって、「納めの観音ご縁日」が開催されるよ。
この日は、年末年始に向けた品々が出店で販売されるため、境内は人であふれるの。
この時期の縁日では羽子板が良く売られるため、別名「羽子板市」とも言われているんだ。
羽子板は羽が悪い虫を食べてくれるトンボに似ていることから、縁起物として扱われているよ。
【浅草寺に来たら欠かせない仲見世通り】
浅草寺に来たら仲見世通りを楽しむ人は多いよね。
仲見世通りにはたくさんのお土産さんや飲食店屋さんが軒を連ねているよ。
ここでは仲見世通りについてまとめてみよう。
<仲見世とは?>
仲見世とは浅草寺の表参道のことで、雷門から宝蔵門までの約250mにわたって、参道の両側に店舗が並んでいるよ。
浅草寺のグルメやお土産など見どころがたくさんで、いつでもたくさんの参拝客でにぎわっている人気スポットなの。
「仲見世」という名前は浅草広小路(雷門通り)あたりに並ぶ店と、浅草寺観音堂前に並ぶ店との中間、つまり「中店」という意味から「仲見世」と呼ばれるようになったと伝わっているよ。
<仲見世の歴史とは?>
仲見世通りは、日本最後の商店街として知られていて、江戸時代の1688年頃に誕生。
江戸時代の仲見世も、現在のようにお菓子、玩具、お土産が販売されていたそう。
それが徐々に店舗数が増えていき、現在では約90店舗が営業中なんだ。
石畳の道に日本らしい装飾がされた仲見世は、日本文化が感じられるスポットとして、外国観光客から人気が高いの。
【浅草寺の住所とアクセス】
住所
東京都台東区浅草2丁目3−1
アクセス
鉄道
東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分など
公式サイトより引用