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強運厄除けのパワースポット「小網神社」は東京銭洗い弁天としても有名!

小網神社 from google

 

神社に参拝する理由は人それぞれだけど、強運を手に入れたい!という人は多いはず。

今回は強運厄除け・縁結び・財運向上のご利益のある「小網神社」を紹介するね。

 

神主レモン
神主レモン
強運!!ほしいですね〜♪

 

【小網神社は強運・厄除けのパワースポット】

 

人形町駅すぐ近くにある小網神社は強運・厄除けのパワースポットとして知られているの。

社伝によると、およそ1000年前に天台宗の僧・恵心僧都が、観世音と弁財天を安置するために「萬福庵」を開いたことに始まるよ。

強運・厄除けのパワースポットと言われるようになった由緒は文正元年(西暦1466年)頃に、庵の周りで疫病が流行ったことが関係しているんだ。

疫病が蔓延し、庵の周りの人々はとても苦しめられたの。
そんなある日、漁をしていた翁の網に稲穂が掛かったため、翁は稲穂を持って庵を訪れ、庵の主と共に数日間過ごしたそう。

 

夜になると庵主の夢枕に恵心僧都が立ち、「網師の翁を稲荷大神と崇めれば、村の悪疫は消滅する」と告げたんだ。
朝になると網師翁の姿は消えていたの。

しかし庵主は恵心僧都の言葉を信じ、村人たちに告げて翁を「小網稲荷大明神」として神社を建立したんだ。
日夜祈願を続けていると、いつの間にか村の疫病は鎮まったの。
この出来事から小網神社は強運・厄除けの神社と言われるようになったんだ。

 

神主レモン
神主レモン
庵主さま、様様でございます〜

 

【小網神社は戦火や震災を逃れた神社】

 

小網神社が強運厄除けの神様と言われる所以には、幾度となく戦火や震災を免れてきたことも関係しているよ。

第二次世界大戦時には、小網神社の御守を受けた兵士が全生還し、東京大空襲時には戦火を免れたそう。

また関東大震災では社殿は倒壊したものの、神主が御神体を抱えて近くの新大橋に避難したことで、新大橋自体も落ちずに大勢の人が助かったんだ。
このように数々の困難を免れてきた小網神社は「強運厄除けの神様」と言われるようになったの。

 

巫女レモン
巫女レモン
すごい御利益ですね!

 

【東京銭洗い弁天としても親しまれている】

 

小網神社と言えば「強運厄除けの神様」として知られているんだけど、実は財運や金運にもご利益があるんだ。
社殿の左前には市杵島比賣神の像と銭洗いの井があるよ。
市杵島比賣神は船に弁天様の姿から「萬福舟乗弁財天」とも呼ばれているんだ。

 

銭洗いの井で、金銭を清めて財布に収めておくと、財運を授かれると言われているの。
近年では「東京銭洗い弁天」としても親しまれていて、金運アップを求めて参拝する方も多いんだよ。

 

銭洗いの井では、通常は銭洗い用のザルが置かれていて、ザルに硬貨や紙幣を入れて清めるんだ。
けれど現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のためにザルは撤去されている状況だよ。

参拝した時には、直接手で硬貨や紙幣を持って清めるようにしよう。
毎年10月28日には萬福舟乗弁財天大祭が行われていて、境内では福くじが授与されるなど多くの参拝客でにぎわうよ。

 

巫女レモン
巫女レモン
金運も強運の一つですからね〜!!

 

【小網神社のまゆ玉みくじ】

 

小網神社では、強運厄除け、財運向上、健康長寿、人徳など様々なご利益があやかれるため、おみくじやお守りの種類もたくさんあるんだ。
その中でもとりわけ人気があるのが「まゆ玉みくじ」(初穂料300円)だよ。

絹糸の原料になる本物の繭玉の中におみくじ奉入されているんだ。

繭は繋がった1本の糸でできているので、「小網神社の神様とのご縁が1本の糸のように細く長く結ばれますように」という願いが込められているそう。

 

巫女レモン
巫女レモン
本物の繭の中におみくじが入っているって凄いですよね〜♪

 

小網神社 from google

 

 

【小網神社の見どころを解説!】

 

小網神社の境内は決して大きくはないけれど、見どころはたくさんあるよ。
ここでは、参拝したらぜひともチェックしておきたいおすすめスポットをご紹介するね。

 

<福禄寿像>

鳥居を潜ってすぐ左側にあるのが福禄寿像だよ。
この福禄寿像は、健康長寿のご利益と、福徳・人徳・財徳など様々な「徳」を授ける神様として知られているの。

日本橋界隈にある笠間稲荷神社、水天宮、末廣神社、椙森神社、松島神社、茶ノ木神社と共に日本橋七福神の一つにも数えられているんだ。
福禄寿像の頭を撫でると、ご利益があると言われているよ。

 

<拝殿>

社殿や神楽殿は第二次世界大戦の空襲による被害を免れていて、日本橋地区に現存する唯一の戦前の木造神社建築なんだ(中央区民文化財に登録)

鎮座550年を迎えた平成28年(2016年)には本殿・拝殿・神楽殿・幣殿などの屋根銅板の葺替工事が完了。
壮麗な社殿や神楽殿を継承するために、従来の木材は全て残しながら、屋根の銅板のみを葺き替えたんだ。
また拝殿には鳳凰、唐獅子、獏などの木の彫刻が施されているからチェックしてみよう。

 

<昇り龍と降り龍>

拝殿からせり出した向拝の左右には、「昇り龍」と「降り龍」と呼ばれる2つの龍の彫刻が施されているんだ。
これは天に昇る姿と、天から降りる姿が二体一対となって彫刻されているもの。

昇り龍は、参拝者の祈願を受けて神様に伝えて、降り龍は神様からの神徳を参拝者に授ける役目があると伝えられているんだ。
この昇り龍と降り龍は、小網神社の御利益にちなんで強運厄除の御神体として崇められているよ。

 

<「養老の滝」の彫刻>

社殿向かって右側にある「養老の滝」の彫刻。
「養老の滝」とは、8世紀頃の元正天皇の時代から美濃国に伝わる説話のことなんだ。

伝承によると美濃国のある村に、貧しい親子が暮らしていたの。
ある日、息子が山で石につまずくと、その石の間から滝が現れたそう。
その滝からは酒が流れ落ちていて、酒好きだった年老いた父親をとても喜ばせたんだ。

 

親への孝行の想いが滝の水を酒に変えたという話を聞いた天皇は、親思いの息子を美濃守に任命。
年号を「養老」と改めたの。
この彫刻には、瀧から流れる酒を汲む息子の姿が彫られているよ。

 

小網神社 from google

 

 

【日本橋七福神めぐりも楽しもう】

 

小網神社の境内にある福禄寿像は日本橋七福神の一つにも数えられているの。

七福神とは福をもたらす七柱の神様のことで、日本橋界隈では

・小網神社「福禄寿」
・笠間稲荷神社「寿老神」
・宝生弁財天 水天宮境内「弁財天」
・末廣神社「毘沙門天」
・椙森神社「恵比寿神」
・松島神社「大国神」
・茶ノ木神社「布袋尊」

も7つの神様を参拝する「日本橋七福神巡り」が人気を集めているの。

 

七福神信仰が始まったのは500年前の室町時代頃。
七福神を参拝することで7つの災難が除かれ、7つの幸福を授かると言われているよ。

 

日本橋七福神巡りでは、七柱全てが神社で構成されていて、7つの神社は人形町を中心に半径200m以内ととても近いの。
全国的にも最も短時間で巡拝できる七福神巡りとして知られているよ。

スタート地点の決まりはないので、好きなところから参拝してみよう。

次に七福神についてまとめてみるね。

 

・小網神社「福禄寿」

「福禄寿」は幸福・財宝・長寿にご利益があるとされる神様。

 

・笠間稲荷神社「寿老神」

人々の運命を開拓する守護神「寿老神」は長寿の神。
笠間稲荷神社は、江戸時代末期の安政6年 (1859年)、笠間藩藩主・牧野真直公が日本三大稲荷の1つである茨城県「笠間稲荷神社」からの御分霊を奉斎したのが始まりなんだ。
日本橋魚河岸の守り神、五穀・水産・殖産興業の守護神として広く信仰を集めているよ。

 

・宝生弁財天 水天宮境内「弁財天」

「弁財天」は芸事や学業・金運のご利益で名高い神様。
久留米藩藩主・有馬頼徳公が、宝生流能楽の技を加賀藩藩主・前田斉広公と競った際に、弁財天に願をかけたところ見事勝利を収めたの。
それ以来、この地では宝生弁財天として敬われているそう。

 

・末廣神社「毘沙門天」

「毘沙門天」は勝運向上のご利益がある神様。
慶長元年(1596年)以前から稲荷祠として鎮座していて、勝運向上、疫病鎮め、厄除け、財運向上、福徳繁栄など様々な御神徳をあやかれるよ。

 

・椙森神社「恵比寿神」

漁業や商いの神として知られている「恵比寿大神」を奉斎する椙森神社の境内には江戸時代の富興行(富くじ)を祈念した富塚があるの。
宝くじの当選祈願をする参拝者がとても多いよ。

 

・松島神社「大国神」

出雲に大国をつくった国づくりの神である「大国神」を祀る松島神社は、鎌倉時代の1321年以前に創建された歴史ある神社。
この一帯は昔、入江にあった島で、松が生い茂っていたことから「松島稲荷大明神」と呼ばれ信仰を集めたそう。
松島神社には大国主神の他に、神格の高い神様14柱がお祀りされているよ。

 

・茶ノ木神社「布袋尊」

防災・生産の神様「布袋尊」を祀る茶ノ木神社は「お茶ノ木様」と呼ばれ地域の人々に親しまれているよ。
徳川幕府の時代、この土地は大老堀田家の上屋敷で、神社の周囲にはお茶の木がぐるりと植込まれていたそう。

 

巫女レモン
巫女レモン
小網神社でのご参拝で強運を願い、そして一緒に七福神社巡りで全部叶ってしまうかもしれませんね!!
巫女レモン
巫女レモン
宝くじを買う前に通っても良さそうですね〜!

 

【小網神社の住所とアクセス】

 

 

住所

東京都中央区日本橋小網町16−23

 

アクセス

  • 東京メトロ日比谷線「人形町」駅A2出口より徒歩5分

  • 都営地下鉄都営浅草線「人形町」駅A5出口より徒歩7分

  • 東京メトロ東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅8出口より徒歩10分

  • 東京メトロ東京メトロ東西線「茅場町」駅10出口より徒歩15分

など

公式サイトより引用