伝説の陰陽師・安倍晴明を祀る晴明神社は羽生結弦選手ゆかりの神社でもあるって本当?
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2022年8月8日
京都にある晴明神社は、陰陽師・安倍晴明をお祀りしている神社なんだ。
陰陽師の力を感じられる晴明神社は、強力なパワースポットとして人気だよ。
今回は晴明神社を参拝した際に、絶対に見ておきたいおすすめスポットをまとめてみよう。
【晴明神社には見どころがいっぱい!おすすめスポットを徹底解説!】
晴明神社の境内はそれほど広くはないものの、見どころがたくさんあるよ。
パワースポットと呼ばれるところも多いから、おすすめをご紹介するね。
<全国的にも珍しい社紋が特徴の「一の鳥居」>
「一の鳥居」は晴明神社の玄関口と言える大きな鳥居のこと。
この鳥居の額には、通常であれば神社名やお祀りしている神様の名前が書かれているんだ。
けれど晴明神社では社紋である「晴明桔梗」が掲げられているの。
社紋を掲げる神社というのは全国的にも珍しいそう。
金色に輝く晴明桔梗は「五芒星」とも呼ばれていて、晴明神社を象徴するものなんだ。
この「五芒星」は御祭神である安倍晴明が創った陰陽道に用いられる祈祷呪符の1つだよ。
暗くなると一の鳥居の先の参道には、提灯の明かりが灯って、いつも以上に神秘的な雰囲気を感じられるの。
<一条戻橋を再現した「旧・一条戻橋」>
一の鳥居をくぐった先にある小さな橋は「旧・一条戻橋」というよ。
この「旧・一条戻橋」は、安倍晴明と所縁のある一条戻橋を境内に再現したものなんだ。
大正11年から平成7年まで実際に使用されていた欄干の柱を用いて境内に復元したそう。
ちなみに現在の一条戻橋は平成7年に再建されており、晴明神社から南に100mの堀川に架けられているよ。
戻橋の「戻る」という意味を嫌い、葬式や嫁入り前の行列はこの橋を通らないのが通例となっているんだ。
この一条戻橋は源頼光の四天王の一人・渡辺綱が、鬼女の腕を切り落とした「鬼女伝説」の地としても知られる場所なんだ。
また安倍晴明はこの一条戻橋で、呪法を用いて父親を蘇生させたり、式神を橋の下に配置したりしたそう。
<旧・一条戻橋の傍らにある「式神」>
旧・一条戻橋の傍らには、愛嬌のある式神様がいるよ。
この「式神」とは、安倍晴明ら陰陽師に仕えていたとされる精霊のこと。
人の目には見えなかったと言われていて、愛嬌のあるお姿をしているの。
<二の鳥居>
一の鳥居をくぐった先にある、二の鳥居は神社名が額に記されているよ。
二の鳥居周辺は、大通りに面している一の鳥居と比べて人通りも少なく、神社の神聖な雰囲気を感じられるんだ。
ちなみに二ノ鳥居の横に吊るされている提灯には、晴明桔梗が記されているの。
<拝殿・本殿>
晴明神社の一番奥にあるのが、安倍晴明と五穀や食物を司る神様を祀っている本殿だよ。
現在の本殿は1905年(明治38年)に再建されたもの。
至るところに神社を象徴する「晴明桔梗」があしらわれているんだ。
ただ本殿は拝殿の後ろにあるため、屋根しか見ることができないよ。
<齋(いつき)稲荷社>
本殿のすぐそばにあるのが、齋(いつき)稲荷社と呼ばれる末社だよ。
お稲荷様の他、2柱の神様が祀られていて、安倍晴明との関わりも深いんだ。
実は安倍晴明は稲荷様の生まれ変わりという説や、安倍晴明の母である葛の葉が稲荷の使い、キツネの生まれ変わりという説もあるよ。
齋(いつき)稲荷社の「齋(いつき)」とは、京都にある両加茂神社に奉仕した皇女が籠った齋院に、この稲荷がかつてあったことが由来しているそう。
<樹齢300年を超える御神木>
齋(いつき)稲荷社の目の前にそびえ立っている大きな楠が、晴明神社の御神木だよ。
この御神木は樹齢300年を超えており、虫除けなどに使われる樟脳の原料だったんだ。
「質感が独特なのでぜひ触ってみて下さい」という案内板が立ててあるから、ぜひ触ってみよう。
御神木を触るとパワーがもらえそうだよね。
<なでると厄払いができる「厄除け桃」>
晴明神社・本殿のすぐ横にあるのがパワースポットとして人気の高い「厄除け桃」だよ。
「厄除け桃」は金色に輝く大きな桃の像で、撫でる自分に付いた厄や、やましい気持ちを取り去れるご利益があるそう。
たくさんの参拝客に撫でられているから、厄除け桃はツルツルに輝いているよ。
桃は古くから中国や陰陽道で「厄除けの果物」と言われてきたの。
実際「古事記」や「日本書紀」などの書物にも、桃が魔物を追い払う様子が描かれているよ。
桃太郎も桃が厄除けの果物であったから生まれたという説もあるんだ。
<湧き出た水を飲むことができる「晴明井」>
二の鳥居をくぐってすぐ右手にあるのが「晴明井」だよ。
茶人・千利休が、お茶を入れる際にこの晴明井の水を使用したことでも知られているんだ。
実は、晴明神社の境内は千利休の屋敷跡でもあるの。
この晴明井は、安倍晴明が念力を使って湧き出させたという逸話が残っているの。
晴明井の水は飲むことができ、病気平癒のご利益があるそう。
500mlまでならお持ち帰りもOKだから、ペットボトルを持参する参拝客もたくさんいるんだよ。
流水口は、その年ごとの恵方を向いていて、毎年、立春の日に向きが変えられるそう。
また、この井戸を待ち受け画面にすることで病気平癒のご利益があるという噂から写真撮影をする参拝客が大勢いるよ。
<安倍晴明の銅像>
本殿のすぐ側に置かれているのが、御祭神・安倍晴明をモチーフにした銅像。
衣の下で印を結び、夜空を見上げて天体観測している様子を表しているそう。
晴明神社に保管されている安倍晴明の肖像画を元に作成されたんだ。
この安倍晴明の銅像に直接触れるとパワーが授かれると言われていて、多くの参拝客が撫でているの。
手は衣装の中にあって触ることができないため、足の裏を撫でる人が多いんだって。
<顕彰板>
本殿を正面に見て、左側の壁には「顕彰板」があるの。
安倍晴明には多くの逸話が残っているんだけど、代表的な10の逸話がこの「顕彰板」に書き記されているんだ。
<日月柱>
晴明神社の参道脇に建てられた大きな柱は「日月柱」と呼ばれているよ。
それぞれ上部に「月」と「日」が置かれた柱で、安倍晴明が用いたことでも知られる陰陽を表しているそう。
南に「日」、北に「月」を配しているよ。
<四神門(しじんもん)>
日月柱の先にあるのが、「四神門」だよ。
その当時、四神門は人が訪れると門が開き、去ると閉じていたそう。
現在も自動で開閉するようになっているよ。
四神門の脇にある柱には、京都の四方向を守護する四神が掲げられているからそちらもチェックしてみよう。
<千利休屋敷跡を記した石碑>
江戸時代の茶書によると、晴明神社の境内にある「葭屋町通元誓願寺下ル町」に千利休の屋敷があったとされているの。
そこで千利休の遺徳を称えて、茶道・武者小路千家家元が石碑を奉納したんだ。
正面には千宗守家元筆の「千利休居士聚楽屋敷 趾」の文字が刻まれているよ。
【晴明神社の住所とアクセス】
住所
京都府京都市上京区晴明町 806堀川通
アクセス
京都駅・阪急 烏丸駅、地下鉄 四条駅より
「一条戻橋・晴明神社前」下車 徒歩すぐ
公式サイトより引用