出雲大社は二礼四拍手一礼でお参りする!?正しい参拝方法をレクチャー♪
2021年8月8日縁結びの神様は出雲大社だけではない?出雲大社近くにある「八重垣神社」も縁結びの神様!
2021年8月19日出雲大社にはたくさんの見どころスポットがあるよ。
今回は、出雲大社に訪れたら必ず見ておきたいおすすめスポットをまとめてみよう。
【出雲大社に行ったらここは外せない!!おすすめスポットを徹底解説】
出雲大社に行ったらぜひとも訪れておきたいスポットをまとめてみよう。
<御本殿>
出雲大社に行ったら必ずお参りすることになる「御本殿」は、「天下無双の大廈(二つと同じものが無い壮大な神殿)」と称えられているんだ。
現在の御本殿は延享元年(1744年)に造営され3年半の歳月を要して完成したもので、昭和27年(1952年)に国宝に指定されたんだ。
御本殿の高さは24mにもおよび、「大社造」と呼ばれる日本最古の神社建築様式を今に伝えているよ。
その特徴は、切り妻・妻入りの構造で、平面には9本の柱が田の字型に配置された正方形の間取りをしているの。
正面と背面の中央には棟木まで伸びる宇豆柱が立ち、戸口を中央に作れないため、東の間に御扉、木階、階隠を設けているんだ。
その中心には直径1mを超える「心御柱」と呼ばれる太柱があって、その正面に向かって右側の側柱との間は板壁となって殿内が仕切られていて、この壁の奥に大国主大神が御鎮座されている御内殿(御神座)があるの。
つまり、御神座は御本殿と同じ南向きではなく、西向きになっているんだ。
西向きに鎮座している御神座のため、本殿正面だけではなく、西側にも神様を拝むための小さな祠が設けられているの。
お参りをするときには、正面と合わせて、西側の祠で御神体を正面に拝んでおこう!
また、屋根は檜皮葺で、屋根面の広い部分は長さ121㎝の皮を9㎜ずつずらして葺いているの。
重なる部分が多くなるので、檜皮葺の厚さはなんと20㎝にもなるそう。
また軒先の厚い部分においては、60~90㎝もの厚さになっているんだ。
御本殿は瑞垣で囲まれていて一回りして見ることができるよ。
正面から見るよりも、御本殿の後ろ側に回り込んで見た方が、その荘厳な姿を間近で見ることができるからおすすめ。
<拝殿>
現在の拝殿は昭和34年(1963年)5月にできたもの。
拝殿では、参拝者の御祈祷が行われる他、古伝新嘗祭等のお祭など、さまざまな奉納行事が行われる場所なんだ。
昭和28年5月に荒垣内にあった古い拝殿や鑽火殿(さんかでん)、庁舎は不慮の家事で焼失してしまったんだ。
6年後の昭和34年に総工費1億1千万円をかけて、戦後の本格的な木造建築として屈指の規模を誇る新拝殿が作られたの。
大社造と切妻造の折衷した様式となっていて、屋根は銅版を使い、木曾檜材の木造建築となっているよ。
建坪は485.10平方メ-トル(約147坪)、高さ12.9mの大きさを誇るんだ。
拝殿宇豆柱の礎石は、愛知県の岡崎石が13トン使われたそう。
<宝物殿(神祜殿)>
宝物殿は昭和56年(1981年)にでき、平成29年にリニューアルされており、出雲大社に伝わる貴重な宝物の数々を展示・公開しているんだ。
国宝「秋野鹿蒔絵手箱」をはじめとする伝世品を見ることができるよ。
また、2000~2001年にかけて行われた出雲大社境内から発掘された13世紀前半頃の巨大な柱「心御柱」も展示されているんだ。
この心御柱は、直径1.35mの杉の大木を3本に束ねて1本にした構造で、高さ48mあったと言われている古代の高層神殿の存在を裏付ける重要な発見となったの。
<神楽殿>
神楽殿は、本来は出雲大社宮司家の大広間として使用されていた場所で、明治時代に入ってからは出雲大社教の神殿としても使用されるようになったんだ。
現在では、御祈祷や結婚式など様々な祭事行事が行われているよ。
大広間は270畳の広さを誇り、神社建築には珍しい正面破風の装飾に、ステンドグラスが使われているの。
神楽殿でぜひとも注目しておきたいのが正面の「大注連縄」だよ。
この注連縄は長さ約13m、重さ5.2トンと日本最大級の大きさがあり、数年に一度新しい注連縄へと懸け替えられるんだ。
この注連縄のかけ方にも注目してほしい!
出雲大社の注連縄のかけ方は、一般的な神社と逆になっているという特徴があるの。
出雲大社では古くから、向かって左方を上位、右方を下位とする習わしがあるんだ。
そのため、注連縄のかけ方も一般的な神社とは逆向きになるんだよ。
さらに神楽殿前庭には高さ47mの国旗掲揚塔があり、掲げられる国旗は75畳の大きさ(縦8.7m×横13.6m)になるの。
<八足門(八脚門 / やつあしもん)>
重要文化財にも指定されている八足門は拝殿の北側、御本殿の正面の石段を上がるとあるよ。
一般の参拝では、正月三が日と特別なことがない限り、八足門から先へは行くことができないんだ。
つまりこの八足門が、御祭神に最も近づける門になるよ。
この八足門は、寛文7年(1667年)の造営の際に建立されたもので、門内部の鴨居部分上部の蟇股や欄間などには、流水を基調とした中に紅葉や桜、鳥など花鳥風月の彫刻が散りばめられているの。
また、柱には木目の美しいケヤキ材を用いているなど、境内の中でも特に豊かな装飾を持つ門なんだ。
門の前には平成12年に発掘された大木を束ねた巨大柱の位置や大きさが赤い丸で示されているよ。
3本束ねると直径3mにもなり、これが9か所あったと推定されているので、古代にどれだけ壮大な社殿があったのか想像が膨らむよね。
<楼門>
本殿の前、八足門との間にある高さ約7.3mの楼門は重要文化財に指定されており、組物を多用した豊かな装飾が特徴の建物だよ。
楼門とは下の部分に屋根のない二階づくりの門のことで、寛文7年(1667年)の造営遷宮で建てられたものを、延享の造営(1744年)の際に移築したものと考えられているんだ。
<ムスビの御神像・御慈愛の御神像>
参道を歩いていると境内入口手前の、右手に見えてくるのが出雲大社の主祭神・大国主大神の「ムスビの御神像」だよ。
「古事記」のお話で、大国主大神の前に海の向こうから「幸魂・奇魂」という魂が現れたシーンを表した像なんだ。
この幸魂・奇魂の「おかげ」を受け取ったことで、大国主大神は生き物が幸福になるための「縁」を結ぶ「縁結びの神様」となったと言われているの。
また左手には「御慈愛の御神像」があるんだ。
こちらの像は、大国主大神が皮をむかれて裸になって泣いているしろうさぎを助けた伝説「因幡のしろうさぎ」をモチーフとした像になるよ。
<銅鳥居>
出雲大社には4つの鳥居があるんだけど、銅鳥居は4つ目の鳥居となるよ。
神域の荒垣正門に立っている銅鳥居は、碧銅でできており、寛文6年(1666年)6月に毛利輝元の孫である綱広の寄進によるもの。
銅製の鳥居としては、わが国で最も古いものと言われており、重要文化財にも指定されているよ。
修理に伴って行われた足元の発掘調査では、地表に見える大きな石以外に大小たくさんの石で固められていることが明らかになったんだ。
<うさぎ像>
出雲大社と言えば「因幡のしろうさぎ」の伝説で有名だよね。
そのため、境内にはしろうさぎ神話にちなんだかわいいうさぎの石像がたくさんあるんだ。
しろうさぎは、大国主大神と八上姫の仲を取り持った「縁結びのシンボル」としても人気があるの。
境内のうさぎ像はどんどん増えていき、現在では50羽ほどのうさぎ像があるそう。
1つとして同じものはなくて、表情や動きが異なり、バラエティーに富んでいるんだ。
このうさぎの像は、元々出雲大社の奨学金制度を利用した方々からのお礼に贈られたことが始まりだそうで、うさぎには感謝の想いが込められているんだよ。
うさぎ像の中には、ふんどし姿のうさぎもあるからぜひ探してみよう。
<神馬神牛像>
手水舎を過ぎて、銅鳥居を通ると左手には「神馬神牛像」が見えてくるよ。
神馬は地元の人から「かねおまさん」と呼ばれているの。
この像は牛をなでると学業成就、馬をなでると子宝・安産のご利益があると言われているんだ。
牛と言えば天神様こと菅原道真が有名だけど、この菅原道真公の血脈をたどれば、出雲大社の宮司家とつながると言われていて、出雲大社にとって牛は特別な存在なの。
また馬は神様の乗り物とされていて、この像を作った制作者の妻が出産を控えていたにも関わらず、像が完成するまで出産を遅らせることができたことから、安産の御神徳があるとされているんだ。
<出雲大社の御神木>
出雲大社で最も有名な木と言えば、命主社のそばにある樹齢1000年ほどのムクの木だよ。
このムクの木は、とても迫力があって、一見の価値あり。
境内の外にあるので、参拝の最後にでも見ておきたいね。