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佐土原城

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佐土原城は宮崎県宮崎市にあるお城で、伊東四十八城の1つです。
江戸時代には佐土原藩の藩庁となり、国の史跡にも指定されています。

別名「田島城」「鶴松城」とも呼ばれている佐土原城は、14世紀半ばに伊東氏の一族である田島休助によって建てられました。
江戸時代に書かれたと思われる佐土原城を描いた屏風には二の丸とおぼしき場所に立派な鯱を持つ三重櫓が見られます。
発掘調査でも天守台跡の金箔瓦の破片が見つかっていることから、佐土原城には天守にあたる建物があったということが推測されています。

南九州地方には天守のある城はない、天守は本丸にあるというのが常識と思われていましたが、この発掘結果から佐土原城は日本最南端の天守台を持つ城であったことが分かりました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒880-0301 宮崎県宮崎市佐土原町上田島8032

 

佐土原城は山上に城跡が残っていますが、麓の二の丸跡には御殿が復元されています。
この御殿は、江戸時代の佐土原島津家の居城らしく、立派な門と書院、大広間があったと言われています。

復元された御殿「鶴松館」は土日祝日のみの開館になっているので、訪れる際には注意したいですね。
佐土原城の模型や佐土原人形の展示などもあります。
また鶴松館の近くには、佐土原城跡歴史資料館出土文化財管理センターや、高月院があります。
この高月院には佐土原島津累代の墓があるそうです。

佐土原城は発掘調査で金の鯱が見つかっており、腹びれ、うろこの部分から、金の鯱の大きさは高さ80㎝、幅50㎝はあったとされています。